学友の集まり・酒場から追い出される
大学時代のゼミ仲間が月一度は集まる。ごく自然と恒例となった。
今回は、元大学教授が海外で遊び過ぎて、風邪でダウン。元銀行屋が休日なのに代行出勤で欠席。もともと生真面目だから、「身内が危篤」だと嘘をついて呑みにくるタイプではない。
五人中二人欠席だ。焼き芋屋が朝のうちに、「だめだな。きょうは止めよう」と中止が決定。ところが、元布団屋との電話連絡がつかない。ひとまず『中止』のメールを入れた。夕方五時半。念のために待ち合わせ場所に出向いた。
大学時代のゼミ仲間が月一度は集まる。ごく自然と恒例となった。
今回は、元大学教授が海外で遊び過ぎて、風邪でダウン。元銀行屋が休日なのに代行出勤で欠席。もともと生真面目だから、「身内が危篤」だと嘘をついて呑みにくるタイプではない。
五人中二人欠席だ。焼き芋屋が朝のうちに、「だめだな。きょうは止めよう」と中止が決定。ところが、元布団屋との電話連絡がつかない。ひとまず『中止』のメールを入れた。夕方五時半。念のために待ち合わせ場所に出向いた。
20日、品川区で、プロの演劇を志す17歳から26歳までの女性9人による、内覧会がおこなわれた。ある種の朗読劇。見学者は彼女たちを支える大小の企業家。見ごたえのある、心にひびく内容の演劇だった。
彼女たちは数多くの文献などから独自に取材し、みずからが台本を作っている。台本はすべてノンフィクションで、被害者たちの悲痛な叫びを丹念に抜粋し、一本の『被害者の叫び』というストーリーにつくりあげている。台本を入手したいと思ったほど、心打つ内容だった。
広島の原爆投下、チェルノブイリ原発事故、阪神大地震など過去の悲惨な状況を演じる。そして、活断層のうえに建設されている現代の原子力発電所に対する、住民の叫び。われわれが人間として、「何をしなければならないか」、と将来にむけた強い問題定義をしている。
つまり、過去、現在、将来へと一本の強いテーマで貫かれている。20歳前後の女性だから、描ける、強い視線を感じた。
観客席から、原発を持つ大手電力会社に迎合した批判が出た。彼女たちは大粒の涙を流し、号泣し、『女として、悲惨な状況を作りたくないんです』と、訴える。
9人の涙で訴える姿をみるほどに、これこそ本ものの演劇だ、芸術だと思った。
【関連項目】
内覧会については、PJ肥田野さんが3回シリーズに渡って記事を書いた。
東京下町に住んでいると、東武浅草駅が近いし、最も手ごろな2000メートル級の山岳は日光連山だ。10月5日、女峰山の登山を計画していた。
台風が北上し、大雨の予報だった。女峰山は止め、奥日光のハイクに切り替えた。湯元は紅葉が見ごろで、目を楽しませてくれた。この先一週間ごとに、広葉樹は紅色に染まりながら戦場ヶ原、小田代ガ原、中禅寺湖、いろは坂へと降りていく。
『防犯カメラがとらえた のぞき魔の新しい手口』(上)(下)が、記者の想像を越えたアクセス数だった。関心度の高さは実に驚きである。PJの仲間内からも、「すごい取材だ。特ダネだ。一気に読まされた」といわれた。
この事実をつかんだとき、記事にすれば、悪質な模倣犯がでないか、と心配した。他方で、『トイレの貼り紙』を簡単に信じ込まないようにと、女性への忠告につながると思った。
書き終えてからも逡巡した。が、思い切って記事にしたものだ。
大学時代のゼミ仲間が5名が集まった。今回は学友が一名増えた。それは銀行屋だ。こうして一人ずつ輪が広がることは、うれしいことだ。
ゼミは約20名だったから、4分の1名が自然発生的に月一回集まり、飲み会を開いているのだ。ほかのメンバーの消息は、北海道と福岡と一人ずつ。簡単にこれる距離ではないから、葛飾・下町の集まりは当座5名で固定するだろう。
ハイチの世界的な詩人、クリストフ・J・フィリップ・シャルルさんが、長年、短歌、俳句に親しみ、平和と友好のために来日された。日本ペンクラブ9月例会で、詩の朗読をした。ハイチは北米では二番目に早くに独立した国。
