かつしかPPクラブ

激戦区? = 鈴木ゆかり

 はじめに・・・

 葛飾区には、歯科医院、美容室、そして接骨院がやけに多いと感じたことはないだろうか。記者は地方出身なので、その数の多さに驚いた。

 そこで、立石駅周辺の接骨院に焦点をあて、その一つの接骨院の院長先生にお話を伺った。

 立石駅周辺では、わずか半径200mほどの内に、10ヶ所以上の接骨院や整体院などがある。それぞれ診療時間や診療内容に特徴があり、患者さんの幅広い痛みに対応している。
 このたびは、小島接骨院院長の小島信二さんにお話を伺った。小島接骨院は立石駅仲見世通りからすぐの奥戸街道沿いに位置する。
 小島さんは、この地に接骨院を開院して6年目でこの道22年のベテランだ。院内は、間口からは想像できないほど広々としており、多くの患者さんが治療を受けていた。6つのベッドとカイロ用のベッド、ウォーターベッドなど充実した設備だ。

撮影日: 2016年2月3日

 接骨・整骨・整体などとあるが、その違いは・・・というと、一般の人には区別しづらいだろう。
 違いを伺うと、接骨整骨は同義であり、ともに国家資格(柔道整復師)が必要。一方の整体は民間の資格(整体師)を取得し開業している、と教えて頂いた。

 この接骨院に来院する患者さんの年齢層は、実に幅広く、2歳の乳幼児から90歳くらいの人まで及ぶ。それは驚きだった。
「小さい子の足の痛みなどは、放っておいても治ってしまう場合もありますが、中には骨盤のズレから来る痛みもあります。痛みを早く取り除くためにも来院されることをお勧めします。
 皆さんに特に気をつけて頂きたいのは、季節の変わり目で体調を崩し、体の歪みを引き起こします。こちらでは、電気、マッサージのほかに骨盤矯正などのカイロも施術し、患者さんの痛みに対して色々なアプローチをし、痛みの除去に努めています。」
 と小島さんは語る。
 
 小島さんは、高校生のころラグビーをしていたが、ケガが原因で進路変更を余儀なくされた経験をお持ちだ。「私のように、ケガで将来の進路を変えるようなことを少しでも減らす助けになれば。」とこの道へ進まれた。

 接骨院の激戦区にありながら、患者さんに支持されるのは、先生方の様々な痛みに対する真摯な姿勢によるのだと感じた。


 接骨院の激戦区である葛飾区だが、高齢者の人口と接骨院が多いことは比例するのだろうか。調べたところ、葛飾区の高齢者数は、総人口の約24%(区・広報課)であり、他区と比較しても特別多いわけではない。
 小島接骨院同様、他院においても幅広い年齢層の患者さんが訪れているということになる。

 笑い話で使われる会話だ。こういった患者同士、先生との会話もまた、心や体に良い影響があるようだ。その場で会った見知らぬ人とのたわいもない話は、ストレスを除く助けになっているという。

 患者さんの一人は、「定年退職した夫がうっとうしく家にいます。痛みを理由に家から出られるので、この時間は私のリフレッシュ時間です。」と笑顔で話す。
 小島さんは、患者さんのおしゃべりに合わせながら手際よく施術をしていた。

 記者も、自分に合う“リフレッシュ院”を探してみようと思った。


                  文・写真 鈴木ゆかり 

未来に馳せる = 須藤 裕子


       まえがき

 平成26年秋、葛飾区の「花壇づくりボランティア養成講座」の受講を機に、「木根川フラワー」の会が発足した。

 会員は9人で、木根川中央公園で始まった。

 平成27年5月から「花レポーター」として取材を始めた矢先に、9月から公園の防災工事が始まり、花壇活動はいっとき木根川児童遊園に移った。

 平成28年3月にはふたたび公園に戻った。その活動を取材した。


 毎月2回(第2・第4金曜日午後)を定例とし、東四つ木地区センターで会合を開いた後、花壇で作業をする。

 花を知り、栽培の体験を重ね、工夫して育てる。
 向上心と研究心が旺盛な会のキーポイントは「和やかな」ことだ。


     5月8日(金)

