A045-かつしかPPクラブ

かつしかPPクラブ・写真で活動報告=郡山利行

 2012年度の第1回、「かつしかPPクラブ」の講座が2月10日に、葛飾区東立石区民センタ-で開催されました。

 メンバー17人です。全員が課題作品の冊子を提出しました。(講師が添削した・赤と青の文字が入っています)


「かつしかPPクラブ」は発足して、2年目になりました。かつしか区民大学「私が伝える葛飾」で1年学んできた人が、新たに6人が加わり、17名になりました。

 今回の課題は区内で、「今年の抱負、期待、願い」を取材して、記事にするというものです。

 葛飾区成人式が同市民会館(シンフォニーヒルズ)で開催されました。PPメンバーたちはここに数多く集まりました。女性メンバーでも、私服警官が取り巻く、暴走族を名乗る若者たちからも取材し、内容の濃いものです。
 

 提出作品は講座の10日前が締め切りです。浦沢会長がまとめて、穂高健一講師に送り、そして私・郡山が添削作品を1枚ずつ写真撮りします。
 教室では、それらをプロジェクターで写し、全員が全作品の講評を聞きます。そして、学びます。

「人間は人間に感動する」。それには人物の動きと表情を切り取るか。縦横斜め。ローアングル、ハイアングルだよ、と講師がみずから実演します。

 身を乗り出して、穂高講師は熱弁で、指導します。

 
 写真の撮り方。レベルが上がるほど、「1か所で7枚は撮る」。この基本はうるさく言われます。穂高講師は作家ですから、文章はごまかせません。文章の、「てにをは」まで赤が入ります。

 良いところは「青字」が入り、コメントをしてくれます。「とても良いところだよ。2稿では消さないように」、「よく取材されている。歴史的な観点からも、しっかり掘り下げられている」と褒められると、受講生はうれしくなります


 

 区民センターは夜9時がタイムリミットです。そのあとは、いつもの立石・居酒屋「あおば」で、2次会というよりも、講師の補習です。

 「かつしかPPクラブ」は、仲良しクラブ、サロン化してはだめだよ。自分との戦いだよ。他のメンバーと比較して、あれこれ講評するものでもない。相手にするのはつねに読み手だけ。
 「区民記者の、あなたの感性でインタビューしなさい」と、ここでも叱咤激励される。

 穂高講師は体験など、あれこれ話されます。三陸被災地に毎月、真冬でも小説取材で足を運ぶ。被災者の体感温度を知る必用があるから、とも言います。
 記事は自分の足で書く。取材の重要性を語ってくれます。

 「書きたい作品があれば、お金じゃない。何かしら書き残す」
 穂高講師の執念が、明日への区民記者の意欲へとひびきます。
「よし、やるぞ」という気持ちになって、和やかな時間も、帰宅時間で終了です。みんな区民ですから、自転車か、徒歩です。

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