かつしかPPクラブ

わがクラブ員たちが真夏の鹿児島へ、景勝地紹介=郡山利行

 鹿児島の梅雨が明けた翌日の7月19日に、かつしかPPクラブ員が羽田から鹿児島空港、そしてリムジンバスで鹿児島中央駅に着いた。
 まず城山(しろやま)展望台へむかう。

「あの桜島に行ってみたい」と、東京からの遠来者たちは、言葉をはずませた。

かつしかPPクラブ会長の浦沢さんが、錦江湾に停泊中の海上自衛隊・潜水艦を発見して、望遠レンズ撮影していた。
「前後の甲板に何人かの隊員が見えるけど、釣りでもしてるのかなあ」

 写真の上では小粒すぎて確認できずでした。


 桜島黒神地区の腹五社神社の鳥居は、大正3(1914)年大噴火の火山灰で埋没した。
 
 当時の村長の『災害を後世に残そう』との英断で、今日も見ることができる。

 鹿児島市から見た、桜島の反対側、黒神地区である。火口からの火山灰の堆積が珍しくて、黒い灰をさわってみた。現在の火口は、写真後方の左端にある。

 2016年7月19日午後1時ごろ、噴火の場面を見ることはできなかった。


  フェリーで鹿児島市へ戻る。 桜島のこの穏やかな
  姿を、ほとんどの鹿児島県人はこよなく愛している。



 7月20日昼ごろ、鹿児島県日置市の吹上浜海岸に出むく。かつしかPPクラブ員郡山の、 生まれ故郷の砂浜である。

 自家から徒歩5分の近い距離である。



 かつて、伊能忠敬がこの地に立って、『けだし天下の絶景かな』と称賛したといわれている、鹿児島県南さつま市頴娃町の、番所鼻(ばんどころばな)海岸である。

 引潮の海の向こうに、開聞岳が優しく浮かんでいた。

 元国立科学博物館職員の、浦沢さんは、『なんとまあ、たまらいね、ここは』と感嘆のことばをなんども吐いていた。

 JR日本最南端駅、西大山駅に立つ。真夏の鹿児島、ここまで来てください。こんな写真が撮れるのです。

 偶然にも、列車がやって来て、独特のディーゼルカーのエンジン音を響かせて、指宿方面へ行った。

 はるかな昔の、元少年たち。


 プラットホームの鏡には、開聞岳と撮影者(郡山)をとらえている。小粒だけれど、よくよくみれば、自分は映っている。わかるかな。



 指宿市の海辺にある、山川砂むし温泉(砂湯里:さゆり)への入り口付近にて。 温泉は、遠方下方の、波打ちぎわにある。

 郡山宅の庭にはブルーベリーが実をつけている。小さいながら甘い。好評を得た。穂高さんは樹に付いている実物をはじめてみたと、感動していた。


 7月21日朝9時前、東京からの客人は、郡山宅から次の旅路へ向かった。


                        文・写真=郡山利行

かつしかPPクラブが、鹿児島、日置とで、交流会 = 郡山利行

 かつしかPPクラブ会長の浦沢誠、穂高健一、そして私・郡山利行が、2016年7月19日は鹿児島で、20日には日置市で、現地の方々と交流会をおこなった。

 3年まえ(2013年6月)の新潟県・『白根大凧合戦』の交流取材に次ぐものだ。

 7月19日は夕方6時から、約3時間、芸州の作家の穂高健一さんと、薩州の近代史第一人者の学者・原口泉さんらを中心とした交流会をおこなった。
 やがて、作家と学者が延々と幕末維新談を問い語りしはじめた。

