A030-登山家

奥多摩・上高岩山(1010m)  武部実

 2020年9月5日(土) 晴れ

 参加メンバー : L武部実、佐治ひろみ、針谷孝司、佐藤京子、金子直美、藤田京子、他1人

 コース : 武蔵五日市駅からバス ~ 大岳鍾乳洞入口 ~ サルギ尾根 ~ 高岩山 ~ 上高岩山 ~ ロックガーデン ~ 御嶽ビジターセンター ~ ケーブルカー駅


 
 武蔵五日市駅のバス停は多くの乗客が並んでいた。ほとんどがトレランのいでたちで、これから大岳山まで練習に行くとのことだった。
 その多人数のせいもあってか、バスは臨時便がでて2台で出発する。ほとんどの乗客が大岳鍾乳洞入口で下車した。

 9:00出発。サルギ尾根の登山口は養沢神社の右奥にある。ところで、サルギ尾根とは面白い名前だ。
「戦後間もなく、昭和20年代の前半のこと。大岳沢に群れをなして棲んでいた猿が時々、この尾根に出てきた。山仕事に出かけた人々が見て、猿が出てくる尾根だから猿来尾根/サルギ尾根と言い習わしたという」(日本山岳会多摩支部HPより)

 登り初めから急登だ。
 30度超えの気温と相まって、汗でシャツからズボンまでビショビショでまるで服の上からシャワーを浴びたみたいな状態だ。一時間半ほどで、炭焼き窯跡になる。このあたりから高岩山の由来となった、と思う露岩がでてくる。

 11:20高岩山(920m)着。山頂は狭く見通しもあまりない。唯一見られたのが、これから登る上高岩山の赤い東屋の展望台である。目標物に向かってもう一息だ。

 12:10展望台着。大きな赤く塗られた東屋があって20~30人は入れそうだ。見晴らしは抜群で、近くの御岳山や日の出山はもとより、眼下の青梅市から西武ドームまで眺められることができた。

 昼食を摂って出発。展望台から上高岩の山頂までは10分ほどであった。
 12:55に着。標識があるだけで見通しはあまりない。

 ここから下って芥場峠からロックガーデンに行く予定だったのが、少々のミスで、地図の破線ルートに入り込んでしまった。
 こちらからでも問題はないが、登山路の確認がおろそかだった。岩場とクサリのコースは、あまりお勧めできないと事前に調べてきたのに、反省。

 14:15ロックガーデン着。ここで小休止。サルギ尾根で出会った登山者は上高岩山から下りて来た時にすれ違った6~7人のパーティーのみ。コースとしての人気度はイマイチなのを感じる。

 途中ビジターセンターに立ち寄り、ケーブルカー駅には16:10に着いたが、一車両後にしてレンゲショウマの観察に行く。
 8月6日に訪れた時と同じくらいの数が咲いていて良かった。とにかく暑く大変な山行だったが、また来てみたいなと思ってくれれば幸いである。

(上高岩山展望台東屋にて)
   ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№252から転載

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