「ヒマワリ」の鉢上げをする。種を撒いて育てた苗を、一つひとつポットに入れていく。

 人間で言えば「七五三」のような成長の節目作業だ。そして、それらを一括して管理しながら水をあげ、土に植え付けられるまで、大きく育てていく。

 花壇で、咲いた花だけを見ていてはわからない、育児のような、栽培のノウハウや過程がいっぱいある。




     6月12日(金)

 花壇で花の手入れをしていると、近くを通った人がよく声をかけてくる。
「ここには、いつもきれいな花が咲いていますね」と。
 花を育てていると、この一言が一番嬉しく、励みになる。

 人をつなげる花。花で笑顔が交わされる。花の咲くところには犯罪が少ないという。


     5月22日(金)

 花壇で、咲き終わって枯れた花摘みをする。この作業で次々に新しい花が出てきて、長く咲く。

 花壇で花をきれいに、多く咲かせていくのには、草取りとともに、欠かせない細やかな作業だ。手を動かしながら、おしゃべりにも花が咲く。

 こうして続けてきた木根川中央公園花壇が、9月から防災工事で取り壊された。平成28年3月に新しい花壇ができた。この間は木根川児童遊園で、花壇を受け継いだ。

              

     8月21日(金)

 木根川児童遊園の花壇整備をする。咲き終えたヒマワリを片付け、「ホウキグサ」の場所を変えながら、この花壇でのデザイン構想を描きつつ、作業をする。

 花壇整備には気迫がある。




     11月27日(金)

「パンジー」や「ビオラ」を植えるために土に肥料を入れてならした。

「菊」や「ハボタン」が次の花を待っているかのように、花壇の花々の顔が整ってきた。


     4月8日(金)午後

 木根川中央公園の新花壇で、「デージー」や「アリッサム」、「「ビオラ」など150鉢を植え付ける。


 「ヤグルマソウ」「キンギョソウ」「ヒャクニチソウ」の種まきもした。




「コンテナガーデン作り」。完成後は、東四つ木地区センターに置くことに決めた。

 コンテナでは花の向きを考え、配色やバランス、高さなど、手慣れた手つきで植えこみつつ、弾んだ会話が行き交う。期待と心を込めた人の声が、きっと、植物の養分にもなる。

 人には、気持ちを和ませる栄養を返してくれる。

     あとがき

 魔法という言葉は「花」や「自然」からもたらされるかもしれない。花が虫や鳥を呼び、人に喜びをもたらす。未来を築く魔法は「花」を育てる心、慈しむ心にあり。


                 撮影 : 須藤裕子  H27年5月~H28年4月まで   

真剣チャレンジ「第7回わいわいフェスティバル」 = 隅田 昭

 まえがき

 平成28年5月14日(土)から15日(日)にかけて、テクノプラザかつしかにて、『第7回わいわいフェスティバル』が開催された。

 葛飾アクセサリー工業会の主催で、栃木県芳賀郡市貝町の協力のもと、地元企業自慢の逸品と、新商品を発表するために行われている。

 実行委員を務める、財津史郎さん(44才)から話をうかがった。
 「春はこのイベント、秋は産業フェアがメインで、出展数は30団体です。この週末2日間は、約2千人の入場者を予定しています」
 今回は新たな試みにもチャレンジしている。アクセサリーを製造する企業が、楽器メーカーとコラボを組んで、三味線を開発したのだ。

「SAKURA前戦」に所属する、菅谷弥生さん(写真・青の衣装)と、関 聡美さん(同・赤の衣装)の若い劇団員だ。

 足立区を活動拠点に、全国各地でちゃんばらとダンスを融合させた、独自の殺陣(たて)パフォーマンスで、観客の人気を集めている。


         本番は表情も変わる

 演技前には屈託のない笑顔を見せていたが、いざ本番が始まると真剣そのもので、観る者を引きつける、迫力の演技に圧倒された。

 会場ではセリフを伴わない、主人公の成長物語を披露した。そのあと、即興のちゃんばら体験教室も行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。


 パフォーマンス終了後に舞台裏の控室で、演技指導や脚本、総合演出を担当する、伊緒里(いおり)優子さんから話を聞いた。
 公演では劇団員のアクションが激しいので、ナレーションを入れるなど工夫をした上で、独自のパフォーマンスを重視している、と話す。

