かつしかPPクラブ

性同一性障害・りりーさん = 斉藤永江

 2014年8月、『性同一性障害・友子さん』の記事を書いた。金髪でミニスカート姿で現れた奇抜さには驚き、筆者はインタビューを願い入れた。当時は彼女の現状を伝えるだけの内容であった。

 あれから1年が過ぎた。
 友子さんとの交流は続いた。定期的に会い、お酒を飲みながら親交を深めた。


 趣味や思想に加え、悩みや葛藤も、未来の夢に至るまで赤裸々に語る彼女の口跡を書き記したい。

「以前は金八先生の桜田友子役に憧れて友子と名乗っていました。これからは、リリーと呼んでくださいね」
 映画『男はつらいよ』のマドンナ、浅丘ルリ子演じるリリーが最終的にめざす女性像なのだと言う。
 性同一性障害の、りりーさんのその後を追ってみた。

 リリーさんは、2004年4月から2008年9月まで葛飾区立石の渋江公園で路上生活を送っていた。NPO法人自立サポートセンターに保護され現在は青戸のアパートに住んでいる。

 8万円の生活保護費で全てを賄う。
「お金を頂いたその日に、1か月分の食料を買います。おもに100円ローソンの餃子と焼売。そのまま冷凍保存できますからね。あとは大好物の納豆を買い込みます。納豆を韓国のりで巻いて食べるのが好きなのですが韓国のりまで買うお金がないんです」と笑う。

 居酒屋の席でビニール袋からごそごそと何かを出している。
「拾ったタバコです。毎晩12時になるとタバコの吸い殻を探しに散歩に出るんです。まだ吸えそうな長さのものを拾います。こうしてハサミで吸い口だけ少し切り落として吸うんですよ」
 3㎝にも満たない短いタバコを器用に指にはさんで吸っている。

「危ない、短くなってるよ、リリーさん。やけどするよ」
 そう心配する声に、
「慣れてるから大丈夫なんです」と笑う。

 リリーさんについて話す近所の人の話を耳にしたことがある。『夜中にたばこの吸い殻を拾って清掃活動をしてくれている偉い人』という解釈だった。
 なるほど、まさか、数センチにまで短くなった吸い殻を集めて吸っているとは想像できないはずだ。

「雨が続くと吸い殻がだめになってしまうので辛いんです。でも、ごくたまに、コンビニの手つかずのお弁当が捨てられているご馳走にありつけることがあるのです。そんな時は本当に嬉しいですね」

 リリーさんは外出時、必ずヘッドホンを耳にして音楽を聴きながら歩く。
「わたくしのいで立ちへの偏見は今だに強く、通り過ぎぎわで、気持ち悪いとか、あっちへ行けとか、死ねとか、ひどい言葉を浴びせられることがしょっちゅうです。それらの声が聞こえないように常に音楽を流しています。洋楽から演歌まで何でも聞きますよ」
 読書も趣味の一つだ。
「お酒のつまみは本を読むことなんです。図書館の貸出は、30冊までですよ。本を読みながらお酒を飲みます。語学の本や西洋美術の写真集が好きです。読み聞かせの活動もしてみたいです」

一人で過ごす時間が多いリリーさんには趣味が多い。

 その一つに日本古来の武器の収集がある。
「育った家の床の間に日本刀が飾ってあった影響で興味を持つようになりました。父と母が亡くなって家を売り払ったお金で買い求めました」
日本刀、ヌンチャク、手裏剣、一つ一つの詳しい使い方の解説が始まる。実際に振りかざしながら真剣に語る姿には、武術道に対するリリーさんの熱い思いを感じた。

「経済的な余裕があれば、武術学校に通いたいのですが、趣味に回せるだけの余裕が今の私にはありません」
 リリーさんは残念そうに語った。

 日本では、2003年7月10日に『性同一性障害者特例法』が成立し、翌年7月16日に施行されている。
 これにより、一定の条件を満たせば戸籍上の性別変更が可能になった。法務省の統計によれば、2012年までに約4000人が性別を変更している。

