A030-登山家

高尾東山稜 ~ 初沢山(294m)の新雪ハイク =佐藤京子

日時 : 2022.2.12(土)                
メンバー  : L上村信太郎、佐治ひろみ、宮本武、佐藤京子                           
集合場所 : 京王高尾山口駅 10時集合
コース :  高尾山口駅~四辻~金毘羅山~初沢山~高尾駅


今年初めての山行だ。風もなく天気も上々である。

 2日前に都心にも新雪が降ったので、アイゼンをというアドバイスをいただき、スパッツとともにリュックに詰める。
 高尾山口に10時に集合。パソコン検索で良い地図が見つからなかったこともあり、駅の売店で「新版高尾山登山詳細12,500分の1」を買う。これで今後、自分の行動範囲が少しは広がると思う。 

 西氷川橋を渡り、甲州街道を右へ。ホテルTAKAONE(タカオネ)の前を右に少し進むと商店と駐車場の間に細い道があり「登山道ではありません」という看板があった。
 紛らわしいがここを入る。
「かたらいの路・高尾・草戸コース 四辻・高尾駅」の看板が見えたところから細い山道に入ると、雪道が山へと続いていた。
 リーダーの指示によりアイゼンを装着しストックを出す。私は、アイゼンを使用するのが3回目なのでとても嬉しい。
 
 雪道を登っていくと遠くになだらかな初沢山がくっきりと見えた。椿の花が冬景色にいろどりを添えている。
 四辻から金毘羅神社に向かうところに蝋梅が咲いていた。茶色の枯れた大きな実をつけている。
 ろうばい園などでは、きれいに見せるため種を取っているのだと佐治さんが教えてくれた。

 金毘羅特別保全地区を歩き、浅川金毘羅宮の長い階段を登る。12時20分に狭い頂上に着いた。ここで昼食を摂る。
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 この神社では、雨水を大きなドラム缶に貯めて、蛇口をつけて利用し「自然護持 未来永劫 天水尊」と書いてある。

 午後は、1時に出発した。初沢山高尾天神社の階段を登ると、境内には蝋梅が咲いていた。二宮尊徳像もあった。
 1時40分頃、山頂の初沢城址跡に到着する。

<やすべえの森>と書いた手作りの看板に「やすべえさんは身代を興し、せっせと土地を買って、誰でも散歩できるよう柵もせず、ぐるぐる小径をつくった。のちに、山口安兵衛さんのご子孫が市に寄付された。」《高尾 浅川の自然を守る会》と書いてあった。


 ここでのんびりコゲラ、メジロ、ヤマガラをウオッチする。しばらく下ると、黄色い円錐形の巨大な塔が見えてきた。「高尾みころも霊堂」だ。
 みころも公園にシラサギが1羽が羽ばたく。雑木林から小鳥の鳴き声がたくさん聞こえる。カワセミもいた。
 双眼鏡で美しい姿に見とれる。
 いつか鳥の名前と鳴き声が、それぞれ聞き分けられるようになりたいものだ。

 久々に山歩きができて楽しい一日だった。高尾駅前で反省会をしたのは久しぶりだ。

     ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報268から転載

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