 最近は海外公演も多く、外国人には特に、忍者パフォーマンスのウケが良いそうだ。まず海外で人気に火がつき、逆輸入されるサクセスストーリーを夢見ながら、彼女たちは日々厳しい稽古に取り組んでいる。


         額に汗して華やかに


 特設ステージでは、『葛飾諏訪太鼓』に所属する子供たちが、額に汗をかきながら、自慢の腕前を披露していた。
 代表の宮坂薫さんの話によれば、女児を必ずチームに入れて、華やかさを演出させるのがミソで、会場も盛り上がるという。
 記者は迫力のある演奏に胸を躍らせたが、
「チームのバランスとしては、まだ60点の出来栄えです」
 と宮坂さんは評価する。

 去年の12月に入ったばかりの佐藤佑介くんは、まだ幼さが残る小学2年生だ。それでも上達が早いらしく、立派にこなしていた。

 母親の亜也さんは45才とうかがった。彼女はヨガやバレーボールなど多数に所属している。その遺伝もあるのか、息子の佑介くんも、柔道や剣道、水泳教室の合間に太鼓を習っている。

 立石のライブフェスタには、毎年出演しており、7月には大田区のビアガーデンで披露する機会もある。また、プロ集団『あまのじゃく』と称するチームが演奏する、太鼓ライブと共演する予定も決まっている。
 これから暑い季節をむかえ、練習にもいっそう熱が入るだろう。


    伝統文化を伝えます


 会場の一角で心が和む、古都の調べが聞こえた。演奏しているのは『文化筝音楽振興会』で師範を務める、増渕喜子(よしこ)さんだ。

 世間一般で知られている「琴」という文字は、簡略化した文字だ。あくまでも「筝」にこだわり、日本独自の伝統文化を守っている。

 稽古で使われる琴は1m83cmあり、子供には持ち運びが難しい。そこで広く普及させるために、増渕さんはコンパクトな筝を開発しました、と説明してくれた。

 和筝は絹糸を張るが、オリジナルの音色に近いテトロンを使う。朝廷の宮廷音楽で使った、伝統の和楽器に比べても、ひけを取らない、と増渕さんは胸を張る。
 小学校にも出張授業の活動を続けており、杉並チャリティーコンサートや宮城、佐渡などでもライブ演奏を披露するほど、普及していると語った。

 体験コーナーでは、ドレミの音階の代わりに、小学生でも理解できるように1から10までの数字と、3つの漢字が並んでいた。
「さくら さくら」など簡単な曲調であれば、誰にでもすぐ軽快なメロディーが奏でられる。

 2020年の東京五輪には、未来を背負う子供たちが箏を演奏する姿を実現させたいと、増渕さんの指導は並々ならぬ情熱がこもっていた。


          盛夏を彩る和の心

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この『燃える山脈』の著者は地元葛飾の方ですか=PPの講師です

 地元の書店が少しでも潤い、穂高健一先生がより地元でも、有名になるような思いから、『燃える山脈』(山と溪谷社・1600円+税)をイトーヨーカ堂四つ木店にある「ブックス・オオトリ」に取り寄せを依頼しました。

 その際、店員さんが「この著者の穂高健一さんって、震災のことを書かれた方ですよね。ときどき注文が入ります」と話してくれました。
 それを聞いて、私もうれしくなり、「実は、著者は地元・立石の先生で、きっと『燃える山脈』も、すぐに重版されると思いますよ。ここの書店でも、大量に注文しておいた方が良いですよ」と言いました。


 6月6日に、入荷した穂高先生の『燃える山脈』を受け取りに行ったら、吉田店長が出てきて、
「この著者は地元の方なんですか」
「はい、そうです」
 そう答えると、店長がうれしそうに、
「ここに目立つように並べました」
 といちばんよい場所を指してくれました。
 平積みされた先生の本を見て、思わずうれしきなりました。と同時に、先生の本が全国的に、たくさん売れることを念願しました。


 追って、穂高先生のもとに、サインをもらいに行くと、「発売の当日に重版が決まって、週明けのきょうは、2刷がすでに印刷屋にまわっているよ」と教えてくれました。
 山と溪谷社の予告販売の注文がかなり入っていたそうです。

