A025-カメラマン

『春花繚乱』 華やかな日本舞踊の美ここにあり(1)=写真で観劇 


 S-NTK 第2回 公演   『復興支援チャリティー公演』


         2015年2月7日(土)・8(日)  大井町きゅりあん 小ホール  


 「阿国花歌舞伎」

     五月梨世  元宝塚歌劇団 


 出演者には元宝塚歌劇団の名優が6人、豪華な美の妙技をみせる。

   


 きりっとした眼差しは素敵だが、着物をつかむ繊細な指先にも美を感じる

  華やかなパワーで踊る。

  元宝塚歌劇団の男役は、きりっとした美の境地に誘い込む

 「美麗」と称すべきか。踊り手の顔立ちの好さから、品も感じさせる。


 りっぱでうるわしい舞台である。まさに『壮麗』である。


  絢爛豪華な衣装が華やかなのは、艶やかに舞う女性ならばこそ……。


 踊りの背景となった「四条河原」は、京都・先斗町(ぽんとちよう)や祇園にちかい。安土桃山時代から、芝居小屋が立ちならび、京文化を伝えてきた。

 京で最も華やかな歓楽街だった。


 阿国歌舞伎の由来は諸説ある。それは学者にまかせて、庶民は舞いの美をひたすら堪能すれば良い。
 目のまえにあるのは、最高の陶酔感が得られる舞台なのだから。

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