A010-ジャーナリスト

のぞき魔の取材

 『防犯カメラがとらえた のぞき魔の新しい手口』(上)(下)が、記者の想像を越えたアクセス数だった。関心度の高さは実に驚きである。PJの仲間内からも、「すごい取材だ。特ダネだ。一気に読まされた」といわれた。

 この事実をつかんだとき、記事にすれば、悪質な模倣犯がでないか、と心配した。他方で、『トイレの貼り紙』を簡単に信じ込まないようにと、女性への忠告につながると思った。
 書き終えてからも逡巡した。が、思い切って記事にしたものだ。
 

 トイレのノゾキ魔を封じ込める。それ専門の防犯対策会社が、東京・練馬区にあると知った。電話で、専務とコンタクトを取ってみた。デスコ、デパート、遊園地からいろいろ相談を受けるし、対策を講じているという。

 ノゾキ魔は時折り、途轍もない行動にでるようだ。いたちごっこだともいう。「いろいろ手口はあるが、男女トイレ・ロゴマークをつかったのは新手だな」と語っていた。

 その会社では最近、都内の有名な某遊園地で、天井に仕掛けをして、常習のノゾキ魔をつかまえたばかりだという。気さくに捕捉方法を話してくれる。そこで、正式に取材を申し込んでみた。
 10月半ばまでには、会って話が聞けるかもしれない。

 

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