 原口先生は、初めてと思われる芸州情報にいっぱい接し、『今日は、目からコンタクトが・・・』と、嬉しそうに、お湯割り焼酎を何杯もお代わりした。 

 写真の撮影時刻は、午後9時半ごろのお開き直前である。


 日置市では、郡山宅に、成田浩さん(日置市議会・議長)ら、市役所のお2人を招いて、「かつしかPPクラブ」の活動を浦沢会長が熱心に語った。

 歓談会の飲み物は、ビールから焼酎(ロックとお湯割り)。肴は、吹上浜で獲れた魚の刺身や、ニガウリなどである。

 地元の行政にかかわる人たちに、持参した小冊子を披露した。私の砂時計の取材記事は特に関心を持ってもらえた。
「日置市でも、こうした活動がなされると良いですね」
 と穂高さんが勧めていた。

 掲載写真の撮影時刻は、7月20日午後8時7分である。戸外はまだ暗くない。(東京よりも、約1時間ほど日没が遅い)。それを利用し、ろうそくの明りにこだわってみた。

 幕末維新の志士たちが、熱く明日を語った。そんな雰囲気を、ささやかに真似てみた。

   

わいわいフェスティバル = 須藤裕子

まえがき

 2016年5月14日(土)・15日(日)、第7回 葛飾「わいわいフェスティバル」がテクノプラザかつしかで催された。



2日間、会場では、
        ♥メーカー直販ジュエリー、
         ♥文化(ぶんか)筝(ごと)体験、
          ♥3分で装う着物、
           ♥チャンバラ活劇、
            ♥和太鼓演奏、
             ♥カラオケ発表会、
     ♥落語
       ♥民謡健康体操
       ♥フリーマーケット
         ♥ライブステージなど・・・・・・、

 会場に訪れたひとたちは、盛りだくさんのイベントが企画されおり、「行って観た、見た、回った」という感想だった。

 実行委員長は財津史郎氏(44歳)。仕事を持ちながらこの運営に関わっている。
「今回の春の産業フェスタでは、「みんなが参加して、元気になる!」
 と楽しむことを掲げた。産業フェアではできないことを!とつけ加えた。

 第1回コラボ商品発表会とした。それが、一升・五升升に和紙を張り、三線の糸を使った新しい「三味線」。敷居の高くない庶民の文化をもう一度定着したいとの思いで、楽器と音を追求した。
 実際、プロもアマチュアも参加するこうした企画は少ない、財津さんは語る。

「2日間で、物販30団体が出展し、葛飾区のお土産、名物を作っていきたい。因みに、初めての「カラオケ」は大盛況でした」
 と話す。



「馬のひずめ」を表現したという、入門クラスの子どもたちの演奏である。

 ズンズンズン
 ドンドコ ドドドーン

 子どもの演奏とは思えぬ、腹に響く力強い音、リズミカルで、揃ったばちさばき。
 観客の声として、「聞いてよかった、見てよかった」という。参加者が元気の湧いたホール・イベントである。


 太鼓を3歳から始めた「八代莉(り)帆(ほ)」(8歳)さんから、話を聞いてみた。
「今、Aクラスに上がって嬉しい」
 と太鼓のばち袋も持ってきて見せてくれる。
「大きくなってもやりたい!」
 と希望に膨らむ姿。矢代さんには、想い出のいいひと時である。



               
 劇団SAKURA前線が「しぐれ傘」を演じた後、会場の観客の中から選ばれた3人が、習いたての殺陣を壇上で披露した。

日常生活のなかでは、刀を振り回す演技体験などめったにできるものではない。 観客が、当に、自分に見立て見た演技に、団員に劣らぬかっこいい一瞬を観た。時代劇が日本人には染みついている。



「文化筝音楽振興会」で、「文化筝」の普及に努めて20年になる増渕喜子さんから、話が聞けた。

 中国では2500年の歴史があること、女性には教育が禁じられていた歴史があること、「大正琴」は大正元年(1912年)にできたことにも触れた。

 この間にも、増渕さんからは「文化筝」を生涯楽器と謳いながら、音楽教育への情熱がほとばしっていた。


 
「ほら、初めてでも、うまく弾けるでしょう!」。
 取材中の会員が爪を付けてもらって弾くと、なんと、うまく弾けた。

「文化筝の楽譜は普通見かける五線譜ではなく、算用数字譜になっています。だから、子どもから大人まで、外国人まで演奏できます。日本の文化を海外に伝えられ、国際交流にもなります」
 と、小気味のいい説明である。