関西の出版社・『鹿砦社』の松岡社長が名誉毀損罪で逮捕され、長期に拘留された。松岡氏の講演会が13日、東京・文京区でおこなわれた。名誉毀損罪に名を借りた『表現の自由』への弾圧だと訴える。
今回は中小出版社が狙われたが、先々で、名誉毀損問題でたびたび起訴されている『文春』など、大手出版者の社長・逮捕というステップになるだろうと危惧する。
二次会では、松岡社長が真横、編集長が真向かいの席だったことから、『表現の自由』への弾圧について、講演会以上の話しを聞くことができた。
参加した十数人のジャーナリストたちは殆んどが週刊誌、月刊誌で記事を書く連中だった。雑誌で名誉毀損の訴訟の対象になった記事を書いた者、金融業の記事で黒い影から狙われた者。著作権裁判の渦中の者。かれらから話しを聞くうちに、だれもが信念を持った骨太のジャーナリストだと思った。
かれらは「表現の自由」への関心度が高く、松岡社長の裁判では、自前で神戸地裁まで出向き、裁判を傍聴している。きょうは3000円を出して聴講しているのだ。二次会を含めると計6000円。
かれらの取材は半端じゃない、よく取材している。政治家と検察庁とOB天下り企業との汚れたつながりとか、検察や警察から新聞社へのリークの順番とか、念入りに調べあげていた。
まさに骨太の取材理念と信念だ。命をかけているジャーナリストたちだ、と真に思った。
目黒学園カルチャースクールで、10月度から新講座『上手なブログの書き方』の講師をおこないます。
講師:西原健次(PJ穂高健一)、日本文藝家協会会員、日本ペンクラブ会員
【ブログのすすめ】
情報は個人から大勢のひとに発信する時代になってきました。新聞、TVから与えられた情報を待つ、もはや過去のものになりつつあります。ブログはかつて若者たちのもの。いまや年齢に関係なく、シニア層まで広がりをもっています。
インターネットができる方は、ブログを作りましょう。そして、自分の考え、身辺雑記、活動報告、書き残すべき自分史、世のなかの出来事への意見などを述べましょう。
新聞社が都合よく書き直した『読者のページ』など、もはや過去の遺物です。あなたのオリジナリティーの情報、意見を発信しましょう。
【講座の内容】
ブログはすでに書いているが、『反応や反響がほとんどない?』 それはなぜでしょうか?
他人に読んでもらえる文章、内容になっていますか。情報は新鮮ですか。独りよがりではないですか。文章、話題性、情報の流し方など三つの面から指導いたします。
講座では参加者のブログや文章の添削もおこないます。文章講座、エッセイの書き方としても、お勧めです。
申込み先:目黒学園カルチャースクール
〒141-0021
品川区上大崎2-16-9アトレ目黒1B館5階
03-334-7533
http://www.megurogakuen.co.jp/
かつて根室、花咲港、釧路、函館に出向き、北洋漁船の口の重い船員や家族から取材した。それを小説化した作品『潮流』が第七回いさり火文学賞(北海道新聞社)を受賞。同新聞に、15回にわたって連載された。
ソ連時代に抑留された漁船員、カニ密漁の特攻船に乗り込み荒稼ぎした船員、ロシア国境警備隊の警備艇から銃撃を受けた船員。かれらは口をそろえ、家族のために、国境が確定されていない危険な北方領土の海域に出ているといった。そのうえで、つねに生死をかけた操業を強いられていると語ってくれた。
小説『潮流』はかれらの話しを随所に取り込んでいる。 拿捕事件があると、かならず家族の悲しみがある。今回の事件を契機に、漁船員や家族の姿を知ってもらうために、『穂高健一ワールド/小説家』のコーナーで、『潮流』を全文で公開することにした。
※ 右端の『小説家』をクリックしてください。