A045-かつしかPPクラブ

わがクラブ員たちが真夏の鹿児島へ、景勝地紹介=郡山利行

 鹿児島の梅雨が明けた翌日の7月19日に、かつしかPPクラブ員が羽田から鹿児島空港、そしてリムジンバスで鹿児島中央駅に着いた。
 まず城山(しろやま)展望台へむかう。

「あの桜島に行ってみたい」と、東京からの遠来者たちは、言葉をはずませた。

かつしかPPクラブ会長の浦沢さんが、錦江湾に停泊中の海上自衛隊・潜水艦を発見して、望遠レンズ撮影していた。
「前後の甲板に何人かの隊員が見えるけど、釣りでもしてるのかなあ」

 写真の上では小粒すぎて確認できずでした。


 桜島黒神地区の腹五社神社の鳥居は、大正3(1914)年大噴火の火山灰で埋没した。
 
 当時の村長の『災害を後世に残そう』との英断で、今日も見ることができる。

 鹿児島市から見た、桜島の反対側、黒神地区である。火口からの火山灰の堆積が珍しくて、黒い灰をさわってみた。現在の火口は、写真後方の左端にある。

 2016年7月19日午後1時ごろ、噴火の場面を見ることはできなかった。


  フェリーで鹿児島市へ戻る。 桜島のこの穏やかな
  姿を、ほとんどの鹿児島県人はこよなく愛している。



 7月20日昼ごろ、鹿児島県日置市の吹上浜海岸に出むく。かつしかPPクラブ員郡山の、 生まれ故郷の砂浜である。

 自家から徒歩5分の近い距離である。



 かつて、伊能忠敬がこの地に立って、『けだし天下の絶景かな』と称賛したといわれている、鹿児島県南さつま市頴娃町の、番所鼻(ばんどころばな)海岸である。

 引潮の海の向こうに、開聞岳が優しく浮かんでいた。

 元国立科学博物館職員の、浦沢さんは、『なんとまあ、たまらいね、ここは』と感嘆のことばをなんども吐いていた。

 JR日本最南端駅、西大山駅に立つ。真夏の鹿児島、ここまで来てください。こんな写真が撮れるのです。

 偶然にも、列車がやって来て、独特のディーゼルカーのエンジン音を響かせて、指宿方面へ行った。

 はるかな昔の、元少年たち。


 プラットホームの鏡には、開聞岳と撮影者(郡山)をとらえている。小粒だけれど、よくよくみれば、自分は映っている。わかるかな。



 指宿市の海辺にある、山川砂むし温泉(砂湯里:さゆり)への入り口付近にて。 温泉は、遠方下方の、波打ちぎわにある。

 郡山宅の庭にはブルーベリーが実をつけている。小さいながら甘い。好評を得た。穂高さんは樹に付いている実物をはじめてみたと、感動していた。


 7月21日朝9時前、東京からの客人は、郡山宅から次の旅路へ向かった。


                        文・写真=郡山利行

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