これはスゴイ!北辰一刀流・宗家が協力 『紅紫の館』の紹介・動画
穂高健一著「紅紫の館」(郷士・日比谷健次郎の幕末)の 動画による紹介が、ユーチュウブで公開されました。
江戸時代には天下にひびいた北辰執刀流が、現代も元水戸藩をくんだ剣道道場で脈々と生きています。
このたび『紅紫の館』の執筆には、北辰一刀流・宗家の椎名市衞成胤さんが協力してくださいました。
「江戸時代の武芸者の剣道は、一本勝負ではありません。なんど技が入っても、2時間でも、3時間でも戦いつづけたうえで、どちらかが最後に『参った』という声を吐いたときに勝負が決まります」
それは初耳で、とてもおどろきでした。
「紅紫の館」の第二章『北辰一刀流』に組み込みました。
「内密御用家」の日比谷健次郎と土方歳三が日比谷道場で、練習試合している気迫に満ちた場面から書き出しています。
宗家の椎名さんが門弟らと、その場面を動画(ユーチューブ)で再現してくださいました。すごい場面です。まさに、本物の北辰一刀流です。
真剣で、わら人形をすぱっーと斬ってみせる場面もあります。
この迫力は、ことばで言い表せません。
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「紅紫の館」の女雛の表紙はとても美しい、と大評判です。作者の私が類推する「日本一の人形」も動画に組み込まれています。
第一章『桜田門外の変』は、このひな人形が江戸城・白書院に飾られていた、という場面からスタートします。
上巳の日(桃の節句)には江戸在府の全大名、旗本の登城日です。井伊大老が将軍家の威厳と威光をみせるために制作されたものだった。しかし、雪降る中で、彦根藩主の井伊直弼は暗殺された、というストーリーです。
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この動画には、日比谷家が「内密御用家」だったと裏付ける史料も紹介しています。
動画は1分15秒にまとめられています。
制作 = 株式会社アイムプロダクション(代表取締役 梅田朋美)
制作協力 = 北辰一刀流
制作者 = 日比谷二朗
こちらからユーチューブ「紅紫の館」(郷士・日比谷健次郎の幕末)が見られます(1分15秒)。左クリックしてください。
参考:「日比谷家の雛人形 ~幕末期江戸古今雛の最高峰~ ロングバージョン」、ユーチューブで見られます(8分49秒)。