第1回 祝日「山の日」大崎上島・神峰山大会=数百体の石仏に、鎮魂の祈りをささげる(2)
この島は、瀬戸内海で最大の離島です。名峰・神峰山(標高452m)の山頂からは、日本一の大小115島が眺望できる、絶景です。
さらなる特徴として、多くの幼い少女、若い娘さんがお地蔵さんとして祀られています。
室内会場:大崎上島町観光案内所2階 ( 白水港フェリー乗り場から徒歩1分)
開会の挨拶は、大崎上島地域協議会・事務局長 榎本江司 さん (左)
国民の祝日「山の日」は、昨年(2016年)から、世界で初めて「山の恩恵に感謝する」ことを掲げました。
このたび、大崎上島において、8月11日の祝日「山の日」に、大崎上島・神峰山大会を開催することができました。
どんな悲哀があったのか、時代背景などを朗読・小説で知ってください。そして、鎮魂歌の演奏を聴いたうえで、皆さんで神峰山に登り、「悲哀のお地蔵さんを洗う、磨く、祈りましょう」
司会 平見健次 さん (右)
朗読 三原 みずえ さん
濱本 遊水 さん
穂高健一が献じる、小説「神峰山物語」の朗読会
第1部 「ちょろ押しの源さん」
第2部 「初潮のお地蔵さま」
木江港の遊郭街に生まれ育った作家が、亡き若き女性が石仏になった悲劇を小説化しています。
音楽演奏者
Duo de naranjo(デュオ・デ・ナランホ)
・三須磨 大成さん(ボーカル・ギター)
・三須磨 利香さん(ボーカル・パーカッション)
* キューバ音楽による鎮魂歌を聞き入る。
悲劇の少女達への鎮魂ミニコンサート
大崎上島町の木江町は、明治時代から昭和33年の売春防止法が成立するまで、瀬戸内の最大級の遊郭があった。そして、多くの悲劇が生まれた。
* チャーターしたバスで、山頂近くの駐車場まで移動しました。~ ハンドタオルや水(ペットボトル)は事務局から参加者へ配布されました。
登山道に点在する石仏を洗い、磨き、拝んでいきました。
石仏の巾や前掛けを付け直します。
【つづく】