 しかしながら、世間の偏見と差別は根強いものがあり、職探しは困難を極める。
「今まで200社あまりに断られてきました。その1部をお見せしますよ」
 そう言って数枚の封書を差し出した。

「どの会社も対応は良くしてはくださるんです。でも採用の人がOKを出してくださっても、社内の上層部に理解をもとめなければいけないという理由で結局は断られてしまうのです。浅草寺境内の掃除の話はいいところまでいっていたのですけどね。観光客の目を考えると難しいという理由でだめでした。60才になる前には正職につきたいと焦っているのです」
 現在は担当のケースワーカーと連携をとりながら、ハローワークへも積極的に足を運んでいる。

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隙間植物シリーズ  その2 = 須藤裕子

写真には、撮影者の心が表われる。
心が写真という「窓」を通して外とつながる。
「窓」といえば気になるのは、「隙間植物」。
窮屈そうに、コンクリートの隙間に生える草たち。
だが、
うまく適応して生きている。
狭ければ、狭いなりに、日当たりがよくなければ、それなりに。
なんという柔軟さ!
草の人生に、
人間の生きざまが重なって見えた。


草の緻密な模様。
こんな柄の服はどうかな。
このままでいい?
いや、
違う草が入っても面白そう。


まるで、牢獄に捕らわれた草。
が、
ここで肝心なのは、
くれぐれも、
伸び過ぎないこと。


とかく目立つ方には目がいくけれど、
目立たず、
小さく、
それなりに生えて、生きている草がいる。
「やっほー!
クローバーと一緒に撮ってもらったよ!」
・・・・・・と言っているのかどうか。

個性がない生え方というけれど、
団地に住んでいる住民と、
さほど変わらないような気がする。



苦労続きだったのだろう。
なぎ倒される度に立ち上がり、
とうとう、
花を咲かせた「セイタカアワダチソウ」。
ひと花咲かせた。
これはもう
立派なものだ。
今度は
花粉をいっぱい飛ばそう!


まぁ、住めば都。
・・・・・・というか、住んだもの勝ち。


おーっと、
暗い排水管を出たら、
外は明るく、広い。
そばを通る人の足音が聞こえる。
どっちに伸びていくかは自分が決める。


あーあ、
引き抜かれちゃった。

一年経ったら、
「ヘクソカズラ」が2本出てきて、花をつけた。
さて、どこまで伸びるか、
もっと生えてくるか。

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『平和の願い・被爆70年』長崎平和祈念式典記事に想う=郡山利行

 今年2015(平成27)年8月10日の朝日新聞朝刊の第1面に、前日に開かれた被爆70年の『長崎平和祈念式典』の模様が掲載された。

 紙面の中央に、被爆者代表として、『核廃絶の思い 覆そうとするもの許せない』と、「平和への誓い」を読み上げた、谷口稜曄(すみてる)さん(86)の記事がある。

 掲載された谷口さんのお顔を見て、約5年前の出来事を思い出した。

 2010(平成22)年9月25日、筆者は葛飾区南水元の自宅近くにある、東京都立葛飾総合高校(葛総高)の文化祭に行き、そこで目を見張る展示に出会った。

 一つの教室全体に飾られた大小の真っ白い折り鶴。何の説明もなく、廊下側の窓から眺めるだけの展示で、タイトルとして「平和の教室」とだけ、掲示されていた。

 展示は、翌年2011(平成23)年の春に、長崎へ修学旅行に行く2年生の、修学旅行委員会のものだった。生徒達は、二日間の文化祭終了と同時に、折り鶴を大きさごとに箱に分けて保存し、旅行出発前に千羽鶴にしたという。
 そして、2011年2月初旬に、修学旅行先の長崎で、原爆資料館に千羽鶴を納め、谷口さんから平和講話をしてもらった。
 講話終了後、修学旅行委員長のMさんが、谷口さんに「平和の教室」写真をプレゼントした。