 近世筝曲の創始者「八橋検校」、箏曲家「宮城道雄」と、よどみなく口をついて出る。


「箏の半分の大きさに改良された分数箏が「文化(ぶんか)筝(ごと)」です。
 小さくても、お琴と同じ音色が楽しめ、約2キロと軽いので、持ち運びにも便利です。

 テーブルや机の上で演奏ができ、収納も楽。メンテナンスも楽です。糸は強力なテトロン糸で、桐に木でできています。
 フレット(弦楽器の棹(さお)についている勘所(かんどころ)の横桁)は13本あるが、今は27まであるものも見られます」。

 始めて見る楽器、初めて聞く音楽教育の話。そうそう、「2020年の東京オリンピックでは、「津軽三味線」を演奏します」
 とつけ加えられていた。



              シルクの音響があり、どんな曲も合奏できる 
               

あとがき

「テクノプラザかつしか」では、年間を通していろいろなイベントがある。
 出かけて行き、人と話し、触れ、知る、感じることができる。地域で、こうして生き生きと表現できる場所があり、人々がいる。

 知らなかったことに大いに気づいた新鮮さ。今日も、行動をおこした嬉しさとワクワクのお土産付きである。


   撮影:2016年5月15日

昭和が残る街「葛飾・立石」は笑い、笑い、そして談笑の場だった。

「昭和が残る立石は良いぞ、良いぞ」と宣伝しすぎて、いまや若者を中心に人気が出すぎた。遠く、金沢や九州からもくるという。

 まださして人気が出ない5-6年まえに、日本ペンクラブの著名作家たち5人が手弁当並みの出演料で、「昭和が残る葛飾」のフォーラムを開催した。
 本音は、飲み代稼ぎだった。

 それから1年に1-2度は、作家と「かつしかPPクラブ」の交流がはじまった。



 ことしは6月16日(木)午後5時から、「都合の良い時間に」というさして制約もなく、作家とかつしかPPクラブの交流が、あおばで始まった。


 参加者は何人か。興味ある人は写真で数えてください。

 主催者はだれかわからず、発表もなし。

 こんかいは、出久根達郎さん(直木賞作家)と、かつしかPPクラブの浦沢誠会長。それに「飲み放題・食べ放題で、貸切としてくれた居酒屋『ふおば』の女将さん」です。

 著名、無名、飛び込み、遅れて来ようが、早々飲もうが、一切問わず3500円です。


 まいかい司会・進行もなし。

 テーマなどあるはずがない。

「みなさん、大人だから、勝手に話題を作ってください」

 そういえば、すぐさま、古書店の岡島店主が立ち上がり、昔の立石は遊郭あった、と語りはじめる。「まだ、子どもだったけれどね」


 出久根さんは、茨木から出てきて、月島の古書店に勤めた。


 そんな経由で、岡島さんとは親友中の親友だ。


 この会を知って、本八幡の古書店の主も訪ねてきていた。 

 女性は日本ペンクラブの会報委員・菊池さん。おとなし目だが、楽しいわよ、と皆の話を聴いていた。



 岡島さんの奥さんがあらわれる。生粋の立石っこ。出久根さんとも、長く知りあっている。


 奥さんが来ると、主はとたんに色気の多い話がなくなる。それもつかの間だった。

 
 



 出久根さんの声掛けで、葛飾・鎌倉出身の「いとうせいこう」さんがきていた。(中央の青いシャツ)PPの中川亮さん(右手)は立石だ。

 話しがどんどん盛り上がる。

 



