A030-登山家

道志山塊のスケールの大きい御正体山 = 栃金正一

 御正体山、標高1681m

1.期日 : 2016年11月12日(土)晴れ

2.参加メンバ : L栃金正一、武部実、関本誠一、開田守

3.コース : 都留市駅(バス) ~ 道坂隧道入口 ~ 岩下の丸 ~ 御正体山 ~ 峰宮跡 ~ 三輪神社 ~ 熊井戸入口(バス) ~ 都留市駅

8:10に、都留市駅発のバスに乗車した。だんだん標高が高くなるにつれ、周囲の山々の紅葉が美しい。右手には、これから登る御正体山が見えてくる。
 道志山塊の最高峰だけあって、とても大きい。

8:40、バスの終点の道坂隧道入口に到着。

 準備をしてから出発。駐車場脇の道を登り道坂峠に出て、今熊山への道を分け、急坂を登り終わると、目の前が開けた。4等三角点のあるガンギ沢の頭には9:20に到着する。
 ここから道は平らな尾根歩きとなり、左側に丹沢山塊と道志の集落が見える。尾根歩きが終わり急な斜面を登ると、岩下ノ丸のピークに10:05に到着する。
 緩い下りの尾根道をしばらく行くと、道志村の白井平からの分岐に出る。ここからは、ブナ林のなかの急な長い登りになる。八合目あたりを過ぎると、一旦は傾斜が緩み、その後の急坂を登り終わると、ぽっかりと空が開けた1等三角点のある御正体山頂に、11:55に到着する。

 山頂は広々としているが、周りは木々で囲まれており、展望はない。小さな御正体権現の祠があり、皇太子殿下の登頂の記念プレートも設置されている。


 ここで、記念写真を撮り、ベンチに座り待ち遠しかった昼食にする。

12:25、山頂を出発する。山頂から北に向かって、ブナやミズナラ等の樹林帯の道を下って行くと、小さな石の祠と石灯篭がある峰宮跡に12:50に到着する。

 さらに少し行くと、池の平方面との分岐に出る。この分岐を右に行き、三輪神社方面と続く尾根を下る。
 道は急で、昨日の雨で落ち葉が濡れていて、滑り易く慎重に下る。しばらく下ると、尾根の幅が広くなり、道が緩やかになる。
 日が当って美しいブナ等の赤や黄色の紅葉を眺めながら行くと、目の前が開け、治山工事の作業道路に出る。

 並行して登山道があるはずだが、入口がわからないため、作業道を行くことにした。作業道は歩き易く、予定より約1時間も早く、三輪神社に到着した。
 バスの時間があるので、先の熊井戸入口のバス停まで歩くことにした。途中、後ろを振り返ると、日に当たった御正体山が堂々と大きく見える。

15:30の熊井戸入口のバスに乗車し、15:45に都留市駅に到着した。

 天気に恵まれ、美しい紅葉も見られ、道志山塊のスケールの大きい山を堪能できた山行でした。


ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№211から転載

「登山家」トップへ戻る