A070-TOKYO美人と、東京100ストーリー

心は翼  連載⑤  (013  旧古河庭園)

【前回までの作品】
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心は翼①  090新宿

心は翼②  010明治神宮

心は翼③  011六義園

心は翼④  012千鳥が淵


【今回の作品:心は翼⑤  013旧古河庭園

 夕日が沈んだ都内に入った。桜が咲いた石神井川に沿っていく。そのさきにある大学のグランドでは、学生たちがランニングする光景があった

 井伊はその管理棟の窓口で、フィールドで、ストップウォッチを持つコーチが芝浦達也だと、おそわった。長身の達也はスポーツ刈りで、角ばった顔だった。400メートルを一周してくる学生たちのタイムを計っていた。
「こういうものだが」
 井伊は、名まえだけの名刺を差し向けた。
「どんな用件でしょ?」
「鴫野佐和子さんについて、お話がしたい。すこし時間をもらえないかな」
「いま、タイムトライアルをやっていますので」
 それは口実で、彼女の話題を嫌った態度に思えた。
「それなら、用件は切りつめよう。彼女の電話番号か、メールアドレスか、いずれかをおしえてもらいたい」
「どういう関係ですか?」
 達也の顔には怪訝な表情がうかんだ。


全文(013 旧古川庭園)はこちら左クリック。(印刷による読書がお勧め)

 写真モデル  森川詩子さん
 詩集『受容 』 小林陽子さん(詩人)
 【本文とはいっさい関係ありません】


発行・著作権:穂高健一。無断転載およびリンクは厳禁。

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