 
 この写真は筆者が撮影して、文化祭当日に葛総高にプレゼントしたものである。
 後日2010年12月、その年の読売新聞社主催の、『よみうり写真大賞』の≪ニュース・ドキュメンタリー部門≫で、佳作に入選した思い出の作品でもある。

 4年半前の高校生たちの、修学旅行での「平和学習」を通して、今なおご活躍中の谷口さんに、間接的ながらお会いしたような気がしてならない。
 これからも核廃絶の語り部として、活躍されることを願う。


 

梅雨晴れ間の週末、箱根路は閑散としていた=郡山利行

 今年2015(平成27)年7月11,12日(土日)に、車で箱根を訪れた。

 今年6月30日に気象庁は、箱根町大涌谷園地付近(噴煙地)に、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表した。
 箱根町は、地域防災計画に基づいて大涌谷園地への立ち入り規制を行った。


 火口周辺警報が出ている地域は、大涌谷噴煙地を中心とした半径約1kmの範囲内である(地図に加筆した朱円)。
 大涌谷を通る箱根ロープウェイは運転を休止し、近隣県道の早雲山~姥子間は通行止めとした。 また自然探勝歩道・散策路・ハイキングコースも立ち入り禁止となり、さらに警報区域内にある別荘地の一部には、避難指示も出された。


7月11日(土) 晴れ

 昼過ぎには、国道1号線の箱根峠付近にある、『道の駅箱根峠』に着いた。駐車場の車の少なさと、施設内の利用客の少なさに、わが目を疑った。
 箱根では宿泊予定していなかったので、箱根湯本の『箱根路 開雲』に電話を入れてみると、即座に予約することができた。 



 芦ノ湖へ下って、正月の箱根駅伝の地や旧関所跡の付近は、歩道も車道も、遠くまで見通すことができた。大型観光バスを見かけることはなかったが、西欧系の外国人散策者をたびたび見かけた。
 元箱根の交差点付近も、湖尻桃源台付近も、仙石原の交差点付近も同様で、車の運転は、ゆったりとできた。午後3時ごろ入ったポーラ美術館は、大涌谷に最も近いためか、一部の展示品を避難させたので、ご理解を との掲示があった。
 館内にはほとんど人がおらず、セザンヌの特別展を鑑賞することができた。


7月12日(日) 晴れ

 午前中、強羅の曲がりくねった急坂の道路も、対向車をほとんど気にせずに、走ることができた。マイセンアンティーク美術館も、来館者はほとんどなく、館長の村田さんと、伊万里・マイセンの磁器談をすることができた。
 正午頃、仙石原の玄関のような所にある、星の王子さまミュージアム(箱根サン=テグジュぺり)へ。若いカップルを大勢見かけて、ようやく少し箱根らしかった。


 最後に訪れたのが、芦ノ湖西岸の箱根スカイラインにつながる長尾峠の展望台である。 パノラマ写真と望遠写真。 約4km離れて大涌谷を、見ることができた。 晴天ながら、もやがかかって鮮明に見ることはできなかった。 この噴煙が、大事に至らないように祈る。


≪(株)小田急リゾーツ 『箱根を観光の皆さまへ』資料より≫
地図 : 国土地理院ウオッチズ地図(部分)に加筆


「東京アンチモニー工芸品」わが国の伝統的工芸品に(下)=郡山利行

 6月19日に、山中治男さん(葛飾区奥戸在住)電話で取材した。山中さんは山中金属加工所の社長で、葛飾アンチモニー会所属である。
 山中さんはアンチモニー器の切削仕上げおよびはんだ付けで、平成16年度には葛飾区優良技能士となった。