 朝日カルチャーセンターの石井勉社長も常連だ。(左から2番目)。朝日新聞の上丸論説委員(右手)。

 朝日と言えば、常連の轡田さんは現れないな。何時にきても良いんだけれど、ケータイをかけてみるか。

「悪い。いまロンドン郊外なんだ」と、とても駆けつけられない場所だった。

 出久根さんは、夏目漱石の著作で、熊本に縁がある。大地震があった。


 江戸時代の大地震も、小説に書かれている。


 話題を振ってみると、ナマズと地震について、愉快に語りはじめた。


 
 ICレコーダーはないし。


 なんで笑っているか、想像してもらうしかない。

 昭和はもはや明るい話題か。

 



 PPの写真はVサインはつかわないように。穂高健一は指導しているにもかかわらず、

 今回の撮影者の郡山利行さんはバンバン撮りまくる。

 明るく乗るはこれまたPPの女性。

 


 あおばの会はとても楽しかったです。また、立石に行きたいです。

 日経センターの女性から、そんなメールも後日入ってきた。

みんなでおいで、わいわいフェスティバル=鈴木ゆかり

 平成28年5月14(土)、15日(日)『第7回葛飾区わいわいフェスティバル』が、葛飾区青戸にあるテクノプラザかつしかにて開催された。  毎年秋に開催される『産業フェア』に対して、春に葛飾区アクセサリー工業会の主催で開催される。

 お話を伺ったのは、『わいわいフェスティバル』実行委員の財津史郎氏(44歳 練馬区在住)。今回の目玉、コラボ企画の(株)セベル・ピコで開発のお仕事をされている。

 今回の出展は、物販30団体、ステージ13団体。来場者数は年々伸びていて、2日間でおよそ2,000名が訪れる。14日は、初試みのカラオケ大会が行われ、100名以上の来場者があり大盛況だった。

 今回の目玉は参加企業2社のコラボ企画で、『三味線』の展示である。“葛飾のお土産”を目指して、企業が企画・開発に挑んだ。

 写真(上)は、コラボ企画商品の『三味線』である。
 葛飾土産として≪粋≫をテーマに開発された。(株)セベル・ピコと(株)江東堂髙橋製作所の共同開発だ。前面に浮世絵(紙製)を下部にお茶筒を配している。このコラボ商品開発は、一年前から始められた。
「仕事の合間に打ち合わせ等を行わなければならず、苦労の末の開発だった。」
 と実行委員の財津さんは話す。
 苦労の甲斐あって、本当に粋な商品である。
 4年後の東京オリンピック・パラリンピックでの販売に大きな期待がもてる。区内の企業は後に続いてどんどん、“葛飾”を世界に発信してほしいと思った。

 2階のステージでは、「葛飾諏訪太鼓」15名による演奏が行われた。かわいい姿からは想像できない迫力ある演奏で、
沢山の練習を重ねてきたのが伝わってくる。

 宮坂薫さん(写真中央)は、幼稚園児から中学生までの子どもたちを指導している。演奏で披露した「薫風」という迫力満点の曲は、宮坂さんによるオリジナル曲だ。

 週1回1時間のレッスンに4年間通う竹島優奈ちゃん(9歳)は、「太鼓のレッスンは楽しい。」と話す。 「この習い事を始めてからは、人前に出ることに抵抗がなくなったようです。」とお母さんの葵さん(28歳)が話してくれた。

 こちらは、文化筝振興会(全国組織)による実演と体験のブースだ。
『文化筝(こと)』とは、平成7年に開発された従来の筝の半分ほどの長さ(約90㎝)の筝である。音色は、従来のものと遜色ない。

 子供たちに日本文化を知ってもらいたい、情操にも良いとの思いで、学校などの教育現場へこの筝を持参し指導している。
 小学生でも1時間の学習で全員、曲が弾けるようになる。記者も体験したが、数字符なので初見で弾くことができる。琴の音に対するハードルがぐっと下がり大変興味深かった。


