A025-カメラマン

京都らしい、京都を撮る=春華やかな祇園

 京都の祇園はとても着物が似合う街だ。

 「どう、こんなポーズは?」 華やかな姿が艶やかだ。

 若い女性の着物姿はどんなアングルでもさわやかで心地良い



 祇園は情感豊かな坂の街だ。

 若者には人気がある。

 カップルで旅するならば、この町だろう


 言葉にしなくても、写真が語ってくれる祇園の街

 こんな撮り方だろう

 ちょっと狙ってみた。



 待ちゆく女性が、カメラを向けると微笑んでくれた

 微笑みは写真にしても、文章で表現しても、女性が光ってくる



 神社仏閣は、なにかしら縁起を売り物にしている。

「結びの神」

 神頼みでなく、自らが突き進む。

 そんな努力よりも、神さまにお願いしたほうが、手っ取り早いのかな


 八坂神社の石段は、夕暮れ時になれば、

 殆どのひとがおりてくる。

 だから、いつも夕方に来る。

 逆だと、大勢の登っていくお尻を撮影することになる。


 祇園の料亭の路地に入ってみた。

 出勤するのかな、芸子さんたち

 一列に並んでいるところが愉快だった。



 板塀のつづく道は、純日本的な好きな町だ

 樹木の知識が疎いので、松、ヒノキ、杉などくらいしかわからない。


 
 さて、何をしているのかしら。

 ともかく撮影してみた。

 文章にすれば、愉快だろうな

「ねえ、あんた私、酔ってないわよ。そんな眼で見ないで。もう、嫌いよ」
「置いていくよ」
「冷たいったらありゃしない。自分勝手ね。酔わせておいて」

 

 京の風情をたっぷり身体で感じられる

 料亭を使える身分じゃないけれど、

 幕末の志士たちは、祇園で遊んでいた。

 脱藩浪人と言いながら、どこから金が出ていたのかな。

 そんなことを考えながら、散策する


 
 おみくじは、神社の境内の樹木につけると、神官もあとで手間がかかる。

 合理的だな。

 ところで、この方は外国人だったけれど、読めるのかな?

 



 お土産店は、さまざまな年齢層を対象にしている。

 最も多いのが、20代前後の女性を狙っている。

 「可愛い」と言わさせる。

 やや10歳くらいの飾り物が多い。

 


 

 静かな空間は貴重だ

 そう思えるほど、春休みに入った祇園は観光客が多い

 
 こんな路地に逃げ込んでみた。



 「二条坂」

 住み慣れた人ならば、三条、四条、五条と

 町の区切りが明確で判りやすいのだろうな。

 何度来ても、どこが区画なのか、よく解らない。

 却って、日比谷、霞が関、と地名が違ったほうが楽に思えてしまう。



 芸術ぽい写真を狙ってみた。

 円形のなかで、なにが主人公になるか。

 小粒でも、やはりこのカップルだろうな

 人間は人間に目が行く。



 京都の観光客の特徴は、20歳代のグループは男性と女性と、わりにはっきりしている。

 混成した、観光客さま一行は中高年以上が多い。


 八坂神社への道は、もう人通りが少ない。

 きっと山門は閉まっているだろうな。


 場所は提灯が語ってくれる。

 



 芸妓のお姐さんたちは、ご出勤です。

 やはり、祇園には和服が良い。


 清水寺は18時で終わりだ。3分違いで、入れなかった。

 またがあるさ。

 そんな気持ちで、夜のとばりが降りてきた、祇園の町を歩く

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