カメラマン

成田山・新勝寺を造った匠たちを想う=写真集

 江戸時代、室町時代、鎌倉時代などの古い社寺仏閣を観るのが好きだ。宗教的な関心ではない。むしろ信仰心はなく、さい銭を投げ込まず、芸術品として、古刹の建造物や彫刻などを鑑賞させてもらっている。
 現存する古刹のほとんどは、芸術的なものであり、手腕は見るほどに奥行きがあり、感銘を受ける。と同時に、遠い歴史が偲ばれる。


 建築に携わった頭領や大工の名は残っていない。名も知れない人たちが遺した、芸術品的な作品だが、数百年、千数百年後にも、多くの人に観てもらえているのだ。
       

 人間はいちど死ねば、ふたたび生まれ変われない。自分が遺した業績の確認はできない。材木を運んだ樵(きこり)、石を積み上げた石匠、柱や梁を作った大工、そして彫刻師などはみな霧消としている。遺骨すら、すでに水となり、地球上から消えているはずだ。それでも、自分が手がけた建造物が、永い歳月を経ても、多くの人に観てもらえる。それは匠として冥利だろう。

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日本舞踊の華やかな舞台に、モデル・天沼佐知恵さんが出演

第五回さつき会(尾上五月さん・主幹)が、9月5日に、きゅりあん小ホール(品川区・大井町)で開催された。「TOKYO美人と、東京100ストーリー」のモデルをお願いしている、天沼佐知恵さんが、その日本舞踊の舞台に立った。撮影をかねて出かけた。

 日本舞踊の生の舞台は、初めて観た。実に華やかなものだ、と魅せられてしまった。数年前、熱海の芸子組合で、芸者さんの踊りの練習風景を見学させてもらったことがある。それもプロの厳しさに感銘した。今回は、別の美しさの感動があった。


 天沼さんは『さくら』、『長唄・都鳥』の2つの舞台に立つ。写真・小説の中で、その舞台写真をも使わせてもらう、という事前の打合せがあった。観客席の最前列に、陣取ってカメラを構えた。

「さくら」の舞台では、女性4人だった。ふだんの顔と違った、舞台化粧になっていたので、一瞬、どの人かな、と戸惑ってしまった。カメラのシャッターを切りながら、間違っていないだろうな、といつまでも、半信半疑だった。『長唄・都鳥』は、天沼さんの一人舞台だから、安心してシャッターが切れた。

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江戸と東京の大道芸=写真集

 東京・上野の不忍池・池畦『みずどりのステージ』で、7月23日18時半から、「江戸と東京の大道芸」が開かれた。江戸時代からの大道芸、TVで活躍する芸人たちが舞台で、愉快に演じ、楽しませてくれた。


 同月19日に、「うえの夏まつり」のパレードの取材に出向いた。弁天堂で、福岡詩二さんと会った。夏のイベントの幾つかの招待を頂いた。取材活動をしていると、人脈が広がり、大道芸人の方々とも、親しい間柄になる。それぞれから話が聞ける。他人(ひと)を笑わせる。その一芸に身を投じてきた人たちだけに、人間的な魅力がたっぷりだ。

今回は写真で、芸人たちの魅力を紹介したい。

佃川流大江戸玉すだれ『佃川燕也一門』 (右上)


         
津軽三味線『大内和己』 (上)


居合抜き『柳亭風枝』(右上)
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パントマイム『京本千恵美』(上)

    江戸大神楽『丸一仙翁社中』(右)

大正演歌『福岡詩二・詩乃里』


和太鼓『和太鼓 飛翔』(右)

 

1月の新年会は、恒例の『丸山ハイク』=写真集

 メンバーは少なかった。可児さんがリーダー兼炊事係、田原さんがコーディネーター、渡辺さんが紅一点だ。
 ハイキングコースとか、あらゆる内容が毎年同じ。登り始める前に、ビールを購入。労力も少なく山頂へ。可児さんがウインナー・スープを作る。そして、「木の子茶屋」でバーベキューをおこなった。酒が入ったので、マイクロバスで送ってもらった。

 詳細はPJニュースに掲載される


                  

