登山家

積雪のように見える淡雪山(706m)=関本誠一

淡雪山 標高706m

日時:2011年4月25日(月)晴れ

メンバー:L 佐治ひろみ、本多やよい、大久保多世子、石村宏昭、関本誠一 (計 5名)

ルート:穴口峠登山口 9:10 ~ 興因寺山 9:30 ~ 10:10 淡雪山 10:25 ~
千代田湖 11:40 ~ 12:00 白山展望台 13:00 (昼食) ~ 湯村温泉 15:00 (合計 5時間50分)


  集合は甲府駅に8時半だった。東京の出発組はかなりつらいが、新宿発7時のスーパーあずさで間に合う時間だ。
 今日行くところは、甲府盆地北縁にある山で、駅からは穴口峠登山口にタクシーで向かう。歩き始めて数分で、穴口峠に到着した。
 今回のコースは、旧来の古湯坊温泉からのルートに対し、約1時間ショートカットしたルートデアル。
 峠から古湯坊、淡雪山への標識を見ながら、急登の登山道に入る。それでも出発してから20分ほどで、本日の最高峰「興因寺山」(854m)に到着する。小休止したのち、尾根沿いを登ること40分で、今日の目的地「淡雪山」に到着した。
(淡雪山山頂にて)
ピークというよりも、花崗岩と白砂が露出した尾根の一部(岩場)で、山名は遠くから見ると雪が積もっているように見えることに由来するそうな。

 その山頂らしきところには、1本の松が生え、花崗岩の白砂に溶け込んでいるようで、まるで絵に描いたような景色。またこの日は天気がよく青空のむこうに雪を頂いた富士山、南アルプスが眺められるし、山の美しさに、ただ言葉をうしなう感じだ。

 写真を撮ったりなど、15分ほど休憩した後、金子(きんす)峠に向かう。
 途中宗教団体の施設らしき横を通り過ぎるが、静かで景色のよいところだけに、立派な建物はかえって違和感を覚え残念である。
 金子峠を横切って、ふたたび山道に入る。倒木、枯れ枝が散乱して、かなり歩きずらい。だが、1時間ほどで、反対側の舗装道路に出て、迂回するように千代田湖に向かう。

湖畔から白山展望台までは、階段状の登山道が続き、道の両側はヤマイワカガミの群落があった。それ以外にイカリソウなど、多くのお花が咲き乱れており、本多さんからいろいろ教えてもらったものの、あまりにも種類が多すぎて、男性陣は途中からギブアップしてしまった。

 白山展望台には12時に到着する。山頂には東屋があり、ここでランチタイム。1時間ほど休憩した後、下山ルートの八王子神社を祭っているピークなどを通り過ぎ、甲府市街を眺めながら湯村温泉に下山。バスで甲府駅へ、立川で途中下車して簡単な反省会のあと帰宅の途につく。
今回は甲府の山に詳しい本多さん推薦の

①淡雪山
②白山を巡る花山行でした。

 またスタート地点の標高が800mで、標高差が少なく一見楽そうにおもえたが、起伏の多い尾根道が結構きつく、且つ山名も登山道も地図に載ってなく、頼りになるのは赤テープのみのルートでかなり気を使いましたがとても楽しい日帰りハイクでした。

ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№211から転載

山頂は広角の展望が楽しめる青梅長淵丘陵・赤ぼっこ(410m)=栃金正一

青梅長淵丘陵・赤ぼっこ 410m

1.期日 : 2016年12月17日(土)晴れ

2.メンバ: L栃金正一 渡辺典子 武部実 佐治ひろみ 石村宏昭 大久保多世子 
市田淳子

3.コース: 宮ノ平駅~要害山~天狗岩~赤ぼっこ~旧二ツ塚峠~天祖神社~青梅駅


 今日は、青梅長淵丘陵を歩く。天気が良く絶好のハイキング日和である。

 8:45、宮ノ平駅に集合した。メンバーは総勢7名である。山歩きの支度をして出発する。
 駅前の青梅街道を奥多摩方面に行く。左側には、これから行く長淵丘陵が連なってみえる。多摩川に架かる和田橋を渡り、吉野街道に出て稲荷神社の脇を行くと天狗岩への道標がある。

 細い坂道を行き、民家を過ぎると、登山道に入る。落ち葉の積もった九十九折りの道は、急だがしっかりしている。
 しばらく登ると、尾根上の梅ケ谷峠への分岐に到着する。ここから愛宕山へピストンで行くことにする。急坂を下り、平坦な樹林帯を過ぎるとも急に目の前が開けた。9:40に、愛宕山に到着する。

