『東京ガラチョス』のライブは盛況=赤坂
東京・赤坂のライブスナック『B flat』で、11月24日午後1時から東工大OBによる『東京ガラチョス』の年1度の定期ライブがおこなわれた。
同楽団はスウィングだけでなく、ラテンからポップスまで、幅広い演奏だ。ジャズのビッグバンドの生演奏だから、かなりの年配者にも受ける。会場を見渡せば、2、30代の男女が大半だった。
赤坂らしい好い雰囲気の会場は、約120人の観客で、満員だった。第1ステージは7曲、第2ステージも7曲。そして、アンコール曲だった。
司会・進行役は、仲間から言葉癖をつねに指摘されているらしく、それを気にする。気にするほどに、癖が出てしまうものだ。その都度、観客はかれの朴訥さに親しみをもち、笑う。チケットを最も売ったのはシンガーソングライター・鯉江佳代さんだという。
「鯉江佳代と東京ガラチョス」に楽団の名前を変えたほうが良いと笑わす。だれもが苦労するチケット販売だけに、胸のうちの素朴な説明が会場を盛り上げ、好感度を高めていた。
劇団「U・フイールド」の公演は、大盛況
横浜市泉区民文化センター(通称・テアトルフォンテ)で、10月14日に劇団「U・フイールド」の観劇を楽しんだ。タイトルは、「孤独な老婦人に気をつけて」。約350席の劇場が満員だった。約10日まえにライブドア・PJニュース記事で紹介しただけに、嬉しさとともに、ある種の安堵を覚えたものだ。
俳優・武内紀子さんから、後日メールをもらった。一部を紹介したい。「終演後、お会い出来たのに、バタバタして、ゆっくりお話も出来ずに失礼いたしました。データは取れませんでしたが、今回、うちの劇団には珍しく満席になったのは、やはり穂高さんの記事の影響もあったと思います。なにより、出演者の士気(?)が高まりました。
「ニュースの配信が始まりました!」と伝えた時の、皆の目の輝きをお見せしたかったです。
井上さんの構成は入り組んでいて、観る方も体力が必要だったと思います。お時間おありでしたら、感想等お聞かせ頂けたらと思います」
日本ペンクラブ・メールマガジン「P.E.N.」で、広報委員として記事担当
日本ペンクラブ・メルマガは10月号から、大幅に刷新し、新連載をスタート。10月1日にはその記事がアップされました。
1)新企画「ペンの素顔」・阿刀田高 新会長に聞く
2)『世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」』の全容ほぼ固まる
3)10月6日 シンポジウム「女流文学者会の記録」
4)「電子文藝館」9月の新掲載作品
5)ぺんぺん草
穂高健一は広報委員として、①と②の記事を担当しています。③は次号のメルマガに、取材記事として書く予定です。今後も、一連の記事を書いていきます。
阿刀田高会長(右)、インタビュアーは高橋千劔破常務理事(左)。筆者は奥の席。
(撮影:鈴木康之・編集担当)
『ペンの素顔』シリーズは、記事を書く側としても楽しみです。日本ペンクラブはノーベル賞作家、著名な作家、ジャーナリスト、詩人の宝庫です。次はだれにインタビューするのか。それは広報委員会で決まります。
聞けよ、「市民兵士の悲痛な叫びを!」。プロとアマが共演=横浜市
エッセイ教室の受講者である二上さんから、プロ劇団「U・フイールド」で活躍する俳優の武内紀子さんが紹介された。彼女と池袋で会って、劇団の概要やいま取組む演劇の話しを一通り聞くことができた。今回の演目は『孤独な老婦人に気をつけて』で、横浜市が公募した一般の人と、プロ劇団が共演するというものだった。
練習場は、本番会場である横浜市泉区民文化センター(通称・テアトルフォンテ)、もしくは東京・狛江市の写真スタジオだった。日程の関係で、狛江市のほうに取材に出向くことに決めた。
取材前に、武内さんから台本を借りて一通り読ませてもらった。原作はマテイ・ヴィスニュック。ルーマニアからフランスに政治亡命し、劇作家として活躍する。
今回の舞台劇となる『孤独な老婦人に気をつけて』は、15編の戯曲集から、8編を抜粋して構成されている。「U・フィールド」主宰で演出家である、井上弘久さんの脚本だ。
北斎や広重の目で、シャッターを=すみだの風景100選・写真募集情報
東京・墨田区の「すみだ郷土文化資料館」に出向いた。取材の狙いは『すみだ名所展』だった。
すみだタワー(仮称、610m)が2011年に完成すれば、町は急変する。これからの墨田区から目が離せない。建設が始まれば、刻々と変わるだろう、それらを記事で追うつもりだ。
今回は江戸時代の錦絵、明治時代の版画から、いにしえの隅田を紹介する、PJニュース記事を書くつもりだ。そのための取材である。
同資料館では学芸員から『あなたが選ぶ すみだの風景100選』の写真募集の紹介を受けた。 ユニークな写真募集だ。
すみだタワーが完成する年まで、毎年、同テーマの写真募集がある。
