葛飾区民体育大会、「めざせ、オリンピック」 郡山 利行
4月21日(日)には、葛飾区主催の、第72回葛飾区民体育大会春季陸上競技大会が開催された。
奥戸総合スポーツセンター体育館の大体育室では、卓球台が32台も並べられ、上記体育大会競技種目の、春季卓球大会シングルスが開催されていた。
会場の中央部付近でプレーしたら、どんなに気持ちいいだろうかと、うらやましかった。
午前10時、男子110mハードル競走で、大会 午前10時、男子110mハードル競走で、大会は始まった。
国内外の正式大会と同じ基準での競技である。
私も若かったらなと、夢のようなことを考えながら、シャッターを切った。
かつて100kmマラソンで、世界のトップランナーだった能城(のうじょう)秀雄
さんは、当日この陸上競技場の管理運営にかかわる責任者だった。
5年ぶりの再会だった。
「100kmレースの具合はどうですか 」
「最近は参加していません」
「先日、区内ジョギング・散策の、詳細な案内図のパンフレットを見ましたよ」
「以前、郡山さんから、作り方の概要を教えてもらいましたので、やっと完成させました」 と、うれしい会話を交わした。
2016年3月にオープンした、水元総合スポーツセンター体育館である(写真右)。
奥戸の総合体育館が、大きな大会やイベントのメイン会場ならば、水元センターは、規模と設備は小さいが、区内青少年達の主要な養成施設会場の役目を、擁してはどうだろうか。
選ばれた選手候補生達だけではなく、スポーツ全般に夢を抱く青少年達の、駆け出しの場が望ましいと考えた。
体育館では、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、バドミントン、卓球等の球技のほか、25mプールでの水泳、水球や、道場での柔道、空手、剣道ができる。
オリンピックを頂点とした、様々な大会での競技施設とほぼ同等の場所である。
授業やクラブ活動などでも利用できるならば、少年少女達に強い体験の記憶として残るはずである。
わがまち かつしかには、未来への力のみなもとがある
わがまちは、奥戸と水元の総合体育施設のほかに、区内各所に点在する公式試合規格に準じる、様々な競技施設を保有している。
これらの施設を小学校高学年生から中学生達を中心に、積極的に体験利用できる機会を与
えてほしいと願う。
生徒たちの会場への移動には、区内公共施設にある、大型のマイクロバスや大型バスを、学校の授業時間帯に活用する。 数が足りなければ、新品車両である必要はないので、レンタルリースの利用もある。 運転手あるいは案内者は、熟年ボランティア者が、十分に期待できると思う。
その時間帯の、わがまちかつしか区内の道路は、渋滞していない。
学校単位で、年に1回でも、2回でも、本物の施設で≪競技≫ができる体感に触れさせてほしい。 学校の校庭や体育館と全く異なる、広さや施設や空気の違いなどで、一瞬にしてその場の雰囲気に歓喜するはずである。
青少年達の、スポーツに取り組むことへの様々な喜びと、その向こうにある人としての感性の豊かさや、高レベルの競技者へのあこがれの育成などへの、力添えとなると信じる。
《了》