A045-かつしかPPクラブ

曳舟、風情ある散歩道 田代 真智子 (1)

まえがき・・・・・・1

名の由来・・・・・・1


曳舟古浄水橋からスタート・・・・・・1


中の橋までたどり着く・・・・・・1


時代の流れ・・・・・・2


親水川で出会った野鳥たち・・・・・・2


この日公園に咲いていた草花・・・・・・2


曳舟七橋 & 曳舟六橋・・・・・・3


おわりに・・・・・・3


あとがき・・・・・・3


まえがき

 サントリー美術館で歌川広重の浮世絵「四つ木通用水引きふね」を観た。四ツ木の文字が目に止まり、葛飾区の住人として興味を掻き立てられた。


 そこで曳舟の地名の由来を知ったことで、曳舟川親水公園を歩いてみることにした。

 亀有駅から歩いて四つ木道の始まりを探し、めだかの小道までの小旅行である。江戸の昔が時の風に乗って現代まで届いているだろうか。

⊿名の由来⊿

 曳舟の名の由来は、人が、綱を肩に巻き、舟を引いたことから来ていると云う。

 江戸時代後期には、その風景を浮世絵や紀行文、旅行記などに多く描かれている。その記述によると曳舟があったのは、この曳舟川だけではないようだ。

 墨田区の小梅付近、亀戸天神付近や浅草寺などにも、曳舟が行われていたことが、街道絵図などに残されている。

 曳舟は、江戸の旅人には重要な交通機関であったのだが、明治に入り、人力車が登場し、交通手段の形が変化していく中で次第に消えていった。

 曳舟川の一部が曳舟川親水公園として生まれ変わり、四季の花や野鳥が訪れる人を楽しませてくれている。

 桜が咲く直前の公園は、華やかさはないが、散歩する家族やお弁当を食べる人、犬と戯れる人や、せせらぎで釣りをする子どもたちがいた。

 ゴミが落ちてあまり管理されていないのかと感じる場所もある。曳舟十五橋から進んでいくうちに、水はきれいになってきて野鳥をたくさん見ることができた。


 冬がまだそこにいるような枯れている樹木もあるが、咲いている野花もある。何より開花を待つ桜のつぼみが目にまぶしい。


⊿曳舟古浄水橋からスタート⊿

 曳舟川の始まりを探し、たどり着いたが、実際は、亀有六丁目の一之橋があることを後で知る。


 十四橋にはバス停がある。その昔の曳舟は、陸路になっていた。

⊿中の橋までたどり着く⊿


                  【つづく】
  

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