 ことし初めての8月11日「山の日」施行に向けた、メディア取材がいくつか入っているから、それらが報道されると、この本にたいするニーズがさらに盛り上がるかもよ、とつけ加えられていました。

 『いのちの源を切り拓いた人たち 穂高健一』とサインしてくれました。


 文:中川亮
 写真:郡山利行

 かつしかPPクラブ               


 

葛飾区「花いっぱいのまちづくり」レポーター研修会

 葛飾区内では「花いっぱいまちづくり」の活動が活発に展開されている。

 活動団体は114。(平成28年1月現在)。それら団体から、活動な報告がなされると、葛飾区HP「かつしか花いっぱいまちづくり」に随時掲載される。

 同区環境課が2015年度から公募した、7人のレポーターによる取材報告もおこなわれている。そのうち、「かつしかPPクラブ」から3人のメンバーがレポーターに選ばれている。


 レポーターの取材力向上のための研修会が、5月8日(日曜)の午前9時から、同区渋江公園で実施された。講師は穂高健一。研修時間は3時間にわたる。

 レポーターの参加者は6人だった。

 


  花の撮り方として、「後ぼかし」などの技術も学ぶ。


  
花壇の活動には、遠近法の撮影が有効である。

   


活動団体の報告が主である。

  全メンバーの紹介もずいじ行われる。よって、レポーターには集合写真の技量アップも要求される。




  単に活動するメンバー全員が集まった写真では、味気ない。

  団体の特長も、一つ写真のなかでどう伝えきるか。


  写真を撮る側は、被写体に、あれこれ要望する。それがコツである。


 渋江公園から、研修場所を「かつしかエコライフプラザ」(立石図書館2階)に移し、座学でプロジェクターを使って、撮影してきた写真のトリミング技術を会得する。

【関連情報】

葛飾区ホーム・ページ「かつしか花いっぱいまちづくり」、こちらからも入れます。


生命力 (下)  浦沢 誠

葛西神社の「イチョウ」

 1185年(元暦2年)に、葛西三十三郷の領主・葛西三郎清重が、下総国香取神宮の分霊勧請し総鎮守としたもので、当初は香取社と称した。
 現社号は明治14年に、葛西三十三郷の総鎮守に鑑み改称した。御祭神は経津主命(ふつぬしのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、徳川家康公。例祭日は九月の第二土曜日である。


    全面道路から見える広場左側のオオイチョウ


 境内には、3株区指定の天然記念物の「イチョウ」推定樹齢300年がある。ほかにも区の保存樹木や保存樹林もある。


(写真:左)片付け中の権禰宜の中村さん     (写真:右)したたれを飾り付けた石の鳥居

 神職の位は、権禰宜(ごんねぎ)で、勤続8年目になる中村さん(30歳)に話を聞きました。
 
日本の神仏に関する伝統に魅力を感じ、この職業に従事しましたと話す。職階として、宮司、権宮司、禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)の順になる。

 朝夕2回の礼拝は毎日行う。2月の初午の日が稲荷神社の祭りの日となる。昨日がその日に該当し、境内が参拝客で賑わいました。

 また正面の石の鳥居の「したたれ」は、33枚飾っていて、葛西三十三郷の総鎮守の形を保持している。他社にはないものと熱く語ってくれた。


金蓮院の「大羅漢樹:まき」



     (写真:左)山門の左奥に見える大羅漢樹 (写真:右)山門の脇の大羅漢樹

 金蓮院(こんれんいん)は、室町時代後期(戦国時代)、永正(えいしょう)年間(1504年~1520年)の創建。東金町三丁目の境内にある大羅漢樹(だいらかんじゅ)である。学名を高野槇(こうやまき)。
 推定樹齢500年。1829年(文政12年)の紀行文「十方庵遊暦雑記(じっぽうあんゆうれきざっ
き)」にも記載されている。


都立水元公園「伝五郎の松碑」

 

