カメラマン

平安絵巻の恋ものがたり=S-NTK旗揚げ公演・「春夏秋冬」

 2014年1月25日(土)、S-NTKが旗揚げ公演を行った。第2部・「春夏秋冬」より、『春』は平安絵巻だった。

 十二単の華麗な舞である。

 源氏物語に精通していれば、どの場面だと理解できるだろう。

 写真からのイメージで、現代的な恋の表現をしてみよう。

 『恋心』

 男女の出会いは、心をときめかす。

 2人の女性から、それとなく恋のメッセージがあれば、男性はまず何を考えるだろう。


 『両手に花』

 いにしえより、男性の理想とするところ。

 いつまでも、続くかな。

 『思慕』

 女性から慕われる、追いかけられる。

 夢見ることがあっても、現実はなかなかである。



 『愛の語りかけ』

 後ろから、そっーと語りかけられる。

 燃える女性の心をどこまで理解してあげられるのだろうか



 『嫉妬(しっと)』

 君は美しい、すてきだよ。

 背後では、冷たいまなざし。

 なによ。あんな女に。


 『恋仲』

 燃え上がるふたりは、愛を深めていく。

 君がそばにいれば、最高だよ。
 
 あなただけよ。もう私の人生のすべて。

 あなたさえ、そばにいれば、もう何も欲しくない。


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喜劇『お菊皿騒動』 S-NTK旗揚げ公演 = 写真で愉しむ

 喜劇だから、楽しいに決まっている。そうは言っても、役者の演じ方によって、味わいは違う。撮影していても、楽しかった。なにしろ、男優がお菊(女)であり、女優が旦那衆(男)だから。

 S-NTK旗揚げ公演の『お菊皿騒動』(落語「お菊の皿」より) 

            

 日大芸術学部・演劇学科OBの帆之亟(はんのじょう)さんは、大きな舞台歴、TV歴が数多くある。

 名優がお菊を演じていく。

 しばし、女優だと信じて疑わなかった。

 芸名から男女の区別がつかなかったので……。


 若旦那のひとりは舞台女優「まるのめぐみ」さんで、恰幅の良い、ちょっと落ち着いた商人かな。

 幽霊の話を聞かせている。

 


 臆病な若旦那は舞台女優「雨川景子」さん、たっぷり笑わせてくれる。

 顔の表情が豊かで、とても芸達者だ。

 登場する、貫録のある若旦那は、元宝塚歌劇団月組「五月梨世」さん。

 男役の名優だけに、会場は一段と盛り上がる。


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四国・本州を渡る、瀬戸内の旅情=写真で航路をいく。

 幕末史を執筆している。維新志士たちが九州・関西の間を蒸気船で行き来していた。藩士たちの旅情なども組み込みたい。そんな眼で、瀬戸内の情景を見つめていた。11月にしてはことのほか無風で晴れていたので、
 「いつもはバタバタ時間に余裕がないし、一日のんびり、藩士たちの気持ちで芸予の海を旅しよう」
 と息抜きの気持ちになった。

 ふだんはホテルどまりだが、大三島にわたり、魚料理が新鮮でおいしい民宿(私が唯一穴場とする民宿・なぎさ)に前泊し、翌朝は来島海峡大橋を渡り、今治市に入った。

 

 瀬戸内の海は4シーズンの顔は違う。春は濃霧、夏は海水浴・マリンスポーツ、秋は味覚の旅。それぞれ楽しみ方がある。
 私は強いて言えば、寒風で海が荒れるの冬は好きでない。船上の甲板には寒くて出られないし。秋ならば、心地よく最適な旅ができる。

 見知らぬ土地ならば、創作上の細かな文章スケッチもするけれど、瀬戸内の風景となると、子どものころから知り尽くしているし、あえて書きとめることもない。

 カメラワークを試みた。
 
 風景写真には人物が欲しい。ただ、過疎化した地方都市では、地元民を被写体に取り込む機会が少ない。もはや若い男女なんて、贅沢は言えない。


 


