A025-カメラマン

晩秋の富士山麓で、想うままに撮って、わが心を重ねる ③

 富士山麓を歩く。東京から近いせいで、いつでも来られると思いつつも、いまだに足を運んでいない景勝地、さらに山梨県・大月のリニア・カーの実験地などむかうことに決めた。

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「スターダスト」の早朝のラウンジで、窓越しに、富士山が眺められる。心地よいものだ。

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美味しい朝食は、1日の良きスタートである。

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「白糸の滝」はもうすぐだ。渓谷に架かった橋を渡る。

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白糸の滝が幻想的というか、神秘的に輝いていた。

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 富士山麓では、とても人気のある観光名所である。
 観光客どうしが撮影し、お礼を言い合う。ちょっとしたふれあいが旅を楽しませる。   

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 ひとたび、山中湖に帰ってくる。大勢の観光客がくり出す。

 南アルプスが遠望できる。

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リニアカー(山梨県・大月市)
 科学の最新技術で挑むリニアモーターカーの走行運転が展望ができる。
 科学の進歩の一面で、森林破壊とか、地下水の問題か、諸々ありそうだけれど、現地を知らずして、あれこれ批判するのは望ましくない。それゆえに足を運んでみた。

 模型や説明パネルから、水力発電所でエネルギー作る、という原理とおなじに思えた。確認すれば、
「そうですよ」
 と案内の方が応えてくれた。
 マグネットで稼働動力を生みだす。CO2の観点でいえば、地球環境の問題の点で、ずいぶん寄与するのかな。

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 ただ、早く開業しないと、東海道新幹線に追いつかれてしまうのではないか。そんな心配をしてしまう。
 
 案内嬢が暇そうにして勧めるので、ミニ・カーに試乗してみた。
 宙に浮かぶ、快適さを問われたが、距離もなく、心地さなどわからなかった。
 ディズニーランドの玩具の一つみたいだった。

日本の三大奇橋の猿橋

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 は、もう30年前から、いちど来てみたかったところ。


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 猿橋駅から、徒歩でも来られる。

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江戸時代からの特殊な橋脚のつくり方

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 たぬき池も、脚を運んでみた。

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 富士山とも、また来るまで、しばし別れである。
 今夜、もう一つの楽しみがある。東京でも、天体ショーの皆既月食だ。
 TVの気象予報士は皆既月食は98%みられると、自信満々に語っていた。とても楽しみだ。
 中学時代には、私は3年間ずっと気象班に所属していた。毎日、観測していた。日曜日も、(当番制)学校に出向く。
 NHK第二ラジオ放送の天気概況を聞き取り、天気図を作成していた。

 初の人工衛星が地球を回ると、真夜中の中学校のグラウンドで、先生の指導の下、天体望遠鏡で観測したものだ。

 そのころの若き血潮が騒ぐ。 

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 帰宅すれば、東京の夕空はぶ厚い雲におおわれた曇天である。
 占い師と気象予報士は肝心なとこに当たらないものだ、と相場は決まっている。

 大人になってみると、責任が問われない良い仕事だな、と思う。
 結果として、合成写真しか表現することができなかった。

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