横浜市人形の家で、男児、女児のふたりが活躍
3月3日はモモの節句だ。
昨年は㈱吉徳の資料室の小林すみ江室長、林直輝学芸員から多大な協力が得られた。「ひな祭り」は女性の大好きなイベント「節句(供)は奈良時代に、中国から道教の風習が伝来してきたものです。これに平安時代に始まる「ヒヒナ遊び」(お人形遊び)が加わり、ひな祭りの源流となりました」という説明など、人形の歴史的な推移を伝えることができた。
ことしは横浜市人形の家(石坂浩二館長)で、取材協力が得られた。
ひな人形の顔や姿には著作権がある。人形の写真を掲載する場合は、関係者の許可が必要だ。展示品は江戸、明治、大正、昭和の伝統ある人形ばかり。となると、その手続は煩雑なものだ。
「ひな人形展」の紹介記事となると、写真は不可欠だ。人形の単体でなく、人形展の見学者にウェイを当てた写真、単品では掲載しない約束で、同館の広報課の配慮と協力が得られた。
最近の写真撮影は、肖像権、個人情報の問題と微妙に絡む。報道写真といえども、館内の見学者を好き勝手には撮影できない。協力が得られたのは武内志央凛(しおり)さん、(東京、2歳)と嶋貫遥杜(はると)くん(横浜、2歳)だった。
ふたりは館内ではつらつと動き回る。人形にも強い興味を示す。シャッターチャンスはいくつもある。だが、記事と写真を一人でこなすために、カメラばかり向けていられない。館内の展示品、ひな人形の由来や特徴にもペンを走らせる。
ひな人形関係の記事のイメージが出来上がり、それに見合った写真撮りと構えると、二人の子どもは好奇心が消え、すでに飽きがきていた。いいアングルでも、寝そべったり、母親に抱きついたり、逃げ出したり、思うようにならない。「悪いな」と思いつつも、おなじアングルでシャッターを押しつづけた。
※記事はライブドア・PJニュースに掲載:ひな人形と、青い目の人形との出会い=横浜
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