 アンチモニー製品は、メッキ・塗装で完成する。その直前で、地金での製品を完成させる≪まとめ作業≫に、60数年間携わっている。
「アンチモニーが、国の伝統工芸品に認定されましたね、すごいことですね、長年の頑張りが遂に認められましたね」
 筆者の祝辞に、電話の向うの山中さんは、多くを語らず、
「ずいぶん速く、電話をくれましたね。そうですね、夢みたいな感じです」
 とても朗らかに応えてくれた。


 アンチモニーとは、『アンチモン』という金属の英語読みであり、日本では一般的にアンチモン(10~30%)と鉛(85~88%)、錫(すず)(2%)の合金のことをいう。
 この合金を溶かして鋳型加工したものを、アンチモニー製品と呼んでいる。

 現在でも、半数近くの会社が葛飾区にあり、一大集積地となっている。山中さんはその中心的な人物である。


 2015年、経済産業省が伝統的工芸品と指定した「東京アンチモニー」は、鉛、アンチモニー、錫の合金であるアンチモニーを原料として、鋳物製品である。繊細な模様や彫刻を活かした装飾品である。

「東京アンチモニー工芸品」わが国の伝統的工芸品に(上)=郡山利行

 経済産業省は、2015(平成27)年6月18日に、「仙台箪笥」「江戸鼈甲」および「東京アンチモニー工芸品」を伝統的工芸品として指定した。

 アンチモニー産業は、世界で唯一、明治初年度から東京だけで生まれて発展してきた、世界に誇る東京の地場産業である。
 アンチモニー製品は、昭和40年代前半までは輸出品の花形だった。


 アンチモニー製品輸出アンチモニー工業協同組合(現・東京アンチモニー工芸協同組合):50周年記念誌より (平成11年7月刊)


 明治初期の頃には、問屋は日本橋に、工場は台東区にあった。やがて、大正・昭和時代に入ると、墨田区から葛飾区へと工場が広がってきた。


 アンチモニー製品葛飾アンチモニー会:葛飾町工場物語 第4回(平成23年1月刊)

 アンチモニー製品は、重量感と鋳肌の滑らかさ、微細な模様なども正確に表現できることなどが特徴である。
 かつては小さな胸像や灰皿、ライター、宝石箱やオルゴールなどの製品は、至るところで見ることができた。


 ガラスやプラスチックなど、代替え品となる素材が多くなった現在でも、優勝カップやトロフィー、記念メダルや宝石箱、置物などアンチモニーが製造されている。

『せっぺとべ』400年続くお田植え祭り2015 (下)=郡山利行


お祭り全体で、踊りに参加するすべての自治会の中で、

笹踊りを踊るのは、唯一、諏訪自治会だけである。


勇壮な動きはなく、竹の笹音がカサカサと聞こえるだけの、

不思議な威厳を発する。

観客(筆者の親類)は、踊りの自治会の人から、『しべ』をもらう。

しべとは、幅3cm、長さ85cmのクロマツの角材をカンナで薄くすいた物で、先端15cmほど食紅で染められている。


人々はこれを、家の玄関や床の間に飾る。魔よけのおまじないである。



せっぺとべを眺める少年達。

大人になれば、彼らも白装束を着るようになるのだろうか。

踊りの少年少女たちは、お田植え祭りの前夜祭から、本番の日の夕方まで、神社から神田での奉納踊りと、町内各地と自分達の自治会地区の要望施設や家庭でのお祝い踊りとで、おそらく二日間で20回は超えて踊ったと聞いた。 自宅では、踊りのお礼(花代)のほかには、子供たちへのペットボトル飲料の差し入れしかできなかった。

 400年も続いているこのお祭り、改めてその歴史に興味が湧いた。

『せっぺとべ』400年続くお田植え祭り2015 (上)= 郡山利行

 昨年2014年6月、穂高健一ワールドに、筆者の故郷である鹿児島県日置市日吉町の、お田植え祭り『せっぺとべ』(「精一杯跳べ!」の鹿児島弁)を紹介した。神社の境内から神田(しんでん)での様子だった。

