A030-登山家

前泊は温泉で心地好く、登る赤城山(1828m)は雨と霧=籔亀徹

日時 : 2016年10月8日(土)

メンバー : 籔亀徹・北山美香子・北山明親

コース : 黒檜山登山口8:43 ~ 黒檜山10:07 ~ 駒ヶ岳10:57 ~ 駒ヶ岳登山口11:52

 10月7日、栃金さんと別れて、創業が明治23年の赤城温泉の花の宿(湯ノ沢旅館)に宿泊した。山の中の温泉で、いろんな手作りの料理に興味を引かれた。
 いまはさびれて? 3件のみの開業になっているらしい。古いけれど、とっても趣きがあった。温泉は鉄分が強そうで、やや白く濁っていた。


 翌朝、本来ならば、8時からの朝食時間だが、山へ行くからというと、7時からにしてくれた。朝食もほんとうに丁寧にいろんな食材で、作られていた。
 ありがたくいただいて、7時半に出発する。1時間ほどで、大沼のそばの黒檜山・登山口の駐車場に到着した。天気予報は曇りのち時々雨・・。

 朝、宿を発った時から、ずーっとすごい濃霧で、車の峠越えは大変だった。雨が降り出したら、やめようかということだったが、なんとか雨は免れた。

 8時43分に出発する。登山道は思っていたより歩きづらく、大きい石が山頂近くまで延々と続いていた。
 10分くらい歩くと、霧のなかに大沼が見えた。これは晴れると思った。しかし、甘かった。途中から、霧と風と雨で、雨具(上着だけ)を着る。

 10時7分に、黒檜山の山頂(1828m)に到着した。

 濃霧で、景色は何にも観えず、残念だった。早そうに下山することにした・・。
 当初の予定を変更して、きっと雨が降るだろうと思ってピストンにするつもりだった。せっかくここまできたのだから、そのうえ雨もたいして降ってないし、ということで、即座にまた変更して最初の計画通り、駒ヶ岳経由で行くことにする。


 こんどは山道がハイキングコース並みの、歩きやすい登山道に変わる。登りの時とはちがい、天気が穏やかになってきた。
 時どき、遠くの空が明るくなったり、大沼の湖面が観えたりしての歩きになってきた。55分で、駒ヶ岳(1685m)に到着した(10:57)。
 すぐに通過して、下山する。やはり天気が悪かったら、景色が観えず、楽しみが半減する。45分(11:52)で、駒ヶ岳登山口に下りたった。

 下の方は天気が良くなっていた。雨具を脱いで、赤城神社に立ち寄る。この神社はかつて地蔵岳の中腹にあったそうだ。

 赤城山は黒檜(くろび)、神庫(ほくら・・地蔵)、荒山、鍋割。鈴が岳の雄峰を中心に、峰峰が幾重にも重なっているそうだ。
 紅葉にはまだ早いけれど、赤く染まった赤城山にも、魅力を感じる。駐車した車には12時40分に戻り、帰路につく。

 妙義山と2日間の連続の登山だった。準備不足もあるが、脚と腰に疲れがたまり、がたがただった。でも、楽しい山行だった。


     ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№207から転載

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