大東京の空を飛翔する、鷹の訓練士が語る=葛飾
中川の護岸をジョギングちゅうに、手にとまらせた鷹に骨付きの餌を与えている男性がいた。
大自然とはほど遠い葛飾である。自然界の猛禽類などが棲める環境ではないと思っていただけに、めずらしいなと横目で見、振り返りながら、10メートルほど行き過ぎた。そして、私は戻ってきた。
「鷹匠ですか」と問うと、「それを職業としていないので、鷹の訓練士です」と答えられた。
東京・葛飾区にすむ中里貴久さん(45)である。大都会では、鷹を飼いならすのは大変そうだ。話を聞いて撮影もさせてもらった。
いまは何の訓練をされているのですか。「この子(鷹)を連れまわし、人慣らしの訓練中です」。 鷹がこの大都会の空に慣れる、人間に慣れる、その訓練だとわかりやすく補足してくれた。
私が話しかける。それだけでも、鷹は人間に慣れていく訓練になるという。
ふだんの練習場所は平和橋の下流だが、きょうは中川の上流に来てみたという。左岸は犬がノーリール(紐を結ばない)が多くて、練習場所には不向きだと判断し、いましがた右岸にきたと話す。
ジョギングの時にも思うが、紐をつけていない犬が多くて、実に迷惑だ。マナーがないというよりも、都条例違反だ。走っているとき、吠えられてとっさには止まれず、からだを傾けて横跳びしたこともある。危うく捻挫寸前の経験もある。
そんな人は犬を飼ってもらいたくない、と思いながら話を聞いていた。