小学生の女の子が、楽しそうに体験していた。周りからの称賛に満足げである。確かに教育にも効果がありそうだ。

 ハクビ京都きもの学院の先生による着付け体験コーナー。帯の結び方や柄も様々で、TPOに合わせて楽しめる。日本文化の良さを実感できる。



 劇団SAKURA前戦による立ち回りの体験である。

 客席から選ばれた3名が指導を受けた後、実際に音をつけて演技した。


 親子で参加した鈴木まみ子さんとはやと君は、「初めて来ました。色々と楽しい催しがあったり、体験できて楽しかったです。」と話してくれた。


 2日間にわたり開催された『わいわいフェスティバル』。多くの企業や団体が出展していてとても興味深いものだった。世界へ≪葛飾≫を発信すべく、企業戦士たちが日々奮闘しているのが伝わるイベントである。
 広告に課題があり、まだまだ認知度が低いのが残念だ。公共施設等を活用し、多くの区民に発信してほしい。           

激戦区? = 鈴木ゆかり

 はじめに・・・

 葛飾区には、歯科医院、美容室、そして接骨院がやけに多いと感じたことはないだろうか。記者は地方出身なので、その数の多さに驚いた。

 そこで、立石駅周辺の接骨院に焦点をあて、その一つの接骨院の院長先生にお話を伺った。

 立石駅周辺では、わずか半径200mほどの内に、10ヶ所以上の接骨院や整体院などがある。それぞれ診療時間や診療内容に特徴があり、患者さんの幅広い痛みに対応している。
 このたびは、小島接骨院院長の小島信二さんにお話を伺った。小島接骨院は立石駅仲見世通りからすぐの奥戸街道沿いに位置する。
 小島さんは、この地に接骨院を開院して6年目でこの道22年のベテランだ。院内は、間口からは想像できないほど広々としており、多くの患者さんが治療を受けていた。6つのベッドとカイロ用のベッド、ウォーターベッドなど充実した設備だ。

撮影日: 2016年2月3日

 接骨・整骨・整体などとあるが、その違いは・・・というと、一般の人には区別しづらいだろう。
 違いを伺うと、接骨整骨は同義であり、ともに国家資格(柔道整復師)が必要。一方の整体は民間の資格(整体師)を取得し開業している、と教えて頂いた。

 この接骨院に来院する患者さんの年齢層は、実に幅広く、2歳の乳幼児から90歳くらいの人まで及ぶ。それは驚きだった。
「小さい子の足の痛みなどは、放っておいても治ってしまう場合もありますが、中には骨盤のズレから来る痛みもあります。痛みを早く取り除くためにも来院されることをお勧めします。
 皆さんに特に気をつけて頂きたいのは、季節の変わり目で体調を崩し、体の歪みを引き起こします。こちらでは、電気、マッサージのほかに骨盤矯正などのカイロも施術し、患者さんの痛みに対して色々なアプローチをし、痛みの除去に努めています。」
 と小島さんは語る。
 
 小島さんは、高校生のころラグビーをしていたが、ケガが原因で進路変更を余儀なくされた経験をお持ちだ。「私のように、ケガで将来の進路を変えるようなことを少しでも減らす助けになれば。」とこの道へ進まれた。

 接骨院の激戦区にありながら、患者さんに支持されるのは、先生方の様々な痛みに対する真摯な姿勢によるのだと感じた。


 接骨院の激戦区である葛飾区だが、高齢者の人口と接骨院が多いことは比例するのだろうか。調べたところ、葛飾区の高齢者数は、総人口の約24%(区・広報課)であり、他区と比較しても特別多いわけではない。
 小島接骨院同様、他院においても幅広い年齢層の患者さんが訪れているということになる。