 伝五郎の松は小合溜に沿って造られた、公園(約92ha)の外溜河畔に植えられていた
(推定樹齢200年)。遠くに筑波山を眺められた。

 この場所には、今は記念碑と後継樹が植樹されていた。

 その場所から100m程南下した水元大橋の脇の水元内溜水辺では、ヘラブナ釣りの大
公望で今日も賑わっていた。

その一人で足立区から来た今尾覚一(あきかず)さん(69歳)を取材しました。
 伯父夫婦が水元に住んでいます。今日も車で来て、朝から釣りをしています。月のうち2
週間はここに来ている。釣り歴35年です。以前は釣り船がここの近くから出ていて、多いと
きで1日に120匹位を釣り上げたこともあった,と話す。


 池畔の伝五郎の松記念碑と後継樹ヘラブナ釣り人の今尾さん


あとがき


葛飾区内には、公共と民間の総樹木数が約1万2000本。保存樹林が平成24年3月末で、27か所約3万8000㎡ある。

  同区としては、これら樹木の保全支援事業を行い、幹の周長が1.5m以上の樹木について点検・診断を行っている。保存樹木・樹林に指定されると、保全に必要な費用の一部として、補助金が支給される仕組みが出来ている。行政支援を利用し、地球にやさしい樹木をいつまでも大切にしてゆきましょう。


 金蓮院の墓地のすみの野仏さま

【関連情報】

 環境部環境課推進掛から、下記の資料を準備していただき、今後の現地取材の手掛かりの一助とすることが出来た。感謝しています。


 1.葛飾区教育委員会・生涯学習部生涯学習課編 『葛飾の文化財』 平成8年2月29日発行
   
 2.平成26年度葛飾区緑化推進協力員会の施設見学会 『葛飾の名木・古木巡り』(区北部編)

 3.葛飾区の緑化『かつしかの緑の現状と協働で進めて行く、これからのかつしかの豊かな緑』 平成25年2月13日(水)

かつしかPPクラブの合同取材「わいわいフェスティバル」

かつしかPPクラブは、今年度(2016)の課外実習として、5月15日に、テクノプラザかつしで開催された第7回「かつしかで楽しもう・わいわいフェスティバル」で取材をおこなった。主催は葛飾アクセサリ工業会である。物品販売だけでなく、予想外にイベントが盛りだくさんだった。

 同クラブは、年間4回は各人がひとつテーマで、独自の視点で取材し、それを記事に仕立てている。そのうちの1回は全員が区内のイベントに出むき、取材活動をする。研鑚の機会のひとつとしている。

 

 主催者に共同インタビューをおこなう。

 メーカー直売ジュェリー、 葛飾区と親交の深い栃木県市貝町の「おいしいお野菜」という物販がおこなわれた。

 特別会場では、催し物がたっぷりだった。

 チャンバラ活劇は、 劇団名『SAKURA前戦』である。30分の熱気に満ちた舞台で、会場を盛り上げた。


 和太鼓実演の終了後、PPメンバーは、子どもたちや付添う親に取材する。


 「3分で整う和服の体験コーナー」
 
 指導者に、写真の撮り方で、モデルになってもらう。


 
文化琴の体験コーナーで、指導講師から取材する。

 どんな記事があがってくるか。それが楽しみである。

生命力 (上)  浦沢 誠


    葛西神社の境内を元気に走りまわっている少年と勢いのある樹林帯の対比。


『まえがき』

  葛飾区内の樹木の生命力に焦点を当て、同区環境部環境課へ行き、事前調査を行い、以前あった樹木(樹種と樹齢)や、現存しているものなどの現地取材を試みた。

現存する樹木で長寿命ものは、東金町三丁目の金蓮院(こんれんいん)にある「大羅漢樹(マキ)」で、推定樹齢500年だった。他にも東金町六丁目の葛西神社の「イチョウ」(同300年)など、区の天然記念物に指定されているものもあった。

  また、以前に存在していた都立水元公園の「伝五郎の松」(同200年)の植生場所も併せて取材した。
 

区との事前調査・打ち合わせ

 2016年(平成28年)2月1日(月)午前11時に葛飾区役所本庁舎4階の環境部環境課推進掛を訪ねた。事前の電話連絡だけで取材をした。

 下記の資料を準備していただき、今後の現地取材の手掛かりの一助とすることが出来た。感謝しています。


  取材に立ち会っている早坂係長と緑化推進係員の舘岡明日美さん


南蔵院「聖徳の松」

  南蔵院の現在地には、もと聖徳寺という天台宗の寺院があり、聖徳太子像を本尊としてしていました。明治維新の神仏分離令による廃仏毀釈運動によって荒廃したものと思われる。
  この「聖徳の松」は、太子堂に安置する尊像をはじめ、多くの石仏とともに残された貴重な遺産です。推定樹齢450年といわれる老松である。

