歴史の旅・真実とロマンをもとめて

『芸藩志 復刻活字版』(大政奉還に至る経緯・第12巻)発刊のお知らせ

 倒幕の主役は広島藩だった。それが漸次、世のなかに認知されてきました。

 メディアに登場する歴史学者や作家が、従来の薩長倒幕の史観に疑問を持ちはじめており、最近はとくに広島藩・浅野家が徳川政権の倒幕に、大きく関わっていた、とクローズアップされてきました。
 その根拠が浅野家の家史「芸藩志」によるものです。と同時に、浅野家学問所(現・修道学園)が原爆投下まえに、学校疎開しており、ぼう大な全資料が無事だった。神機隊史料が広島護国神社に数百点も奉納されていた。この3点です。

 浅野家の「芸藩志」は、ペリー提督の来航から廃藩置県まで、約300人の元家臣たちが編纂に携わりました。かたや、完成と同時に、明治政府から自分(薩長閥の政治家)たちに不都合だと言い、そのまま長く封印されてきたのです。

 それが昭和52年に書籍で発行されて世のなかに出てきました。(印影版・原本をマイクロ撮影して、そのままを伝える)。

 ただ、当時は300部のみの発行でしたから、現在は希少で、簡単に読む機会に恵まれていません。再出版が期待されていました。

 それに応えて、「芸藩志・芸藩志拾遺研究会」の宮本さん(東広島市在住)が、そこに着目されました。原文を尊重したうえで、くずし文字、旧仮名づかい、難解な旧文字は現代表記にし、活字の書籍として読みやすくする。そして全国の学者、一般の方々にも、広く読める方向で取り組まれています。

 ネットなどで簡単に入手できる、品切れしない、安価である、と三つを重点に置いています。

 芸藩志は全26巻という膨大な量です。このたびは、幕末史のなかで、広島藩が先頭に立って推し進めた「大政奉還」に至る経緯が記載された「第十二巻」を優先して、活字版として出版されました。
    
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「発行者から」
 
『芸藩志 第十二 復刻活字版』は、昭和の復刻版全二十六巻のなかから、「大政奉還」に至る経緯が書かれた「第十二巻」をまず優先して活字版として出版いたしました。
 
    ※26巻あるなかで、第12巻を発行いたしました。

【書籍の定価】
 ソフトカバーB6版上下2段224ページ
 定価 2000円(税、送料別) 但し、期間限定の特別価格で1600円(税、送料別)

【お問合せ先】

 問合せ、購入するばあいは、幕末芸州広島藩研究会の広報室:山澤さん

 ネットで、問合せ、購入するばあい:xp_41@yahoo.co.jpのアドレスです


 追紀
 次の出版は5月頃、『芸藩志 第11 復刻活字版』を予定しています。このタイミングで全巻2000円(税、送料別)に統一する予定です。 
 
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【宮本さんの出版までの思い』は下記のとおりです。

 そのむかし、AMラジオ局のニュースで、『芸藩志』の発刊を報じました。私(宮本)の記憶によると、『広島藩が大政奉還を主導していた』という内容でした。
 当時は大卒初任給が約10万円でした。なんと『芸藩志』が23万4千円という金額におどろいたものです。かたや、歴史の定説をくつがえす内容だと報じる、そのニュースには興味は湧くも、お小遣いが500円の子供には途方もない金額でした。

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 時は流れ、最近(平成27~31年)において、一部の歴史研究者から、薩長史観に疑問を呈し、新たな幕末歴史観が生まれています。かたや、『芸藩志』が希少すぎる、読めない、その難点から従来の通説(官制幕末歴史観)をくつがえす状況にはありません。

 穂高健一さんの出版物や講演・研究会などから、若干は幕末史観の状況が変わりつつあります。しかし、いまだに薩長史観の偏った解釈が大手を振っています。
 その原因は芸藩広島発の幕末史料が、世間の目にほとんど触れる機会がないからです。「知らないものが広まるはずもない」
 この状況を変えるには、『芸藩志』そのものを復活し、広島藩の存在が一般に認知されるまで広める。そして公平に論議してもらう必要がある、と考えていました。

 歴史研究者への史料提供はもちろんのこと、一般の歴史好きの方々にも読んで知ってもらいたい。私(宮本)としては、正しい歴史観を得たうえで、歴史を総括し、未来への教訓としてこそ歴史を知る意義があります。

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 芸藩志(筆文字を活字体にして)読みやすくし、世に送り出す。ネット上に無料公開も考えましたが、国立国会図書館に書籍として恒久的に残すという観点から書籍に致しました。カテゴリーとしては、『専門書全集』です。

 現在、歴史研究者は研究費のねん出すら厳しい環境にあります。そこで、研究者のみならず、歴史科の先生方々、歴史を学ぶ学生、かつ一般の読者も手の届きやすい価格帯を考慮いたしました。
 誰もが安価に買えるためにも、出版経費の抑制、在庫切れをなくす、他の諸事情をふまえて、専門書の常識に捉われない装丁、価格にしました。

 オンデマンド印刷といたしました。一冊の注文から書籍が発行できる最新技術の印刷システムです。
 注文印刷なので、売り切れはありません。

 今後は全26巻の発刊をめざして、漸次、出版していきます。

 明治時代以降の為政者が作った官制幕末史は、ずいぶん歪められた面があります。「芸藩志」も含めた、さらなる歴史議論を推し進めてください。

【製本を購入する方法】

 問合せ、購入するばあいは、幕末芸州広島藩研究会広報室:山澤さん、下記のアドレスです

xp_41@yahoo.co.jp


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