第50回・元気100エッセイ教室=上手なエッセイは短編小説技法で書く
「50」には、物事に対する半分の節目というイメージがある。歴史では半世紀。数値の50%。志の道半ば、まだ半人前、諸々の使い方がなされる。一方で、ここまで来たか、そんな達成感もあるものだ。
エッセイ教室は50回となった。受講生は学びはじめてから、毎月1本は欠かさず、50編の作品を仕上げてきた。大変な道のりである。
創作作品は思いつきで何本も書けない。壁が幾度も出てくる。その都度、悩み苦しむ。一方で、自己陶酔で楽に書いた作品には距離感がないし、味気もない、と指摘を受ける。目線を下げて、苦しんで書きなさいと指導される。
「隠したいことを赤裸々に書きなさい」
エッセイや小説は他人に読ませるもの。こうなると、もはや開き直るしかない。ひたすら書き続けることだ。
「もう書くものがない」
そこで筆を折ったら、それで終わり。到底、50回に及ばなかっただろう。
ここに及んで、まだ道半ば、と言われると、文学・芸術の天井の高さを知ることになる。金字塔のエッセイが生まれるためには、あと50回は苦しまなければならない。
それを視野に入れて、元気100の教室のレクチャーでは、創作の重要ポイントの再確認した。