 瀬戸内海の狭い海峡に架かる大橋は、様々な形状である。そのワイヤーロープはいずれも巨大だ。

 各大橋のたもとには、ロープの形状を示す、円形の模型(実物の一部)が飾られている。特殊工法を知るのも、一つの知識の吸収になる。どこまで記憶にとどまるか、それは別だが。

 手元には最終の松山発の「羽田行」チケットがある。あしたは受け持つ講座が2つ重なっているから、今日中に帰らなければならない。

 腕時計を見、頭のなかで所要時間を計算し、本州に渡ろうと決めた。そして、ふたたび四国に戻ってくる。時間的にはややリスキーだな、と思うけれど……。

 瀬戸内の秋はかんきつ類が豊富だ。

 あの甘酸っぱい香りが鼻孔を刺激する。

 今治から尾道・福山まで定期バスが走っている。1時間に1本の割合だ。交通機関は知り尽くしているから、車中でスマホで時刻を調べながら、車窓の風景を横目で見る。
 
  手もとには受講生たちの創作作品がある。それらにも目を通す。

 山陽本線から呉線に入り、瀬戸内の列車の旅を楽しんでから、呉駅で下車した。ローカルだから、時間はかかる。すでに午後3時だ。遅い昼食だったが、駅ビルの飲食店で、「お好み焼き定食」を取った。

 子どものころ、お好み焼きは魚介類が一杯だった。最近はうどんやソバがたくさん入っているので、いつも妙にごまかされた心境になってしまう。

 やはり刺身定食にするべきだった。そんな気持ちで、松山行きのフェリーに乗った。


 港の桟橋から離れていく情景が好きだ。後ろへ後ろへと航路の波道ができていく。

 心地良い。だから、快速艇など乗らない。むかしの連絡船の情緒が、多少なりとも残っている、低速のフェリーに乗る。

 これがいつもの私の船旅だ。 

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晩秋の成田は、紅葉の今年の最後の見どころ=写真で散策

 
 晩秋の秋の趣をカメラで拾う。手近なところで、カメラをもって紅葉の成田に出向いてみた。

 住まいのある葛飾立石から京成電車に乗れば、ジャスト1時間で京成成田駅につく。

 新勝寺の本堂前に飾られた菊には、色違いで『成田山』と文字が描かれていた。

 それを正面から撮るのも、詰まらないし、文面ですませた。


 新勝寺の裏手にある、「成田山公園」はいまが紅葉の盛りで、来園者(無料)のだれもが晩秋の静かな情景を楽しんでいた。
 

 紅葉は青空にも映えるし、池面にも華麗な美を映す。

 木漏れ日が、それらを浮かび上がらせる。

 カメラだけでなく、心の中にもしっかり刻み込んでおきたい。


 駅からつづく参道の商店街も、ここは負けじと造花で秋を彩る。

 商魂だよね。

 この商店街にはシャッター店舗などない。

 成田と言えば、江戸時代からの古街道で有名だ。沿道には川魚料理の老舗が多い。

 ウナギは高価になったが、店員が鮮度をアピールしながら、その身を捌(さば)いてみせる。

 ウナギの皮はヌルヌルし、見た目ほど簡単ではない。だから、店員は真剣なまなざしだ。
 



 2013年は外国人観光客が1000万人を超える。

 成田は、外国人にとっても、外せない魅力ある町だ。

 成田国際空港が近いだけに、なおさらだろう。 

 老舗の土産は食材を売っている。

 成田詣での年配者には人気だ。


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誰もがカメラマン時代。「写真エッセイ」の腕前チェックシートを作成

 わが国が10年前に、ここまでデジタル文化が進む、と予測できた人はいるだろうか。
 風光明媚な景勝地、四季折々の有名な観光地、親子連れのイベント、運動会、文化祭、どこに行っても、デジカメで写真を撮っている。あるいはスマホなどでも。それはだれもがもう見慣れた、違和感などみじんもない光景だ。

 数十万円の高級一眼レフを買えば、撮影技術を知らなくても、腕前の良し悪しにかかわらず、「オート」にしておけば、素晴らしい写真が撮れる。カメラの超高度の頭脳が絞り、露出、スピードを組み合わせてくれる。全員が優秀なカメラマンになれる時代だ。

