第14回『元気100エッセイ教室』作品紹介
9月の教室では、「文章のうまいエッセイ」よりも、「味のある作品」を書こう、と強調した。「文章のうまい作品」とは全体に、そつなく、まとまっている。誤字、脱字もなく、文脈の乱れがない。文章を書きなれている。これらは意見を述べる作文、論文、事実を伝える記事などでは評価は高い。
エッセイは「味のある作品」が求められる。全体の文章がごつごつしていても、多少の文脈の乱れがあっても、文体が未完成でも、『光るところ』が必要だ。
「人間って、そういうところがあるよな」と共感と共鳴を覚えたり、「そんなことがあったの」と驚きとショックを感じたりする作品だ。散文となるエッセイ、小説では光るところがあれば、高い評価が得られる。
今月の提出作品は、素材は日常的でも、テーマを絞り込んだ、求心力の強いものが多くなった。他方で、受講者の素材の豊富さにはいつもながら感心させられた。世間ではあまり知られていない材料にも出会えた。
作品紹介は原文を尊重しながら、「光るところ」、心にとどまるところを抽出してみた。
