A030-登山家

眼下には奥多摩湖の絶景、鹿倉山= 武部 実     

鹿倉山(標高1288m)= 武部 実

登山日:平成27年7月11日(土) 

参加メンバー:L武部実、佐治みろみ、大久保多世子、岩淵美枝子、中野清子、諏訪 (計6人)

コース:奥多摩駅~バス~深山橋~大寺山~大マトイ山~鹿倉山~大丹波峠~丹波村役場~バス~奥多摩駅



 久々の晴れの土曜日とあって、奥多摩駅は登山客で大混雑だった。バス停も長い行列。無事乗れるか心配したが、鴨沢西行の臨時便が出て、我々は定時(8:35発)のバスに乗ることができて一安心。

 9:15、深山橋を出発。橋を渡って、すぐ右側には蕎麦屋の陣屋の屋号が見える。その横が登山口。最初から意外に急登だ。
 30度超えの天気予報であったが、樹林帯の登山は木陰の中を歩くので、少しは楽だ。水分補給をこまめに摂るようにして登る。

 10:40、突然、目の前には真っ白で大きな仏塔が現れる。雲取山や奥多摩の高い山から白い建造物がよく眺められたが、これが噂の大寺山の頂上(982m)だ。なんで、この山の頂上に36mもの高さの仏塔がと思うが、簡単に言うと日本山妙法寺が世界平和を祈って建立したという。初めて見た人はビックリすること間違いなし。

 10:50に出発。途中の標識に、マジックペンで書いたと思われる大マトイ山(1178m)が現れる。地図上では1178mとしか書いいないので、山名が不明だったが、これで納得できた。鹿倉山まで30分の標示。目標がはっきりすると、ガンバローという気になるもんだ。

 途中の斜面からは、さきほど登った大寺山の白い仏塔と、背後のどっしりした御前山、眼下には奥多摩湖の絶景が眺められて満足。しかし、30分たっても頂上は見えず、どうなってるのかと思いながら、ようやく45分かかって12:45に到着した。


 標識は健脚な登山者をモデルにしてるのかな? 鹿倉山(ししくらやま)の頂上は、回りが樹木に囲まれて見晴しはほとんど無し。昼食を摂り、記念撮影して13:20に出発する。


 ところでなぜ鹿倉山が「ししくらやま」と読むのか、疑問に思いませんか? むかしは肉のことを「しし」と呼んでいたそうです。食用の肉として食べられていた猪や鹿の肉が、その後「しし」と言うようになったという。

 閑話休題。考えてみたら、深山橋から頂上まで、すれ違った登山者は2人のみである。静かな山歩きは丹波まで続いた。大丹波峠には14:15着。ここが、小菅村と丹波村の分かれるところ。

 我々は北に下り丹波村に。鞠子橋の手前に番犬?の犬に吠えられたが、無事に通過する。役場前のバス停に15:30着。15:46発のバスに間に合い、ひとまずほっとする。
 奥多摩駅の混雑がウソみたいな静かな山行だった。

    ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№190から転載

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