07年は6/1から11/30までの応募期間がある。注・年度によって応募期間が違う。
投稿作品は一定期間、同館などに展示してもらえる。これは魅力の一つだ。(館内風景・参照)
毎年、来館者に投票から、ノミネート作品が決まる。最終的には専門家によって、11(平成23)年に「すみだの風景100選」が決まる。
(同館3階、企画展:定点撮影写真展、トロリーバスより)
主催者は、墨田区内の自然、街並み、祭り、行事、イベントなどを求めている。 「すみだらしさ」が表現されている写真を選ぶもので、写真の技術力を競うものではありません、というコメントを出している。
問合せ先
すみだ郷土文化資料館:〒131-0033 墨田区向島2-3-5
03-5619-7034
詳細はこちらをクリックしてください。『あなたが選ぶ すみだの風景100選』
日本ペンクラブ・国際フォーラム委員会で、米国女子ランナーと知合う
日本ペンクラブで、来年2月に「世界P.E.N.フォーラム『災害と文化』」が開催される。9月12日、広報委員のひとりとして、東京・日本橋にある同クラブの会議室に取材に入った。
吉岡忍委員長のほかに、阿刀田高さん、浅田次郎さん、高橋千劔破さんなど十数人が円形テーブルで打ち合わせする。
この場には、NYっ子の女性・ステイシースミスさんがいた。彼女は日米の相互の翻訳が出来る逸材だ。来年のフォーラムで取上げられた文学を英文に翻訳する。そして、世界に配信される。
同委員会が終了した後、有志で「浜町亭」に呑み会に行った。彼女が隣り合った席だった。そして、名刺をかわすと、「穂高健一ワールド」を見ますから、という約束がなされた。翌日にはさっそく彼女からメールが届いた。ステイシースミスさんは素晴らしいマラソンランナーだった。
その日本語の堪能さぶりにも驚かされた。
『のり子大好き』が、フジTV「特ダネ!」のトップニュース
9月9日は日本山岳会・101会のメンバーと山梨県・乾徳山に登った。北海道マラソンの開催日であり、3月に6回連載した、平沢直樹選手の活躍がつねに気になっていた。
平沢選手はフルマラソンで19回の優勝者で、胸には「のり子大好き」のロゴマークをつけて走る。北海道マラソンでは、トップを走る女子の隣にいてTV生中継に(フジテレビがキー局)の画面に映る。それらが起因して、今年から日本陸連は団体名として不許可としたのだ。
その決定に不満を持つ平沢選手から直接取材し、こちらからも日本陸連にも質問状を送った。納得が行く回答が得られなかったので、日本陸連に対する批判記事を書いた。
タイトルは『テレビに映る「のり子大好き」はダメ? アマチュア排除の日本陸連』という6回シリーズだった。(穂高健一ワールド・PJアーカイブ・5月から入れます)
他方で、平沢選手は日本陸連に登録しない「未登録」の部門にエントリーしたのだ。つまり一般参加として出場したのだ。それは胸に『のり子大好き』をつけて走る唯一の手段だったから。
翌10日の朝8時のフジTV「特ダネ!」で、トップニュースでは北海道マラソンのキー局だから優勝者が取上げられた。
ニュースキャスターの小倉智昭さんが、『ディレクターには触れないでくれ、と言われていました』と前置きして、最近は「のり子大好き」がネット(ライブドア・PJニュースを指す)で、騒がれているようです、と語りはじめたのだ。同時に、女子優勝者の加納由理選手(28)と併走する、平沢選手の胸が大写しとなった。
大都会で見つけた、小さな秋祭り=東京・豊島区
台風が通り抜けた8日は、真夏に戻ったような陽射しだ。吹く風にはやや秋を感じる。池袋からの幹線道路・要町通りが北にむかう。地下鉄・有楽町線の千川駅の出入口の界隈では、『長崎神社』の幟がならんでいた。
笛、鉦、太鼓などの、お囃子が流れる。4斜線の道路の一つでは、はっぴ姿の子どもたちが大太鼓を曳き、お神輿を担ぐ。それぞれに大人の付き添いがつく。鉢巻をした子どもたちからは、小さな興奮が感じられた。x
西武線の椎名町駅近くに、「長崎神社」の本殿があるという。地元の長老に聞いてみたが、九州・長崎とは関係ないらしい。この神社を中核とした、南長崎、東長崎(駅名がある)、要町、高松町など一帯も含めた広域の祭りだという。
町内会のテントで、神社の氏子が子どもの神輿の世話をやいていた。隣のテントでは、寄付の受付、御札の配布などをおこなう。更なる隣では、男女の氏子が一息ついて長椅子に腰を下ろす。カメラを向けると、「綺麗どころを撮ってね」といい、集まってくれた。
総人口は何万人だろう。大半が昼間が勤め人だからか。この要町三丁目は、大人の神輿がきょうの夜に出るという。明9日は各町会で、神輿が出るらしい。
祭りは地域の貴重な伝統行事だ。少子化時代でも、大都会の一角に残された小さな祭りが、いつまでも存続して欲しいと願う。
子どもたちには成人になっても、祭りの思い出は心に残るものだから。