 山頂には、小さな祠と古い標識がある。そばに立つと、青梅の街並みと、先ほど渡ってきた和田橋が赤く色鮮やかに見える。

 山頂で少し休憩した後、分岐に戻る。
 尾根道は広くてしっかりしているが、アップダウンが以外と多い。急な木の根の露出した坂道を登り切ると、林の中の平坦な広いところに出る。

 10:00に、長淵丘陵の最高地点・412mの要害山に到着する。ここにも古い標識がある。

 更に先に進み、急な木造階段を下り、平坦な道をしばらく行くと、天狗岩への分岐に出る。往復で20分位なので、行くことにする。
 急な幅の狭い階段を下ると、今度は急な登りになる。木の根がむき出しになっている踏み跡をたどって行くと、大きな岩場になっている天狗岩に、10:30に到着した。
 天狗岩からの展望は良く、青梅市街地や青梅丘陵などが一望できる。

 展望を楽しんだ後、足場の悪い急な下りを慎重に降り、分岐の尾根道に戻る。更に10分位、行くと左方向が開け、赤ぼっこに10:55に到着する。
 山頂は広々として展望が良く、遠くは筑波山やスカイツリーなどが見え、奥多摩方面は、大岳山、御岳山、三室山等が見える。


 昼食後は、記念写真を撮り、11:45に出発する。広々とした道をしばらく行くと、金網のフェンスがあり、その向こうには日の出町の廃棄物処分場が見える。
 フェンスに沿った道を進んで行き、旧二ツ塚を越え、整然と整理された青梅市公園墓地を過ぎると、長淵丘陵の最終地点の大きな杉の木がある。ここが天祖神社で13:00に到着した。

 お参りをして休憩後は、神社の急な階段を下り、青梅市街に向かう。昔の映画の看板等があるレトロな青梅の街並みを見学し、青梅駅に13:30到着。駅前の喫茶店で、反省会を行った。天気に恵まれ、展望も満喫出来たハイキングでした。


 ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№212から転載

今年の初登りは大山(丹沢山塊) = 佐治ひろみ

山行 : 大山(丹沢) 標高1252m

日時 : 1月14日(土) 晴れ

メンバー : L栃金正一、開田守、佐治ひろみ

コース: 伊勢原駅 → 日向薬師バス停 ~ 九十九曲入口 ~ 見晴台 ~ 山頂 ~ イタツミ尾根 ~
柏木林道 ~ 蓑毛 → 秦野

 2017年の最初の山行は大山になった。
 今日の天気は晴れ。しかし第一級の寒波が来ているので、だんだん天気は崩れてくるらしい。山頂はどうだろう。寒いかな?

 伊勢原駅に集合し、8:15のバスで日向薬師バス停まで行く。トイレもある広場で、身支度を整え歩き始める。しばらくは道路歩きだが、途中のお寺の五重の塔や里山風景を見ながらウォ-ミングアップする。

 九十九曲入口からいよいよ登山道だ。名前の通りのジグザグ道を1時間近く登って行くと、見晴らし台に到着する。
 今まで寂しく登っていたが、ここは大勢の人が休んでいて流石である。大山は人気がある。小休止した後、出発する。今までは山の陰の杉林だったが、ここからは葉の落ちた眺めの良いコースである。
 明るくて、キツくて、おまけに雪もどっさりあって、登っていても、とても楽しい。大荷物の登山部の学生さん達と、抜きつ抜かれつしながら、11:55に山頂に着いた。

 

  土曜日とあって、山頂はごった返しの大賑わい。記念写真を撮った後、ベンチを見つけてお昼にする。

 丹沢の好きな所は、この海まで見渡せる景色の明るさだ。寒波の影響で、西の空は薄暗い雲だが、幸い真上は晴れていて寒さも、それほどではない。

 12:30に下山に入る。ここからは3人とも、アイゼンを付け、滑らないように慎重に慎重に下りて行く。そのかたわらを、軽装のトレランのグループはアイゼンも付けず、早足で下って行く。滑って転んでましたけどね。

 表参道への分岐から、私達はイタツミ尾根に入る。この尾根からは、雪をまとった富士山や丹沢の秀峰が眺められるので、好きなのだが、今日はとにかく寒い。
 風の通り道になっているらしく、冷たい風が容赦なく吹き付けて、さっきまでの穏やかさがウソのよう。寒さに耐えながら、ザクザクと下る。

 13:40に、ヤビツ峠付近から蓑毛に下る柏木林道に入る。その頃には雪も無くなり暖かく、皆アイゼンを外す。
 山際の良い道をサクサクと下り、水場を超えると、舗装された道路に変わる。