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紅葉の飛鳥山は賑わう=(東京・北区)写真集

 11月18日の午後の秋の陽射しが心地よかった。夕方から、今年一番の木枯らしが吹く、季節の変わり目だった。

 飛鳥山は、京浜東北線・王子駅のプラットホームや車窓から、西側に見える、緑の丘陵だ。春のサクラはとくに有名だ。紅葉の季節も、地元のひとたちがそれぞれ楽しむ光景があった。
 
   写真の拡大方法=写真の上にカーソルを置いて、左クリックしてください

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浜離宮・隅田川・浅草の散策=写真集

秋晴れの日、浜離宮の庭園で、静かな気持ちになる。


        


                           

           


     隅田川の船遊び。橋梁の美観と太陽とビル群に魅せられた。

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交通総合文化展‘07 写真の部「峻岳の新築」が展示

10月14日は鉄道の日だ。「交通総合文化展‘07」の写真、俳句、書の各部門の入選作品が、JR東京駅総武線地下コンコース「動輪の広場」の特設会場で展示されている。

 会期は10月11日(木)~17日(水)で、午前9時~午後7時まで。


 初日の11日はエッセイ教室の開催日(港区・新橋)だった。受講生の方々が、講座まえに東京駅の会場まで足を運んでくれていた。設営会場では、私の写真を探しあぐねたが、いい場所に展示されていたとか、諸々の情報がもらえた。大臣賞とか、特賞とか、1、2位ならば、胸を張れるところだが、入選作で見に行ってもらえるなんて、妙に照れくさかった。それでも、うれしかった。

 夜には他の方から、写真を観ました、とメールをもらった。

           


 12日午後は目黒カルチャースクールで「小説講座」の指導があった。その前に足を運んでみた。まずは自分の作品を探すのが人情だ。私の「峻岳の新築」はメイン・コースに面していた。東京駅のコンコースだけに、足を止める人が多かった。贅沢な場所での展示だ。

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伊豆ケ岳・登山=写真集

 10月3日に、伊豆ケ岳に登る。詳細はPJニュースに譲り、写真集とする。
参加者=可児さん、田原章吾さん、渡邊順子さん、木幡(こはた)佐枝子さん
                                      



             


 

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写真コンテストで、入選=07年7月撮影・水晶小屋

 財団法人日本交通文化協会が主催する、「交通総合文化展’07」の写真の部で、「入選」した。作品名は『峻岳の新築』である。
 10月11日~17日まで、JR東京駅総武線地下コンコース『動輪の広場』の特設会場で展示される。注・JR東京駅丸の内地下北口改札前。

 『穂高健一ワールド・登山家』でも紹介した、水晶小屋の新築工事に取材に出向いたときの写真である。ことし4月9日に工事関係者および山小屋の夫婦が乗ったヘリが墜落し、大勢の死傷者を出した。三ヵ月後、墜落地点付近から撮影したものである。
 
 入選作品は著作権のからみで掲載できないが、類似的な写真はこちらの記事から見ることができる。

 応募の動機は、小説、エッセイ、論文の受賞は過去にいくつもある。最近はジャーナリストの活動もしているので、写真コンテストで力量を試しておきたいと投稿したものである。

 この財団はJRおよび全国の各鉄道会社によるものだ。上位は大臣賞もあることから、プロ、アマを問わず、全国の鉄道写真愛好家などが目指す賞らしく、レベルが高いようだ。過去の受賞作品からも、それがうかがい知れる。あえてそこを狙ってみた。

 上位には入れなかったが、十数人の入選者に入ったのだから、今後はこれを励みとして、写真撮影にも力を入れていきたい。
 

八ヶ岳・硫黄岳の山行より・写真集

 4月3日、4日の2日間、雪の八ヶ岳登山をおこなった。中央線の茅野側から入り、赤岳鉱泉小屋に一泊し、硫黄岳を越え、本沢温泉小屋を経由し、松原湖駅に下山するルート。


 めずらしい写真も撮影できた。写真集として紹介する。

 硫黄岳直下で、滑落のアクシデントがあった。それらの一部始終はPJニュースに掲載した。

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