A045-かつしかPPクラブ

「雄渾(ゆうこん)」の像のもとで(下)=宮田栄子

       2014年わがまち・かつしか【総合スポーツセンター・体育館】

 それぞれにパワー全開

はつらつ講師と頑張る女性(写真・左)

9時~午後9時までやっています。平日の午後3時~5時が比較的にすいてます。
個々のスポーツメニューも作れますので、ぜひご利用ください。 (2時間300円) (写真・右)



―いつでも、どこでも、だれもが、いつまでもできるー「これは、バウンドテニスのスローガンで、広いスペースが無くても充分な運動ができます」と、リーダーの青木さん(74歳)はいかにも楽しそうに語る。

幅3m、長さ10mでネットの高さはなんと50㎝、小さくてスピード感がある、とのことだ。(ラケットボールが原型でテニスと同様のルールである)葛飾には20チームがあり、競い、楽しんでいる。

「68歳からテニスを始めましたが、今はこのバウンドテニスに夢中の89歳です。
モットーは『自分のことは自分でやれる年寄りに』です」


 体育館を取材させていただいた後、会議室に移動し、質問コーナーが設けられる。

―6年後の東京オリンピックに向けての思いを聞かせて下さいー

山本さん「練習会場に使ってもらえるようにしたいです。オリンピックに出場できるジュニアを育てたいと思います。前回のバルセロナ大会では葛飾から水泳の渡辺香生子さんが出ていますから」


 ―スポーツに関する呼びかけや宣伝は区が行うのですかー


山本さん「いえ、当センターでやります。元気な方は積極的に来れます。課題は、身体の不自由な方、障害者の方たちにも、いかに利用していただくかということです。バリアフリーも少しづつ導入しています。

スローガンは『デーサービスに行くより、スポーツセンターに行こう』で、高齢者向け健康体操もやっています。自治体でも『お金は医療費にかけるよりスポーツに』という考えが強くなっています。

 -手ごたえを感じるのはどういう時ですかー

山本さん「こうして、関心をもたれた取材を受ける時や、利用者の人数が増え、活性化している時、それと、高齢者の方が今まで動けなかったのが動けるようになり、表情が明るくなった時です」

 -モットーはどんなことですかー

山本さん「『1年後のことを考えながら、今日のことをやる』です。加えさせていただきますと、当センター長、阪口敦也のモットーは『すばやく8割、残りは長い時間で2割』です」
 -日曜日のお忙しい中、取材協力、ありがとうございましたー


『筆者:取材コメント』

スポーツセンターの取材を終えたあと、とても清々しさを覚えた。厳しい緊張感の中、己と向かい合いながら、黙々と修練を重ねる人。みんなで楽しみながら競っている人。

そして何より、その人たちを見守り、支えていくために、個々の持ち場で奮闘しているスタッフ(従業員)の方々からは、熱意をひしひしと感じられた。そうだ、この熱意こそ「パワー」なのだ。

「かつしかPPクラブ」トップへ戻る