 笑い話で使われる会話だ。こういった患者同士、先生との会話もまた、心や体に良い影響があるようだ。その場で会った見知らぬ人とのたわいもない話は、ストレスを除く助けになっているという。

 患者さんの一人は、「定年退職した夫がうっとうしく家にいます。痛みを理由に家から出られるので、この時間は私のリフレッシュ時間です。」と笑顔で話す。
 小島さんは、患者さんのおしゃべりに合わせながら手際よく施術をしていた。

 記者も、自分に合う“リフレッシュ院”を探してみようと思った。


                  文・写真 鈴木ゆかり 

未来に馳せる = 須藤 裕子


       まえがき

 平成26年秋、葛飾区の「花壇づくりボランティア養成講座」の受講を機に、「木根川フラワー」の会が発足した。

 会員は9人で、木根川中央公園で始まった。

 平成27年5月から「花レポーター」として取材を始めた矢先に、9月から公園の防災工事が始まり、花壇活動はいっとき木根川児童遊園に移った。

 平成28年3月にはふたたび公園に戻った。その活動を取材した。


 毎月2回(第2・第4金曜日午後)を定例とし、東四つ木地区センターで会合を開いた後、花壇で作業をする。

 花を知り、栽培の体験を重ね、工夫して育てる。
 向上心と研究心が旺盛な会のキーポイントは「和やかな」ことだ。


     5月8日(金)

「ヒマワリ」の鉢上げをする。種を撒いて育てた苗を、一つひとつポットに入れていく。

 人間で言えば「七五三」のような成長の節目作業だ。そして、それらを一括して管理しながら水をあげ、土に植え付けられるまで、大きく育てていく。

 花壇で、咲いた花だけを見ていてはわからない、育児のような、栽培のノウハウや過程がいっぱいある。




     6月12日(金)

 花壇で花の手入れをしていると、近くを通った人がよく声をかけてくる。
「ここには、いつもきれいな花が咲いていますね」と。
 花を育てていると、この一言が一番嬉しく、励みになる。

 人をつなげる花。花で笑顔が交わされる。花の咲くところには犯罪が少ないという。


     5月22日(金)

 花壇で、咲き終わって枯れた花摘みをする。この作業で次々に新しい花が出てきて、長く咲く。

 花壇で花をきれいに、多く咲かせていくのには、草取りとともに、欠かせない細やかな作業だ。手を動かしながら、おしゃべりにも花が咲く。

 こうして続けてきた木根川中央公園花壇が、9月から防災工事で取り壊された。平成28年3月に新しい花壇ができた。この間は木根川児童遊園で、花壇を受け継いだ。

              

     8月21日(金)

 木根川児童遊園の花壇整備をする。咲き終えたヒマワリを片付け、「ホウキグサ」の場所を変えながら、この花壇でのデザイン構想を描きつつ、作業をする。

 花壇整備には気迫がある。




     11月27日(金)