  しかし、撮影後の処し方がわからず、ずさんになっている。ブログにしても、長続きしない。パソコンのプリンターで印刷すれば、高いコストになる。 被写体になった人に差し上げても喜ばれない。カメラ人生だと言い、バラ園で各種の花を合計数百枚撮っても、それらは発表する場がない

 私はカルチャーセンターで「エッセイ教室」を持っている。一方で、ジャーナリスト活動から他人に見せる、伝える記事写真の撮り方はわかっている。この二つを組み合わせてみようと考えた。4年ほど前に、2か所のカルチャーセンターで『写真エッセイ教室』『フォト・エッセイ』講座を開いた。

                             NPO法人シニア大樂「卒業作品」


 撮った写真を活用したい、文章も習いたい。「写真エッセイ」で人生の記録としたい。こうした希望者たちが少しずつ集まりはじめた。やがて、受講者も増えてきた。教室では添削を通して、受講者どうしの作品を知り得るし、私もがんばろう、という相乗効果も出てくる。

 昨年からは、NPO法人シニア大樂でも、同講座を開いた。13人の受講者があつまった。月1回のペースで、「写真の撮り方」「文章の書き方」「冊子の作り方」の3つの技量をそれぞれ磨き、2か年に及んだ。いまや作品力を示す、「写真エッセイ」技術の指標表が必要だと考え、チェック・シートを作成してみた。


50点段階 

  一つの「題名」や「テーマ」ごとに冊子がつくれる技量が会得できた。ただ、作者の立場で作っている。それを配れば、大半が作者の独りよがりになってしまう。

② 60点段階 

  知合いとか、友人とか、取材協力者に、完成した冊子が差し上げられる。ほんとうに喜んでくれているか、義理の笑みか。そのあたりはしっかり観察する必要がある。この段階の人が名刺代わりで、赤の他人に差し上げると、パラパラめくる程度である。時には押し付け作品に思われがち。

③ 70点段階

  冊子の随所には、気の利いた良い文章があり、写真も撮る角度や狙いが面白い。写真と文章のバランスが良い。
 作者はみずから冊子が定期発行ができる、その技量と精神力(意気込み)が身についている。

 80点段階 

 作者は、読者の立場になり切って編集できる。作品の中で、最上の写真、最も良いエピソードがトップに持ってこれる技量がある。
 読み手に対して、ちょっとした知識提供、特ダネ要素なども織り込まれている。
 写真を見ても、読んでも楽しい。

 90点段階

  読み手から見て、冊子はつねに驚きと好奇心を持たせてくれる。
「これはすごい」、「こんなこともあるんだ」、「人間って、こういうこともあるんだ」
 最後まで、一気に読ませる能力を持っている。次回を楽しみにしてくれる読者(ファン)が付いている。

 完成度100
  プロの編集者を通して、商業出版できる。あるいは、投稿しても、入選・受賞できるレベルに達している。
 作品は独自に取材し、そこには意外性の情報が3つ以上ある。面白いアイデア、ユニークな考え方、知りたい情報などが総てのページにわたって入っている。

インド舞踊の美・美少女たち=柴又・帝釈天の境内で


 2013年度・かつしか区民大学・区民記者養成講座の課外活動が、9月29日(日)に、葛飾・柴又で行われた。

 柴又帝釈天の境内で、インド舞踊がおこなわれていた。

 インドの民族衣装を着た、華やかな少女たちがいた。

 少女たちは帝釈天のホールで踊り終えた後だったが、ご両親を介して、写真取材に応じてくれた。



 このポーズはまさに、仏教・仏像の姿と同じだ。

 


 少女たちは、都内に住み、アメリカンスクールに通う、小学校5年生だ。



 ふだん見る、仏像は静止状態だが、それが華やかに踊りだす。

 仏さまの神秘を感じる。

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真っ赤な秋の花・曼珠沙華を狙うカメラマンたち=埼玉県・巾着田


