ジャーナリスト

私は、この環境問題を、なぜメルマガ記事にしなかったか

 日本ペンクラブの総会が、26日、東京會舘で行われた。総会のあと、緊急講演会が行われた。講師は岡田晴恵さん(同会員、国立感染研究所)で、テーマは「鳥インフルエンザ(H5NI)への警鐘」だった。30分の予定を40分間にわたり、壇上で身振り手振り、熱情的な早口で、この問題を語った。


 岡田さんは今年2月、同クラブの環境委員会研究会で、鳥インフルエンザ(H5NI)について報告を行った。同クラブ会報3月号には、その内容が載った。会報を読んだ会員から、岡田さんの講演を聞きたいという声があり、今回はそれに応えたもの。他方で、4月には十和田湖(秋田県)で、衰弱したり死んだりした白鳥から、毒性の強いH5NIが発見されたことから、緊急講演会となったのだ。

 岡田さんはWHOでは医療問題とともに、危機管理の面からも警鐘を鳴らしている。USAではブッシュ政権の下で、安全保障の面から1兆円もつぎ込み、鳥インフルエンザ(H5NI)の対策に乗り出している、と語る。日本となると、混乱を回避する目的から情報を押さえている、と打ち明ける。

 

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ミルコのひかり (2005年/イタリア)=春のチャリティー映画会

 社会福祉法人日本点字図書館が、社会福祉として、『春のチャリティー映画会』を開催します。

 日本点字図書館は、1940年に点字図書700冊をもとに創立されました。いまや年間約50万点にのぼる点字図書・録音図書の貸出を行うまでになっています。全国の視覚障害者が本を読む。同図書館は不可欠な存在です。他方で、視覚障害者の読書環境の充実を支援しています。
       

 日本点字図書館は、このたびチャリティ映画会を開催することになりました。上映される作品は、2006年サン・パウロ国際映画祭観客賞受賞作品「ミルコのひかり」です。収益は当法人の運営費の一部に充てられます。同図書館は『家族、ご友人お誘いあわせの上、多数ご来場ください』と呼びかけています。

 社会福祉の参画、および同図書館への理解を深めるためにも、映画「ミルコのひかり」の会場に足を運びましょう。 (写真提供:日本点字図書館)


◆日時: 3月5日(水)
開演19:00(開場18:30) 100分

◆場所: なかのZERO 大ホール
(東京都中野区中野2-9-7/JR線・東京メトロ東西線「中野駅」南口徒歩8分)

◆作品内容: 盲目の少年はやがてイタリア映画界屈指の音の創り手となった。実在する音響技師の半生を描いた感動の物語
※FMラジオによる音声解説を予定

◆参加費: 前売・当日券とも1,800円(全席自由席)

◆問合せ・申込先:
日本点字図書館 総務部庶務課(金子・小野)
TEL: 03-3209-0241(代)
E-Mail: nitten@nittento.or.jp
URL: http://www.nittento.or.jp/

関連情報
(ライブドア・PJニュース)より
探索『いいグッズ見つけたぞ!』 商品開発は見えないところから。(上)

探索『いいグッズ見つけたぞ!』 商品開発は見えないところから。(下)

東大・岡部研究室の忘年会で、HRの再生産

 東大生産技術研究所の岡部研究室で、12月27日18時半より忘年会が行われた。二階ガラス張りのラウンジで、参加者は23人。楽しい一時が過ごせた。

 岡部徹准教授はチタンの研究者だ。二上かおるさんの紹介で知り合った。気さくな方だけに、学生に人気があるタイプ。宴席のなかで、みなが仲良く溶け込んでいた。それだけに快い時間が過ごせた。

 堀家千代子さん(北海道出身)は、理系の院生とは思えないほど、上手に鍋料理を作ってくれた。なかなかの味付けだ。男子学生がケンタッキーから、丸ターキーを持ち込む。それが場の雰囲気をいっそう盛り上げていた。
 大学ラウンジだから、申し訳ていどの酒かと想像して出向いていた。ビール、日本酒、ワインと十二分に用意されていた。他方で、学生らしいクイズ・タイムがあったり、座敷芸があったり愉快に過ごせた。


 岡部徹准教授のチタン研究が、今秋にNHK「クローズアップ現代」で取り上げられている。一部学生たちも岡部さんと同時出演している。パワーポイントで、記念写真を見せてもらえた。

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『今宵、愛のランデブーをあなたと……略して 愛ラブあなた』in Bar・Buttafly

 演劇人の中川真希さん(26?)から、11月30日の夜、『今宵、愛のランデブーをあなたと……略して 愛ラブあなた』というリサイタルの案内をもらった。Bar・Buttaflyは、池袋西口の繁華街から少し外れた、住宅地との接点で、閑散とした場所だった。

(こういう場所をよく見つけたな)
 店の外観は目立たないが、店内iはChristmasの雰囲気が漂う品のよいバーだった。観客は、中川真希さんとほぼ同年代の、20代半ばの人たちが中心。50人強で、補助席を使い、なおかつ立見席も出るほど超満員だった。

 私は運良く席に着けた。左右ともドレッシーな服装で華やかさの漂う女性とともに、その恋人か、ボーイフレンドか、演劇の友人たちだった。

 司会は石川響子さんだ。彼女はPJニュースで、何度か取上げさせてもらった。半年ぶりで懐かしかった。彼女はさすがに上手な司会・進行だった。

 1部は、中川真希さんの活気に満ちた歌と踊りだった。曲目は、「Buttafly」、「name」、「何でも」の3曲。舞台の中川さんは全身で体当たりの演技派。テンポの速い曲では、ふたりのダンサーが華やかさを添えた。ダンサーの佐竹理恵さんは既婚者で子持ち、うのももこさんは未婚で子無し、という紹介があった。舞台いっぱいの敏捷な動きには驚かされた。

