A045-かつしかPPクラブ

【原口 泉・吉岡 忍 夢の歓談、ついに実現】(上) 浦沢 誠、郡山利行


  葛飾区立石・居酒屋≪あおば≫にて 2012.11.17. 


 平成24(2012)年11月17日に開催された「葛飾区制施行80周年記念 かつしか区民大学特別講演会 『昭和が残る下町 葛飾・立石の魅力を語る」 後の懇親会です。

 底抜けの明るさで、身ぶり手ぶり豊かに、流れるような語りで、同席者全員を朗らかに弾ませたのが、当時、日本ペンクラブ副会長の吉岡忍さんでした。


  鹿児島市≪サンロイヤルホテル≫にて  2016.07.19. 

  一昨年(の平成28(2016)年7月、かつしかPPクラブの講師の穂高健一先生と、浦沢、郡山の3人は、真夏の鹿児島で、薩摩藩明治維新の背景を取材しました。

 私(郡山)の知人である田中さんと満冨(みつとみさん・ともに鹿児島在住)が、鹿児島市にある志學館大学の原口泉教授(写真・前列中央)との懇談の機会を設けて下さった。


 ここで実現したのが、近代史・小説作家の穂高健一先生と、歴史学者原口さんとの初対面対談でした。
 このとき。私はこのお二人に、ノンフィクション作家の吉岡さんを交えたら、どんな会話になるのだろうかと、夢みたのでした。

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 そして時が流れて、平成29(2017年)の年末から、翌年(ことし)の春にかけて、私が穂高先生に、吉岡さんと原口さんとの歓談を提案しました。

 いつの間にか『10月19日の午後新宿で』という日程が決まったのです。


 新宿区西新宿・手打蕎麦≪渡邊≫の店内で、2018、10、19 以下・おなじ。


 吉岡さんへの具体的な行動予定の確認は穂高先生が、原口さんへは私が連絡を取り合って、この日が実現したのです。

 2018年10月19日の午後1時から2時間の場面です。 信州佐久出身の、吉岡さんお気に入りのお店でした。

 私(郡山)は、感激のあまり、くしゃくしゃ顔で喜んでいます。 昼食として、おろしそばと柔らかくやさしい味のそばがきを食べました。

 穂高先生を含むPPクラブ3人は、控えめにビールをいただきましたが、吉岡さんと原口さんは、その後の予定の都合で、アルコールなしでお茶だけでした。

 お二人はそれぞれに、日本酒と焼酎をたんと好まれると聞いていますので、もし今日の都合がなかったら、どのような盛り上がりになったか、想像がつきません。

 初対面の原口さんと吉岡さんは、とてもそうとは見えないなごやかさで、いきなりものすごい勢いでの歓談が始まりました。

 まず原口さんが、昨日18日に、時代考証をやっていたNHK大河ドラマ『せごどん』の収録が終わり、出演・関係者全員での記念写真撮影が行われたことを語り始めました。

 28年前から今回で4作目の、時代考証の苦心談でした。

 吉岡さんは、日本ペンクラブ発足当時の話や、現在の外国のペンクラブや日本のペンクラブ活動についての説明が、語りの始まりでした。

 2010年の第3回国際ペンクラブ総会が日本で開催された時、開会式で鹿児島県の奄美高校生徒による、竹太鼓の演奏が大好評だったことを、原口さんに熱く語りました。
          
                    「つづく」

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