A030-登山家

中央線沿線・御前山づくし=武部実

山行日 : 2020年2月8日(土)  晴れ

参加メンバー : L武部実、栃金正一、佐治ひろみ、関本誠一、市田淳子、開田守

コース : 四方津駅~四方津御前山~西御前~コモアしおつ~大野貯水池~御春山~綱之上御前山~斧窪御前山~梁川駅


 御前山といえば、思い浮かべるのは、大岳山や三頭山、とともに奥多摩三山に数える、山容が大きく春にはカタクリの花で有名な山だ、とほとんどの人が言うに違いない。

 しかし、今回の御前山は、大月市と上野原市に7山もある同名の山のことである。そのうちの四方津駅から、梁川駅の北側にある4山を登ろうと計画を立てた。
 なぜ、狭い範囲にこんなに御前山があるのかは、少し調べてみたが不明であった。


 9:25 四方津駅を出発。

 国道を右折して、トンネルを抜けた先には「四方津御前山」の登山口の標識がある。山道に入ってすぐ、雑木林から草をかき分ける音がしたと思ったら、7~8m先に、猪が悠然と登山道を横断しているではないか。
 私たちに向かってこないか。猪のほうが立ち去って、ほっとする。

 10:03 四方津御前山(461m)着。

 山頂からは南の方向しか眺望はない。だが、道志の山々の先には、富士山の山頂部分がはっきりと眺められた。
 すこし休憩し、西御前(421m)に向かう。
 いま来た道を下り、10分ほどで着いた。ここからは西の方向が開けていて、これから行く「コモアしおつ」の家並みが眺められた。


 山道を下って、しばらくは道路歩きである。
 小きれいな住宅街の「コモアしおつ」を通りぬけて、大野貯水池に着いた。大野貯水池の周辺登山道として整備されている。この道を登ったところには東屋があり、貯水池のきれいな水を観ながらの昼食タイムとなった。


12:15出発。

 周辺登山道に沿って行くと、20分強で御春山(おはんなやま 463m)着いた。扇山、笹尾根等が眺められる、眺望の良い山であった。
 ここで下山すると、大野貯水池の周辺登山道を歩いたことになる。が、われわれは次の御前山をめざして反対方向に進む。40分ほど歩くと、今回のコース一番の急登となった。這いつくばって登るような感じで、キツイ。


13:42綱之上御前山(568m)着。

 ここからは、最初に登った四方津御前山や上野原市の街並みが眺められた。いったん下山し、線路沿いに歩いてガードをくぐったところに、お馴染みの大月市の標識がある。ところが、斧窪御前山の文字が消えかかっていて、目を近づけないと判別不明だ。


15:19斧窪御前山(523m)着。

 山頂には標識がなく、テレビのアンテナが林立しているだけで、見通しはあまりよくない。これで今回の御前山巡りは終了だ。
 この次は鶴島御前山と栃穴御前山を登れば、本当の御前山尽くしだ。

(四方津御前山の山頂)

     ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№246から転載

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