 14:50 蓑毛バス停に着くと、大勢の登山者が並んでいた。やはり、大山は人気があるなあ。まだ登って無いルートが幾つもあるので、ヒルの出ない時期に、是非また登ってみたい。

 ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№211から転載

富士山、南アルプス、丹沢の全容が楽しめる高尾山 = 賀井省子 

高尾山(599m)                  

日時:2017年1月28日(土)快晴

メンバー:L上村信太郎 ・ 高橋永仁 ・ 賀井省子 計3名

コース:高尾山入口 = 琵琶滝 = 3号路 = 山頂 = ビジターセンター = 薬王院 = タコ杉 = 清滝 = 高尾山口駅


 冬晴れの朝10時に、高尾山口駅を出発した。
 稲荷山との分岐に、キンギョツバキを上村さんに教えられ何度か通っている道だが、見落としていた。

 琵琶滝(びわだき)近くになると、読経が聞こえる。その後、水行が行われるかなと思いながら、脇階段を上り、3号路に合流すると、静けさを味わい、広い道には人影もまばらである。
 上村さんから、照葉樹林、常緑広葉樹、落葉広葉樹の話をしてくださり、一休みした後、頂上への登りに入った。
                 写真はキンギョツバキ

 大岳山、御岳山が、それとわかる特異な山容が目に焼き付いた。

 山頂からの富士は高々とそびえ、南アルプス、丹沢の全容が12時頃なのにさすがであった。

 昼食後、「シモバシラが出来てるかどうかな」と、山頂から紅葉台側へ下り見に行った。だが、斜面が少し乱れ、氷の花は見えず残念である。

 高橋さんは、初めての高尾山なので、帰路は薬王院を目指す。

 茶店では、破魔弓(はまや)と節分の豆が同時に売られている。杉苗の寄付者名には、北島音楽事務所など有名人の名札の連なりを眺めて下り、「10万円かな」と話をしながら、広いコンクリートの参道をたこ杉、野草園を通り、清滝まで下った。

 そうそう!ケーブルカーの乗り口には、北島三郎の銅像が置いてあったので、びっくり。さらに京王線が人身事故で、それぞれ高尾、分倍河原経由で帰路に着く。

 私の歩数計は、22,456歩であり、うれしい限りです。久しぶりの山歩き、ありがとうございました。



ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№210から転載


道志山塊のスケールの大きい御正体山 = 栃金正一

 御正体山、標高1681m

1.期日 : 2016年11月12日(土)晴れ

2.参加メンバ : L栃金正一、武部実、関本誠一、開田守

3.コース : 都留市駅(バス) ~ 道坂隧道入口 ~ 岩下の丸 ~ 御正体山 ~ 峰宮跡 ~ 三輪神社 ~ 熊井戸入口(バス) ~ 都留市駅

8:10に、都留市駅発のバスに乗車した。だんだん標高が高くなるにつれ、周囲の山々の紅葉が美しい。右手には、これから登る御正体山が見えてくる。
 道志山塊の最高峰だけあって、とても大きい。

8:40、バスの終点の道坂隧道入口に到着。

 準備をしてから出発。駐車場脇の道を登り道坂峠に出て、今熊山への道を分け、急坂を登り終わると、目の前が開けた。4等三角点のあるガンギ沢の頭には9:20に到着する。
 ここから道は平らな尾根歩きとなり、左側に丹沢山塊と道志の集落が見える。尾根歩きが終わり急な斜面を登ると、岩下ノ丸のピークに10:05に到着する。
 緩い下りの尾根道をしばらく行くと、道志村の白井平からの分岐に出る。ここからは、ブナ林のなかの急な長い登りになる。八合目あたりを過ぎると、一旦は傾斜が緩み、その後の急坂を登り終わると、ぽっかりと空が開けた1等三角点のある御正体山頂に、11:55に到着する。

 山頂は広々としているが、周りは木々で囲まれており、展望はない。小さな御正体権現の祠があり、皇太子殿下の登頂の記念プレートも設置されている。


 ここで、記念写真を撮り、ベンチに座り待ち遠しかった昼食にする。

12:25、山頂を出発する。山頂から北に向かって、ブナやミズナラ等の樹林帯の道を下って行くと、小さな石の祠と石灯篭がある峰宮跡に12:50に到着する。

 さらに少し行くと、池の平方面との分岐に出る。この分岐を右に行き、三輪神社方面と続く尾根を下る。
 道は急で、昨日の雨で落ち葉が濡れていて、滑り易く慎重に下る。しばらく下ると、尾根の幅が広くなり、道が緩やかになる。
 日が当って美しいブナ等の赤や黄色の紅葉を眺めながら行くと、目の前が開け、治山工事の作業道路に出る。

