心は翼 連載⑤ (013 旧古河庭園)
更新日:2008年9月11日
【前回までの作品】
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【今回の作品:心は翼⑤ 013旧古河庭園】
夕日が沈んだ都内に入った。桜が咲いた石神井川に沿っていく。そのさきにある大学のグランドでは、学生たちがランニングする光景があった
井伊はその管理棟の窓口で、フィールドで、ストップウォッチを持つコーチが芝浦達也だと、おそわった。長身の達也はスポーツ刈りで、角ばった顔だった。400メートルを一周してくる学生たちのタイムを計っていた。
「こういうものだが」
井伊は、名まえだけの名刺を差し向けた。
「どんな用件でしょ?」
「鴫野佐和子さんについて、お話がしたい。すこし時間をもらえないかな」
「いま、タイムトライアルをやっていますので」
それは口実で、彼女の話題を嫌った態度に思えた。
「それなら、用件は切りつめよう。彼女の電話番号か、メールアドレスか、いずれかをおしえてもらいたい」
「どういう関係ですか?」
達也の顔には怪訝な表情がうかんだ。
全文(013 旧古川庭園)はこちら左クリック。(印刷による読書がお勧め)
写真モデル 森川詩子さん
詩集『受容 』 小林陽子さん(詩人)
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