「パンジー」や「ビオラ」を植えるために土に肥料を入れてならした。

「菊」や「ハボタン」が次の花を待っているかのように、花壇の花々の顔が整ってきた。


     4月8日(金)午後

 木根川中央公園の新花壇で、「デージー」や「アリッサム」、「「ビオラ」など150鉢を植え付ける。


 「ヤグルマソウ」「キンギョソウ」「ヒャクニチソウ」の種まきもした。




「コンテナガーデン作り」。完成後は、東四つ木地区センターに置くことに決めた。

 コンテナでは花の向きを考え、配色やバランス、高さなど、手慣れた手つきで植えこみつつ、弾んだ会話が行き交う。期待と心を込めた人の声が、きっと、植物の養分にもなる。

 人には、気持ちを和ませる栄養を返してくれる。

     あとがき

 魔法という言葉は「花」や「自然」からもたらされるかもしれない。花が虫や鳥を呼び、人に喜びをもたらす。未来を築く魔法は「花」を育てる心、慈しむ心にあり。


                 撮影 : 須藤裕子  H27年5月~H28年4月まで   

真剣チャレンジ「第7回わいわいフェスティバル」 = 隅田 昭

 まえがき

 平成28年5月14日(土)から15日(日)にかけて、テクノプラザかつしかにて、『第7回わいわいフェスティバル』が開催された。

 葛飾アクセサリー工業会の主催で、栃木県芳賀郡市貝町の協力のもと、地元企業自慢の逸品と、新商品を発表するために行われている。

 実行委員を務める、財津史郎さん(44才)から話をうかがった。
 「春はこのイベント、秋は産業フェアがメインで、出展数は30団体です。この週末2日間は、約2千人の入場者を予定しています」
 今回は新たな試みにもチャレンジしている。アクセサリーを製造する企業が、楽器メーカーとコラボを組んで、三味線を開発したのだ。

「SAKURA前戦」に所属する、菅谷弥生さん(写真・青の衣装)と、関 聡美さん(同・赤の衣装)の若い劇団員だ。

 足立区を活動拠点に、全国各地でちゃんばらとダンスを融合させた、独自の殺陣(たて)パフォーマンスで、観客の人気を集めている。


         本番は表情も変わる

 演技前には屈託のない笑顔を見せていたが、いざ本番が始まると真剣そのもので、観る者を引きつける、迫力の演技に圧倒された。

 会場ではセリフを伴わない、主人公の成長物語を披露した。そのあと、即興のちゃんばら体験教室も行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。


 パフォーマンス終了後に舞台裏の控室で、演技指導や脚本、総合演出を担当する、伊緒里(いおり)優子さんから話を聞いた。
 公演では劇団員のアクションが激しいので、ナレーションを入れるなど工夫をした上で、独自のパフォーマンスを重視している、と話す。

 最近は海外公演も多く、外国人には特に、忍者パフォーマンスのウケが良いそうだ。まず海外で人気に火がつき、逆輸入されるサクセスストーリーを夢見ながら、彼女たちは日々厳しい稽古に取り組んでいる。


         額に汗して華やかに


 特設ステージでは、『葛飾諏訪太鼓』に所属する子供たちが、額に汗をかきながら、自慢の腕前を披露していた。
 代表の宮坂薫さんの話によれば、女児を必ずチームに入れて、華やかさを演出させるのがミソで、会場も盛り上がるという。
 記者は迫力のある演奏に胸を躍らせたが、
「チームのバランスとしては、まだ60点の出来栄えです」
 と宮坂さんは評価する。

 去年の12月に入ったばかりの佐藤佑介くんは、まだ幼さが残る小学2年生だ。それでも上達が早いらしく、立派にこなしていた。

 母親の亜也さんは45才とうかがった。彼女はヨガやバレーボールなど多数に所属している。その遺伝もあるのか、息子の佑介くんも、柔道や剣道、水泳教室の合間に太鼓を習っている。

 立石のライブフェスタには、毎年出演しており、7月には大田区のビアガーデンで披露する機会もある。また、プロ集団『あまのじゃく』と称するチームが演奏する、太鼓ライブと共演する予定も決まっている。
 これから暑い季節をむかえ、練習にもいっそう熱が入るだろう。


    伝統文化を伝えます


 会場の一角で心が和む、古都の調べが聞こえた。演奏しているのは『文化筝音楽振興会』で師範を務める、増渕喜子(よしこ)さんだ。

 世間一般で知られている「琴」という文字は、簡略化した文字だ。あくまでも「筝」にこだわり、日本独自の伝統文化を守っている。

 稽古で使われる琴は1m83cmあり、子供には持ち運びが難しい。そこで広く普及させるために、増渕さんはコンパクトな筝を開発しました、と説明してくれた。

 和筝は絹糸を張るが、オリジナルの音色に近いテトロンを使う。朝廷の宮廷音楽で使った、伝統の和楽器に比べても、ひけを取らない、と増渕さんは胸を張る。
 小学校にも出張授業の活動を続けており、杉並チャリティーコンサートや宮城、佐渡などでもライブ演奏を披露するほど、普及していると語った。

