歴史の旅・真実とロマンをもとめて

神機隊テーマ『幕末維新史 広島藩の躍動』= 中国新聞・文化

 中国新聞の3月16日の朝刊「文化」欄に、「穂高さん新小説」と題して、新刊「芸州広島藩 神機隊物語」と、再判される「広島藩の志士」のふたつが紹介されました。記名記事で、林淳一郎さん。



 記事の一部をご紹介します。
 
 新刊「芸州広島藩 神機隊物語」(2160円)が4月初めに刊行される。神機隊は、明治時代へ移り変わる150年前にの内戦で、激戦をくりひろげた実在の部隊だと記す。

 若き隊員たちの足跡を軸に、長州と薩摩だけでは語りきれない、歴史の変革を新鮮に描く。

 新政府軍に加わっていた広島藩は、戊辰戦争で旧幕府軍と戦った。広島藩士や地元農家の志願兵で結成された神機隊の約300人も参戦した。東北へ向かい、現在の福島県浜通り一帯で、激戦を重ねた。

 小説では、内線に至るまでの広島藩の奔走ぶりもたどる。薩長と軍事同盟を結んだほか、大政奉還では徳川幕府にたいして政権を朝廷へ返上するように促す。その建白書も提出した。大崎下島の御手洗(呉市)で密議された出兵計画や、御手洗が薩摩との密貿易の拠点になったいきさつにも迫る。

「中略」

 広島藩の記録「芸藩志」などをひもとき、福島や鹿児島で取材も進めて、ストーリーを紡いだ。
 いずれの登場人物も実在し、描写に心を砕いたと、作者は語る。さらに、プロローグとエピローグで、高間省三を祀る広島護国神社の巫女(みこ)が、浪江へ墓参に向かうシーンなども盛り込んでいる。

 さらに、同記事では「広島藩の志士」(1728円)の再刊にもおよぶ。

 穂高さんは4年前に、高間省三を主人公にした「二十歳の炎」も刊行している。このたび発行元を変えたうえで、3月半ば、広島市東区の南々社が新装版「広島藩の志士」として発行した。

 穂高さんは「神機隊」をテーマにしながら、「埋もれつつある郷土の歴史に、若い人たちの関心が向くきっかけになれば」と願う。

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