 戊申戦争の戦いの一つ、飯能戦争の取材で、9月は毛呂山、越生などに出向いている。

 ふと、このシーズンは高麗・巾着田の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が見頃だな、と思い起こした。越生取材のついでに足を運んでみた。


 歴史取材は歴史資料館の学芸員などが中心となるので、一眼レフはまず持ち歩かず、ICレコーダーや筆記具、パソコンが中心となる。(デジカメで事足りるから)

 数十万本の彼岸花(曼珠沙華)の巾着田となると、一眼レフは外せない。


 真っ赤な花はきれいだが、花そのものを撮っても仕方ないし、撮影後の使い道などない。
 
 そこで、真剣な表情のカメラマンたちを狙ってみようと考えた。



 大樹の枝に生きる、曼珠沙があった。

 これは珍しかったので、カメラマンの腕だけを入れてみた。

 茶巾田は、その名が示す通り、川沿いの湿地帯だ。

 


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とびっきりの夏休みも、もうすぐ終わりだ=国営ひたち海浜公園・茨城県

 親子連れ、学生たちは、ラストチャンスの夏休みはどこに行くのだろう。

 野山、海、公園などさまざま。


 勝田駅から、まっすぐ海岸への直線道路をいく。


 茨城県・国立ひたち海浜公園は広大な敷地だ。

 
 


 いまは残暑だ。外気温は30度を超える。まだ熱中病が話題になる。

 夏は木陰が涼しい。

 


 広い公園は、サイクリングで回るにかぎる。

 歩いてはとても回りきれない。


 母娘が記念撮影。

 夏の思い出を残す。


 平和の鐘をついて、明日を祈る。

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第57回東京阿波おどり・高円寺=写真でともに踊ろう

 2013年8月25日(日)は朝から大雨だった。今年も観られないのかな、という想いを描いていた。5、6年前も、雨で断念したことがあるから、なおさらだった。

 午後から雨が上がってくれた。


 JR高円寺駅に着いたのが午後3時前で、阿波踊りは夕方5-8時だと知った。

 そこでアーケード商店街のなかで喫茶室を見つけて、気になっている時代小説を読んで過ごしていた。

 時おり、鉦と太鼓の音がひびく。

 喫茶店のまえが、阿波踊りが通る演舞場だった。

 観客がやけに少ないな、と思うと、商店街のなかはすでに入場制限がかかっていた。

 ということは、喫茶店で2時間余りも、場所取りをしていたことになる。

 幸運だった。


 最前列に陣取った観客たちは、団扇や扇子で、踊り手たちを仰ぐ。リズムに乗り、全身を動かす。

 写真撮りは目障りだった。むろん、苦情など言えるはずがない。

 

 

 


 踊り手たちは、リズムに乗り、大声を出して踊る。

 この日ばかりはすべてを忘れ、「踊らにゃ、損そん」とエネルギーを発散させている。

 


 「女踊り」は優雅で、上品だ。うっとりさせられてしまう。

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ふるさとの離島が懐かしくて=広島県・大崎上島を写真で訪ねる


大崎上島は離島である。

8月1日、2日に、同島を訪ねた。

砂嘴(さし)の海岸はとても美しい。


四国と本州のいずれかに橋が架かると、離島でなくなる。

小豆島、淡路島には橋が架かった。

だから、大崎上島は瀬戸内海で最も大きな離島になった。


 島っ子たちが沖で泳ぎ、戯れている。

 かつての自分を見ているようだ。


 愛媛県・今治港、広島県・竹原港、いずれかからフェリーで来島する。

 不便さが魅力だといい、島に訪ねてくる人が増えた。

 それでも、島の海水浴場は静寂だ。ゆっくり楽しめる。



 私が指導する受講生・鈴木會子さん(福島・楢葉町から避難中)が『葛飾にこの人あり』で紹介された増山美貴子さんが同島出身者だった。

 その増山さんにお会いすると、「島には、実兄の杉野勝彦さんが夫婦で住んでいます。ぜひお出かけてください」という。その縁から、懐かしいふるさに出むいたのだ。

 
 島の西端にある、旧西野地区にも出向いた。集落は昔の名残がたっぷりあった。


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