要(かなめ)町の女将は祭りが大好き、粋な姿で神輿をかつぐ
秋祭りたけなわである。13(土)、14(日)は都内のあちらこちらで、神輿が町内を回っていた。昼間は子どもの神輿、夜は大人の神輿が通り相場だ。
「TOKYO美人と、東京100ストーリー」の『婚約者は刑事』で、中村裕子さん(豊島区)が猫の写真を提供してくれた。彼女は中華料理屋『博雅(はくが)』の女将さんだ。家族そろって祭り好きらしい。先月末には、14(日)の夕方からは店じまいで、地元『要町三丁目町会』の秋祭りで神輿を担ぐ、という情報を得ていた。
「一年のなかで、もっと楽しみにしている日ですよ」と、義妹の裕実さんが教えてくれた。根っからの祭り好きで、法被が似合うひとだともいう。
猫の写真提供のお返しで、14日(日)の午後5時から、写真撮影に出向いた。場所は有楽町線・千川駅付近である。中村裕子さんは粋な法被(はっぴ)で、ねじり鉢巻の出で立ちだった。長身だけに、確かによく似合う。夫と末っ子の息子(小学校5年生)と3人で、町内をまわる神輿を担いでいた。
親子3人で掛け声を上げて神輿を担ぐ姿は微笑ましい。ある意味で、うらやましいかぎりだ。撮影している方も、気持ちが高揚してくる。