A035-歴史の旅・真実とロマンをもとめて

歴史家 武田正視先生の横顔 = 土本誠治

 2018年は、明治維新150年の節目の年である。

 維新の戦い・戊辰戦争で自費出兵した広島藩の神機隊は、最も長期にわたり 最も激しい戦いを重ね、官軍側勝利の立役者となった。
 神機隊の活躍を学習する人たちは、かならず歴史家・武田先生の著書にたどり着く。

 歴史作家・穂高さんもそのお一人でしょう。

 
 右から武田正視先生、穂高健一さん、筆者(土本誠治)


 大正15年生まれの武田先生は、呉市の在住で、現役の歯科医師である。先生は歴史上の登場人物について 一人ひとりをていねいに語られる。お声がはっきりしており 記憶力には、実に感心させられる。

 半世紀にも及ぶ幕末史の研究や、講演活動の賜物だと思われる。

 武田先生のお話や著書からは、大政奉還を含めて 維新に対する広島藩の貢献を啓蒙したい・・・。維新の志しが本当に成し遂げられたかを問いたい・・・。

 広島の原爆投下につながる戦争国家は、どうして生まれたのか・・・等など、先生のテーマが感ぜられる。

 2018年までに 武田先生の研究成果を歴史映像作品として、まとめてみたいと思う、今日この頃である。
 武田先生からは、「撮影には協力します」と了承をいただいている。このプロジェクトの難易度は、非常に高いと考えています。

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