  境内にはこのほかに江戸名所の「縛られ地蔵尊」も安置されている。

   本堂前の「聖徳の松」


    天台宗業平山南蔵院の山門正面

 お寺の敷地は、水元公園の水元内溜水辺から約1kmの閑静な住宅地の中にあった。
  


 大岡政談に登場する縛られ地蔵尊


 縛られ地蔵尊や水琴窟(すいきんくつ)・曼荼羅(まんだら)の庭があり、参拝者への配慮が感じられた。
  
 
半田稲荷神社の「イチョウ」と「クスノキ」

    
創建は、711年(和銅4年)と伝えられる。 1747年(延享4年)の火災で社殿や社宝の一部が焼失した。
「武江年表」天明3年の条によると「葛西半田稲荷修復勧化御免にて、江戸中の船宿へ施財を募る」と、修復への関心も高く、弘化2年の親社殿の上棟式には尾張中納言慶勝も参列して盛大に行われた。

  はしかと安産の神様として知られ江戸名所図絵にも描かれ、歌舞伎役者の信仰も集めた。

 「白狐殿」の周囲裏側にイチョウやクスノキの区の保存樹木がある。

        
       1日パス券を見せる真下さん


 参拝に訪れた真下共一(ましたきょういち)さん(67歳)に話を聞きました。

足立区一ツ家から柴又七福神巡りのあと夫婦でここに来ました。今年は正月から都内23区内の七福神巡りを全て終わらせる計画をたて、健康のために1日2万歩あるく方針を実行しています。
  必ず家内と一緒に行動しています、と熱く語った。


 区指定有形文化財の神泉遺構背面の石柵には、尾上菊五郎や市川団十郎の名が刻まれている。

【つづく】

地球環境保全と言うは易く、行うは難し《雨水タンク》=須藤裕子

   《ま え が き》 

 雨。
 多すぎれば洪水に、少なすぎれば干ばつになる。

「雨も溜めれば資源!」として作られたのが「雨水タンク」だ。そもそも雨が降った時、どのくらい溜まるものだろうか。
 福岡県庁のHPによると、貯水量は、屋根などの雨を集める集水面と降水量によって決まり、

   貯水量(L)=集水面積(m2) × 降雨量(mm) × 0.9(集水可能な割合)

 ちょっとした雨が1~2時間降れば、家庭用の200L程度の雨水タンクなら満水で、これには驚く。水循環から「雨水タンク」に関心が湧いた。
 見えたもの、見てこなかったものに気づく。


 葛飾区役所の正面玄関を飾る「パンジー」。奥の黒い箪笥用の物体は、200ℓの雨水を溜め、自動潅水装置として利用する「雨水タンク:雨びつ」だ。

 サンエービルドシステム(株)の商品で、飯を入れるおひつを模して、米も水も大切にする気持ちを込めている。

「葛飾区シニア支援センター」にも設置されている。蓋はさび付いているが、蛇口はピカピカだ。ここでは「掃除」や「洗車」、「植物への水やり」など日常業務の中で使っている。近所の人も利用している。

「ミニダム」を推進利用するために、施設内で引き継ぎを徹底し、申し送りされてきている。



 立石6丁目にある株式会社「後関(ごせき)製作所」の敷地内には、災害時に活用するための井戸を掘ってある。そのうえ、同敷地内に建設したマンションには、自販機を設置し、電気止まった時は、自動的に風力発電からの電気に切り替え、災害時に、提供できるようにしてある。

