A020-小説家

プロ作家から、拙著「広島藩の志士」(3月12発売)のコメントがとどく

 私の親友ともいえるプロ作家たちから、ハガキや手紙で、「広島藩の志士」にたいするコメントが寄せられています。その一部を紹介します。

『まえがき、あとがきがついて、読者が内容を把握できるようにしているのが、良かったです。高間省三が何ものであるか。まず知ることが第一だと存じます。タイトルは改められてよかったです。たくさんの人に読まれることを願っています』
 出久根達郎さん(日本文藝家協会・会長)

『まずは、まえがきを拝読し、興味津々です。放送大学の講師をしており、新年度をまえにあたふたしております。一段落したら、ゆっくり拝読します』
 山名美和子さん(日本ペンクラブ・会報委員、女流歴史作家)

「広島藩の志士と改題されて、地名が入ったことで、歴史書のように、思えますね。私たち他県の者にも読み応えのある物語ですが、広島の人びとにこそ、読んでいただきたいです。微力ながら、(編集・校正)にご協力できたこと、うれしく思います」
 神山暁美さん (日本ペンクラブ・電子文芸館委員)

「広島藩の志士を頂き、幕末維新史の秘話、興味深く、読まさせていただいております」
  高橋千劔破(日本ペンクラブ常務理事、『歴史読本』元編集局長)
            
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 作家仲間のみならず、首都圏に在住の知人からも感想を頂いています。
 同書の「あとがき」には、「歴史に学ぶ」それには「歴史は真実でなければならない」と明記したうえで、しかしながら、慶応3年から4年にかけて幕末に大規模な焚書(たいせつな書類・日記を燃やしてしまう)がおこなわれている、と記す。

 松平春嶽、德川慶勝、山内容堂、島津忠義、木戸孝允の一部、岩倉具視、大久保利通、徳川慶喜、小栗上野介など、大物大名や家老、公卿たちの日記が悉(ことごと)くない。ある大名日記の端には焼け跡すら残されている。こうした焚書の実態を紹介しています。

 現在、国会の予算委員会では公文書偽造、ねつ造疑惑が論点になっているし、「平成の現代でも、いまだにそうだから」、明治時代の半ばに、薩長閥の政治家が自分たちに都合よく焚書をやったと疑いはない。同書の「あとがき」には説得力がある、と多くの方が納得されています。

 近い将来に、幕末・維新の焚書が、社会的・歴史的な問題になり、おおきな反響を起こせば、穂高健一が「幕末史・恥部の焚書」にたいして真っ先に「広島藩の志士」で、口火を切ったことになりますね。まさに、近代史革命です。
 この本をたいせつに保管しておきます、という声もありました。

 写真・中国新聞ことし(2018年)3月14日号の一面・下段に「広島藩の志士」の広告が、大きく掲載されました。

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