 今年2015年は、6月7日に行われた。筆者はこの故郷に家を新築したので、自宅玄関前でお祝いの踊りをしてもらったので、その模様を紹介する。


 祭りの踊りに参加した八つの自治会のうち、縁があって四つの自治会に、踊りをお願いした。

 吉利(よしとし)南区、山田、日新の自治会は鎌踊りで、諏訪自治会は笹踊りだった。

 こころよく引き受けてくれた。


鎌踊りは、鎌と鉈(なた)を、武器と見立てた踊り。

昔は、元服前の少年達が技を競って、踊っていた。

勇壮だ、見ごたえあるね。

吉利南区自治会は、庭にミニミニ神田を設定して、せっぺとべを実演してくれた。

縁起がとてもいい、踊りですよ

熱気がすぎると、水をかけられる。

散水掛よりも、踊りたいな。


中学生のお姉さんが、頑張っている。

女子パワーを見てください。

鹿児島の女、強いイメージがあるよね。

江戸時代は将軍の正室にもなったし。

少年少女たちの踊りを、初めて珍しそうに、目の前で眺めている。

筆者の親類の子たち。

ぼくらも、大きくなったら、踊ろうね



自治会によっては、踊り子たちがとても少ない。

過疎なんていうなよ。人数じゃない、気力では負けないぞ。

いつも頑張っているんだ。

                      【つづく】

追放、ワルチャリ = 隅田 昭

まえがき

 平成27年春の全国交通安全週間は、5月11日(月)から20日(水)までの10日間で行われた。
 同年5月17日(日)は朝から晴天に恵まれ、葛飾区内の平和橋自動車教習所では、自転車競技大会と交通安全一日開放が実施された。
 東京管内では現在、自転車が絡む交通事故が最も多く、特にマナーの悪い、俗称「ワルチャリ」の走行が後を絶たない。

 信号無視や酔っ払い運転、携帯電話やスマホなどの使用運転歩行者や自動車の通行を妨害したりなどはもっての他だが、一時停止をうっかり忘れてしまうなど、急いでいる時には標識を見落としてしまいがちだ。ただ、それは重大な事故につながると、運転者は肝に銘じて走行する必要がある。

 自転車も道路交通法では「軽車両」なので、運転者や保護者は「知らなかった」、「分からなかった」で済まされない。
 現に、平成20年9月22日の午後6時50分ころ、神戸市で当時小学校5年生の11歳だった少年が、マウンテンバイクで坂を下っている途中に、67歳の女性に正面衝突して意識不明となり、後遺症で寝たきりとなってしまった。

 平成25年7月、神戸地裁は少年の40歳の母親に、「無防備な被害者に対し、少年といえども前方をよく確認すべきだった。母親は日頃から十分な監督義務を果たしていない」との理由で、9521万円もの高額賠償を命じている。


さあ本番、ガンバリます

 午前9時から始まった開会式では、まず警視庁葛飾警察署の担当課長代理から、冒頭の挨拶があった。
「葛飾区内でも自転車絡みの交通事故が多発しており、正しいマナーを心掛けるよう、保育園や自動車教習所などで安全指導をしています。義務付けではありませんが、自転車の事故はヘルメットを着けないで転倒すると、後遺症が残る場合が多いので、警察では着用を推奨します」


 今年の6月1日からは、道路交通法も改定され、信号無視などの危険行為をして、3年間で2回以上摘発された悪質な自転車の運転者に対して、14歳以上で5700円の講習受講料に加え、講習会が義務付けられる。

 続いて、平和橋自動車教習所の佐藤光治所長が挨拶する。

「昨日スーパーマーケットの帰りに、お父さんとお母さんが道を挟んだ娘さんを呼び、車道の信号が青なのに、向かい側から『本当はダメだけど、今日だけは渡って大丈夫なのよ』と教えていた。これは絶対にいけません。今日来られた保護者の方も、正しいルールを、きちんとお子さんに教えてください」