 同じ立石6丁目に、長屋風の木造住宅が並んだ、昭和にタイムスリップしたような一区画がある。

 通路には、古くなって劣化しかけたポリバケツが置かれている。ここは、マッチ1本で火が燃え広がりそうなところだ。それを自覚したかのような「防火用水」がある。

「雨水タンク:ミニダム」が持つ頑丈さ、大きさ、便利さ、美的なセンスはないが、住民の精一杯の防災意識を見た。



 住宅地の一角に、飛び出したような、元気な魚の彫刻がある。よく見ると、口元などはあまり緻密ではない。

 いったい何だろう。

 これは、「青戸地区センター」の入口に置かれている彫刻だ。2階の図書館で、若い職員に尋ねてみると「知らない」と言う。

 しかし、年配の女性職員が「雨水」を溜めているのだと教えてくれた。



 尻尾の蛇口をひねると、水が勢い(・・)よく出てきた。


 平成27年4月から新校舎になった葛飾区立中青戸小学校。219㎥もの貯留雨水を、トイレの水洗や散水に使う。
 その他、屋上の植物に自動潅水システムで散水している。


 青戸第2団地の中庭にも、雨水を貯留して使う設備がある。しかしながら、ハンドルを回しても水は出ない。
「数年前までは、水が出て子どもたちがよく遊んでいた。飲み水ではないため、飲めないよう石を高くして工夫もしてあるが、壊れてここ何年も出ていないし、修理もしていない」
 と、自治会長をしている福田雅さんが話されていた。





 木製で体裁のいい「雨びつ」2台の奥には、もう一つ、200ℓの「雨水タンク:ミニダム(商品名)」もセットされていた。

 雨水資源を有効利用する製品が、区役所のプランタや花壇を潤している。

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わがまち かつしか2016「 時の流れが見える」(下)=郡山利行

「 このフレンチサンドグラスはですね、古い西洋の本の絵を見て、自分で作り方を編み出したんですよ。 海外でも珍しいデザインで喜ばれるので、いろいろな方達が、外国への出張の時などに、これをお土産に使われています。たびたび注文があります 」
  と、金子社長は誇らし気に語った。


 10種類を超える、ハーフトーン(中間色)の砂を作り上げている、金子社長は、「ゆっくりと流れる砂を眺め、これまでの人生を振返ったり、せわしい日常では味わえない、癒しの時間を過ごしたりすることができるように、じーっと見つめて、楽しんでもらえる砂時計であればいいなと、今日この頃は願っています」 と、これからの思いを語った。


 金子社長の跡取り、勲さんは、昭和48年生まれの42歳。 父さんの仕事に入門して17年である。
 
 筆者 「社長を100点だとすると、勲さんは、何点くらいですか」

  社長 「・・・・・・・・・」

  勲さん 「落第ではなさそうですが・・・・・」

  筆者 「それじゃあ、65点ぐらいですか?」

  社長 「そうだなァ、まあそんなとこかなァ」

 勲さんには、にんまり、の会話だった。


『(有)金子硝子工芸 従業員全員(社長・奥さん・息子さん)』 


 砂時計作りに携わって50年の、金子社長には、多くの人達との出会いがあった。
 
 そして、そこでの様々な希望・要望に取り組むことが、自身の技術の向上につながることへの、あくなき意欲と喜びであることを、熱く語った。 


 4.金子さんの砂時計 

 2010(平成22)年に、(有)金子硝子工芸の砂時計は、葛飾ブランドとして、KATSUSHIKA町工場物語の、認定No.2202、認定品名 「ひょうたん型砂時計」 として認定された。「関連情報・参照」


【 5.編集後記 】

 金子さんご夫妻と息子さん、期日間近の大量注文製品の仕事の合間に、ご家族3人で、取材に快く応じて下さったことに、感謝いたします。ありがとうございました。


 この間に、砂時計の魅力にひきこまれた筆者は、どうしても世界に一つだけのオリジナル砂時計が欲しくて、三種類の砂を金子硝子工芸社に持参しました。
 5分、5分、30分の大きさで注文しました。
 約2ヶ月後の完成が、とても待ち遠しいです。


 『左から、鹿児島桜島の噴火降灰、南米チリ国イースター島の海岸砂、鹿児島薩摩半島吹上浜の我が故郷の砂』

                     撮影:2016年2月2日

                     文・写真 郡山利行

【関連情報】


有)金子硝子工芸HP

 参考図書

 葛飾町工場物語 第4回(平成22年度)認定製品ストーリー集:葛飾区 2012