 ダンサーと一緒の歌い踊る中川真希さんのイメージどおり。しんみりした曲を歌うと、新たな中川さんの姿を発見した想いで、彼女の奥行きの深さを知った。

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紅葉の飛鳥山は賑わう=(東京・北区)写真集

 11月18日の午後の秋の陽射しが心地よかった。夕方から、今年一番の木枯らしが吹く、季節の変わり目だった。

 飛鳥山は、京浜東北線・王子駅のプラットホームや車窓から、西側に見える、緑の丘陵だ。春のサクラはとくに有名だ。紅葉の季節も、地元のひとたちがそれぞれ楽しむ光景があった。
 
   写真の拡大方法=写真の上にカーソルを置いて、左クリックしてください

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『東京ガラチョス』のライブは盛況=赤坂

 東京・赤坂のライブスナック『B flat』で、11月24日午後1時から東工大OBによる『東京ガラチョス』の年1度の定期ライブがおこなわれた。
 同楽団はスウィングだけでなく、ラテンからポップスまで、幅広い演奏だ。ジャズのビッグバンドの生演奏だから、かなりの年配者にも受ける。会場を見渡せば、2、30代の男女が大半だった。


 赤坂らしい好い雰囲気の会場は、約120人の観客で、満員だった。第1ステージは7曲、第2ステージも7曲。そして、アンコール曲だった。

 司会・進行役は、仲間から言葉癖をつねに指摘されているらしく、それを気にする。気にするほどに、癖が出てしまうものだ。その都度、観客はかれの朴訥さに親しみをもち、笑う。チケットを最も売ったのはシンガーソングライター・鯉江佳代さんだという。

「鯉江佳代と東京ガラチョス」に楽団の名前を変えたほうが良いと笑わす。だれもが苦労するチケット販売だけに、胸のうちの素朴な説明が会場を盛り上げ、好感度を高めていた。

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劇団「U・フイールド」の公演は、大盛況

 横浜市泉区民文化センター(通称・テアトルフォンテ)で、10月14日に劇団「U・フイールド」の観劇を楽しんだ。タイトルは、「孤独な老婦人に気をつけて」。約350席の劇場が満員だった。約10日まえにライブドア・PJニュース記事で紹介しただけに、嬉しさとともに、ある種の安堵を覚えたものだ。


 俳優・武内紀子さんから、後日メールをもらった。一部を紹介したい。「終演後、お会い出来たのに、バタバタして、ゆっくりお話も出来ずに失礼いたしました。データは取れませんでしたが、今回、うちの劇団には珍しく満席になったのは、やはり穂高さんの記事の影響もあったと思います。なにより、出演者の士気(?)が高まりました。
「ニュースの配信が始まりました!」と伝えた時の、皆の目の輝きをお見せしたかったです。
井上さんの構成は入り組んでいて、観る方も体力が必要だったと思います。お時間おありでしたら、感想等お聞かせ頂けたらと思います」

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浜離宮・隅田川・浅草の散策=写真集

秋晴れの日、浜離宮の庭園で、静かな気持ちになる。


        


                           

           


     隅田川の船遊び。橋梁の美観と太陽とビル群に魅せられた。

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日本ペンクラブ・メールマガジン「P.E.N.」で、広報委員として記事担当

 日本ペンクラブ・メルマガは10月号から、大幅に刷新し、新連載をスタート。10月1日にはその記事がアップされました。

1)新企画「ペンの素顔」・阿刀田高 新会長に聞く
2)『世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」』の全容ほぼ固まる
3)10月6日 シンポジウム「女流文学者会の記録」
4)「電子文藝館」9月の新掲載作品
5)ぺんぺん草

 穂高健一は広報委員として、①と②の記事を担当しています。③は次号のメルマガに、取材記事として書く予定です。今後も、一連の記事を書いていきます。


             
 
   阿刀田高会長(右)、インタビュアーは高橋千劔破常務理事(左)。筆者は奥の席。
                                    
                                    (撮影:鈴木康之・編集担当)

『ペンの素顔』シリーズは、記事を書く側としても楽しみです。日本ペンクラブはノーベル賞作家、著名な作家、ジャーナリスト、詩人の宝庫です。次はだれにインタビューするのか。それは広報委員会で決まります。
 

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聞けよ、「市民兵士の悲痛な叫びを!」。プロとアマが共演=横浜市

 エッセイ教室の受講者である二上さんから、プロ劇団「U・フイールド」で活躍する俳優の武内紀子さんが紹介された。彼女と池袋で会って、劇団の概要やいま取組む演劇の話しを一通り聞くことができた。今回の演目は『孤独な老婦人に気をつけて』で、横浜市が公募した一般の人と、プロ劇団が共演するというものだった。

 練習場は、本番会場である横浜市泉区民文化センター(通称・テアトルフォンテ)、もしくは東京・狛江市の写真スタジオだった。日程の関係で、狛江市のほうに取材に出向くことに決めた。

        


 取材前に、武内さんから台本を借りて一通り読ませてもらった。原作はマテイ・ヴィスニュック。ルーマニアからフランスに政治亡命し、劇作家として活躍する。
 今回の舞台劇となる『孤独な老婦人に気をつけて』は、15編の戯曲集から、8編を抜粋して構成されている。「U・フィールド」主宰で演出家である、井上弘久さんの脚本だ。

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