A020-小説家

日米翻訳家のStacy Smithさんが、ニューヨーク・マラソンで快走

 日本ペンクラブが主催する『世界PENフォーラム・災害と文化』が来年2月22日から4日間行われる。Stacy Smithさんは、小説の朗読を英文に翻訳する。来日した彼女は、10月からその準備にとりかかっている。
 
 彼女は市民ランナーだ。週末には皇居(一周約5キロ)を走っていた。10月の段階ではNYマラソンが近づいてきたが、
『出久根達郎さんの小説は、掛詞が非常に多く、英訳するのがかなり難しい』といい、そちらに時間が取られていた。やや練習不足か。

 Stacy Smithさんは、11月1日にNY(ニューヨーク)に帰っていった。現地からメールをもらった。『時差ぼけと戦い中です。日曜日までに治るでしょうか? でも、週末の天気が良さそう。マラソン大会が楽しみです』と記す。そのうえで、自分をリラックスさせるためだろう、「時間にあまり気にせず楽しめばいいと思います」とつけ加えていた。

 日本時間11月5日23時過ぎ、彼女からメールが入った。『昨日のNYCマラソンは素晴らしかったです !秋晴れの日だったため天気が丁度よかったし、いつものように応援がすごかったです。自分のNYCベストタイムで走れました』と記す。3時間47分だ。女性としては素晴らしい。

 同メールでは、応援に駆けつけた両親との写真を添付していた。その応援も原動力になったのだろう。

 Stacy Smithさんの目標はBostonマラソンの出場だ。『来年の東京マラソンがさらに楽しみになってきました』と意欲に満ちている。東京マラソンでは3時間40分を切り、出場資格を取ってもらいたい。もう手が届くタイムにいるのだから。Stacy Smithさんには心から声援したい。

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