 あぁ緊張した、何位だろう

 午前9時25分から自転車競技大会が実施され、大人や小学生の子供さん達も、緊張の中に真剣な表情で本番に臨む。
 参加人数は30名で、駐車車両の前方通過、S字、スラローム、平均台と続き、競技が終了後の10時25分から、学科テストも実施された。

 競技終了後に、葛飾区在住の後藤美香さんと、その長女で小学校2年生の星奈(せな)さんが、かつしかPPクラブの取材に快く応じてくれた。


「子供が前後に乗るバランスの悪い自転車だったので、想像していたよりも、ずっと難しかったです。S字とスラロームで緊張してよろけたので、足を地面についてしまいました。平均台でも転ばないように、とても神経を使いました」
 愛らしい少女達が、揃いで若草色の制服を着ていたので尋ねてみると、葛飾区のガールスカウトに参加しており、警察署や消防団のパレードに参加し、地域の祭りでよく顔を合わせるので、日頃からとても仲が良いそうだ。

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【心シリーズ】花と心 = 浦沢 誠

 現在、葛飾区からの委嘱を受け、「かつしか花いっぱいレポーター」としての取材活動をしています。なかでも「大地の会」や「花のまちづくり協議会」と「都立農産高等学校」の活動団体の花を愛するこころが、この会の活動の原動力になっています。

 そこで取材内容の一部を紹介することにしました。


大地(だいち)の会


種から育てたセル苗を植栽 し、植物の成長過程を肌で感 じ楽 しむ。またその花たちの管理方法も学び、地域住民の憩いの場所づくりを心掛けています。
  会を立ち上げてから10年がたちました。
  「今年は区から助成金をいただき、千葉大学園芸学部準教授の渡辺 均先生を講師に招く、勉強会 も考えています。」と熱 く語る代表者 の中尾栄子さん。
  植え付け場所は、この砂原第二公園のほかに、せせらぎ公園と西亀有小学校(ワクチャレ花壇)があります。

 砂原第二公園にて代表の中尾栄子さん  


平成27年度の役割分担表


花のまちづくり協議会


  都立農産高等学校で種から発芽させた苗を、上千葉公園内にある温室に保管し、鉢上げの時期をまっている「マリーゴルド」と「サルビア」。
  今年は4月18日(土)と25日(土)の両日を鉢上げの日とし、会員や一般
の方に参加を呼び掛けた。
  会員約70人のうち、それぞれ約20人の参加を得て実施された。
会長歴10年、その前は副会長をしていた。「現在は独身(83歳)で、花を愛
する地域 の方をまとめています。」と語る伊藤さん。

         温室で発芽した苗を見つめる 伊藤勝美会長


        4月18日の鉢上げに参加した会員


都立農産高等学校


                    正門わきの花壇

  東京都西亀有1-28-1所在。創立は1948年(昭和23年)。 全日制課程園芸デザイン科1学年2学級、食品科1学年2学級。定時制課程農産科1学年1学級。

  地理的にはJR常磐線亀有駅下車南口より徒歩15分。京成線お花茶屋駅北口下車徒歩20分のところ。

  花のまちづくり協議会と協働で曳舟親水公園、お花茶屋駅前、亀有駅南口「コチ亀」前などに植栽を毎年、授業の一環で行っています。
 「地域の方たちと一緒に活動することが大切。」と語る並川直人校長先生。 


花のまちづくり協議会総会会場で、来賓として挨拶をする並川学校長。


あとがき
 また形は違うが、花壇づくりをみんなで楽しんで行う。そこを通る人、そこで遊ぶ人、様々な人が花を仲介することで、人と人とのつながりが生まれる。
  公園や歩道脇にある花は、みんなのものです。大事にしましょう。