A010-ジャーナリスト

【国民は選べる】次の衆議院議員選挙で、愛子さんか、悠仁さまか、選ぼう

 愛子内親王殿下(愛子さま)は、4月1日に社会人として日本赤十字社に就職された。多くの庶民はTVの映像に映しだされた、清々しい笑顔とお姿をみて彼女への将来への期待が高い。

 秋篠宮悠仁親王(悠仁さま)は高校生で、皇位継承順位は父・文仁親王に次ぐ第2位である。大学進学先として東大と筑波大が有力視されているようだ。

二重橋.jpg 国民の眼は、どちらが天皇になるのか、とかたずをのんで見守っている。現在の皇室典範では、男系天皇と規程されている。
 ただ、昭和22年には、戦前の大日本帝国憲法とちがい、国民主権で国会において「皇室典範を改定できる」と規程している。

 つまり、庶民が天皇を選べるのだ。これぞ国民主権である。
 将来の天皇は、女系の愛子さまも可能とするのか、いやいや男系の悠仁さまでいこうとするのか。

 戦前まで、明治天皇の治世(明治22年)に「退位禁止(譲位禁止)」と「養子禁止」と「直系男子への皇位継承優先」について定めた旧皇室典範があった。
 国会議員が改定できなかった。

 戦後の日本を占領下におくGHQが、この皇室典範の内容をほぼ踏襲するが、国民の代表(代議士)が国会で改正できるとした。

 
 ・日本国憲法第二条によって、皇位は世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

 ・皇室典範第一条
 皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する。


 今年10月には衆議院選挙がおこなわれる。国民が投票で、象徴天皇は女系も可能とするのか否か、と決めてはどうだろう。

 ・改定【皇位は、皇統に属する男系もしくは女系のみがこれを継承する】

 すべての立候補者には、このように皇室典範の改定するのか、現行のままとするか、それを選挙公報に謳(うた)ってもらう。明示していない候補者には、選挙事務所に問い合わせする。
 男女、年齢層を問わず、わかりやすい国政選挙になる。

            *
 
 国民国家の日本において、近年の政党政治はどうもうまく機能していない。スキャンダルが多すぎる。民意が期待通り反映されていない。選挙公報も紙きれ同然だといわれても仕方ない。
国会議事堂.jpg
 大きな政治集団が裏金で金儲けをしている。国民の義務の税金も払わない。母集団の頂点にいる者が、適材適所でなく大臣や役職をとりしきっている。パソコンができない人物がデジタル庁長官になる。公文書の改ざんや焼却する。枚挙にいとまない程の醜悪なる事実を見せつけられている。

 多くの代議士たちは本気で民意を聞かず、頂点にいる人物に迎合している。この構図は、独裁者を生みだす危険性すらある。国家・国民に危機がおよんだときに、真に役立つ政治家なのかと疑わしい。

           ☆
     
 このさい「皇室典範」に絞り込んだ衆議院議員の選挙をおこなってみる。与党か、野党か、などと問わず、国会議員全員が無党派でよい。日本の政治を変えることができる好機になる可能性がある。

『政党政治から個人主義政治』

 国会に選ばれた最上の人物を内閣総理大臣に決めればよい。その首相が憲法にもとづいて適任の人物を大臣に選任する。
 
 夢物語と思われるかもしれないが、政治哲学からいえば、デジタル化で有権者が瞬時に代議士を選べる時代がくる。手間ひまもコストもかからない。都度、有能な人物を選べる。
 大きな事例があるたびに国会・議会を解散し、民意を問う。それが世界の政治の流れになるだろう。

 世界に先駆けて、日本が個人主義政治に変革していく。
 日本には歴史的に民による革命の経験がない。「お上の決めたことに従う」という風土を作ってきた。
 ここから脱却する。政治意識を変える最大のチャンスだ。投票率も期待できる。選挙後の個々人の政治家にも厳しい目がむけられる。

 国家の将来のために、手弁当とまでいわないが、代議士が本気で民意を聞いてくれる政治制度へと踏みだせるだろう。

 民が象徴天皇の皇位をきめる。国民主権を体験することだ。
 
                    写真 = googleフリーより

「ジャーナリスト」トップへ戻る