 体験コーナーでは、ドレミの音階の代わりに、小学生でも理解できるように1から10までの数字と、3つの漢字が並んでいた。
「さくら さくら」など簡単な曲調であれば、誰にでもすぐ軽快なメロディーが奏でられる。

 2020年の東京五輪には、未来を背負う子供たちが箏を演奏する姿を実現させたいと、増渕さんの指導は並々ならぬ情熱がこもっていた。


          盛夏を彩る和の心

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この『燃える山脈』の著者は地元葛飾の方ですか=PPの講師です

 地元の書店が少しでも潤い、穂高健一先生がより地元でも、有名になるような思いから、『燃える山脈』(山と溪谷社・1600円+税)をイトーヨーカ堂四つ木店にある「ブックス・オオトリ」に取り寄せを依頼しました。

 その際、店員さんが「この著者の穂高健一さんって、震災のことを書かれた方ですよね。ときどき注文が入ります」と話してくれました。
 それを聞いて、私もうれしくなり、「実は、著者は地元・立石の先生で、きっと『燃える山脈』も、すぐに重版されると思いますよ。ここの書店でも、大量に注文しておいた方が良いですよ」と言いました。


 6月6日に、入荷した穂高先生の『燃える山脈』を受け取りに行ったら、吉田店長が出てきて、
「この著者は地元の方なんですか」
「はい、そうです」
 そう答えると、店長がうれしそうに、
「ここに目立つように並べました」
 といちばんよい場所を指してくれました。
 平積みされた先生の本を見て、思わずうれしきなりました。と同時に、先生の本が全国的に、たくさん売れることを念願しました。


 追って、穂高先生のもとに、サインをもらいに行くと、「発売の当日に重版が決まって、週明けのきょうは、2刷がすでに印刷屋にまわっているよ」と教えてくれました。
 山と溪谷社の予告販売の注文がかなり入っていたそうです。

 ことし初めての8月11日「山の日」施行に向けた、メディア取材がいくつか入っているから、それらが報道されると、この本にたいするニーズがさらに盛り上がるかもよ、とつけ加えられていました。

 『いのちの源を切り拓いた人たち 穂高健一』とサインしてくれました。


 文:中川亮
 写真:郡山利行

 かつしかPPクラブ               


 

葛飾区「花いっぱいのまちづくり」レポーター研修会

 葛飾区内では「花いっぱいまちづくり」の活動が活発に展開されている。

 活動団体は114。(平成28年1月現在)。それら団体から、活動な報告がなされると、葛飾区HP「かつしか花いっぱいまちづくり」に随時掲載される。

 同区環境課が2015年度から公募した、7人のレポーターによる取材報告もおこなわれている。そのうち、「かつしかPPクラブ」から3人のメンバーがレポーターに選ばれている。


 レポーターの取材力向上のための研修会が、5月8日(日曜)の午前9時から、同区渋江公園で実施された。講師は穂高健一。研修時間は3時間にわたる。

 レポーターの参加者は6人だった。

 


  花の撮り方として、「後ぼかし」などの技術も学ぶ。


  
花壇の活動には、遠近法の撮影が有効である。

   


活動団体の報告が主である。

  全メンバーの紹介もずいじ行われる。よって、レポーターには集合写真の技量アップも要求される。




  単に活動するメンバー全員が集まった写真では、味気ない。

  団体の特長も、一つ写真のなかでどう伝えきるか。


  写真を撮る側は、被写体に、あれこれ要望する。それがコツである。


 渋江公園から、研修場所を「かつしかエコライフプラザ」(立石図書館2階)に移し、座学でプロジェクターを使って、撮影してきた写真のトリミング技術を会得する。

【関連情報】

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