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かつしかPPクラブ・取材旅行(4)=大崎上島・神峰山:郡山利行

 われわれは、最終の目的地である大崎上島にやってきた。

 名峰・神峰山(かんのみね)に登った。

 車でも、山頂近くまで登れる。


 神峰山は伝説の山である。

 神がすむ峰とは、ネーミングではおそらく日本一だろう。



 この山頂から瀬戸内の島々が115島もみえる。

 この数はまさに日本一で、多島美だという。



 眼下に見えるのが、木江(きのえ)港で、造船の町である。

 穂高先生が生まれ育った町である。

 幼いころは、住まいの三方が遊郭(女郎屋)だったと聞かされた。



 山頂の小さな建物は、四国の石鎚山を拝礼する社である。


 眼下は県境であり、目前の島は愛媛県だという 


 来島海峡や来島大橋まで、立体感で一望できる。

 


 ここ3日間は快晴だった。

 海も、島も、青空も、心地よく迎えてくれた。


 鐘つき楼がある。だれが何日なんど鳴らしても、まったく自由らしい。

 山麓の人は、きょうはだれか神峰山に登っているな、と思うらしい。

 除夜の鐘は108回と決まっている。神仏職の方が、108回まで数えてくれる。

「あとは好きにしんさい」
 と言い、元旦まで、島の人は鐘をつきまくっていた、と教えてくれた。



 木江港は、明治から昭和の売春防止法の施行まで、「おちょろ舟」に乗った女郎が、全国の船員らに知られていた。
 
 身売りされた娘たち、幼い少女が亡くなると、お地蔵さんとして祀られていた。

 穂高先生は、「山の日」神峰山大会で、朗読用の短編小説を2本書かれた。毎年続けていくらしい。いずれ「神峰山物語」として出版されるでしょう。


            写真・文 : 郡山利行

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