ランナー

マイ・ランニングロード (コース紹介01)

 マラソンは素質だけで走れない。日々の練習が大切だ。練習場の環境がレースにもおおきな影響を及ぼす。これほど恵まれたマイ・ランニングロードは少ないと思う。

葛飾区の中央に流れるのが、中川で一級河川である。昭和五十年代にはゼロメートル地帯の治水対策で、両岸の護岸道路がコンクリートで整備された。
 
 上流の奥戸橋と下流の平和橋との間を一周してくると、3.51キロ。この距離が絶妙である。6周すれば、ハーフマラソンの21キロ。12周すれば、フルマラソンの42キロだ。大会を前提にしたスピードの組み立て練習が日々できるのだ。

 左岸も右岸も信号が一ヶ所もない。車は通らない(自転車のみ)。大都会で、これほど安全なマイペースで走れるコースは、数少ないだろう。大きな公園でも1周が3.51キロもないものだ。
 
 護岸道路には200メートルごとに距離表示版が埋め込まれている。一キロ5分、5分30秒、6分と自分の速度がしっかり掌握できる。他人(指導者など)にタイムをはかってもらう必要もなく、ひとり自分自身が身体でおぼえることができるのだ。
 
 すこし上流に行けば、奥戸陸上競技場(公認・400m)がある。有料施設だ。なにもトラックでタイムをはかる必要もないので、一度も利用したことがない。
 
 この表示板があるので、スピード練習のインタバールがいつでもできる。200メートルは全力疾走、次の200メートルはゆっくり、次は全力疾走。その気になれば、何本でも、くり返すことができる。むろん、精神力と体力によるけれど。ともかく贅沢なマイ・ランニングロードだ。

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