 並行して登山道があるはずだが、入口がわからないため、作業道を行くことにした。作業道は歩き易く、予定より約1時間も早く、三輪神社に到着した。
 バスの時間があるので、先の熊井戸入口のバス停まで歩くことにした。途中、後ろを振り返ると、日に当たった御正体山が堂々と大きく見える。

15:30の熊井戸入口のバスに乗車し、15:45に都留市駅に到着した。

 天気に恵まれ、美しい紅葉も見られ、道志山塊のスケールの大きい山を堪能できた山行でした。


ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№211から転載

バカ尾根に登る、なぜ、バカ尾根というのか。行けば、わかる=塔ノ岳

「こんかいはバカ尾根です」

 なぜ、選りによって、リーダーはこんな山を選んだのか。  

 ふだんのストレス解消だという。

 バカ尾根の象徴である丸太階段をひたすら登っていく。

 これって、ストレス解消になるの?

 歩きづらさから、余計、ストレスがたまるのじゃないの。

 丸太の階段が、自然保護になると、信じている人がいる。

 この丸太を数万段も作るのに、ヘリで運び上げる。ヘリのガソリンは化石燃料を燃やす。

 環境保護のために環境によくないといい、人力とかで担ぎ上げる。

 なぜ、自然のままの地べたの登山道が、丹沢では悪者になるのだろうか。

 そんなことを考えながら、ただ足元を見て登る。

 ふり向けば、相模湾の美景があるのに、
 
 それらの景色にはお尻を向け、男ばかり6人が必至こいて登る。


 山桜がある。

 せめて、足を止めようよ。
 
 丸太階段ばかり、眺めていないで。


 やたら階段を登りつめると、丹沢山塊の塔ノ岳(とうのだけ)は標高1,491 mである。

 大倉なる登山口から、標高差1100メートルは、半端な体力じゃ登れない。

 だけど、4歳児を連れてきて、登らせる親がいるんだよね。
 

 もはや話題は山じゃない。

 温泉地は何処にあるか。

 これがメインとなれば、はやくビールが飲みたいね、となる

 心は山に非ず。


 下山道は、林道を予定していたが、リーダーの予想、いや予定を裏切って、通行止めだった。

 俳諧の心があれば、山桜の和歌でも詠えるのにな。

 そんな情感などわかない。

 そういえば、かつて丹沢の環境保護団体が、『シカのために森を大切に守ろう』と声高に叫んでいた。

 挙句の果てには、シカが野草の花を一本残らず、食べつくしてしまった。

 下山のさなかも、水を補給し、周囲をみわたす。

  視野のなかには山桜以外、花など皆無だった。『山に花がない』、これって、自然なの、それとも不自然なの。

見事に、シカに裏切られた環境保護団体の無責任さが、『馬鹿(バカ)尾根』のことばで象徴されている。

『保護』とかいう響きのよいことばが、曲者だ。善行だと酔っている。尤(もっと)もらしい、へ理屈並べ立てるのは、行政が大好きな見識者といわれる学者なんだよね。

 
 そもそも、日本人が日本オオカミを撲滅させたから、日本じゅうでシカとイノシシに山野が荒らされている。

 ここは外国から、オオカミを輸入して野に放ったら、解決する。


 こんなことを提案すれば、「自然の生態系」を破壊する、と学者は目くじらを立てて大反対するだろうな。八ヶ岳も、南アルプスも、高山植物は一本もない。いよいよ北アルプスも……。

 もう破壊尽くされているのに、まちがいなく外来種に生態系を狂わせると主張するだろう。

 このところ、シカから丹沢山塊の植物を守るといい、周辺には紛争国の国境のごとく大フェンス網をやみくもに作りはじめている。
 税金から払われているのかな。募金活動はしていなかったし。
  

 丹沢大倉尾根は、丸太階段とフェンス囲いのなかで、脱都会派の老若男女が、ひとことも文句もいわずに登り、そして下っていく。
 バカ尾根といわれる由縁(ゆえん)である。
 

深田久弥終焉の山・茅ヶ岳(1,704m) = 関本 誠一

日時:2016年10月15日(土)  晴れ

メンバー:L関本誠一、栃金正一、岩渕美枝子   (3名)

コース : 深田公園入口 ~ 女岩 ~ (深田久弥終焉の地) ~ 茅ヶ岳 ~ 金ヶ岳 ~ 茅ヶ岳登山口BS


  今回計画した茅ヶ岳は今夏(6/28)に日本百名山完登に恵まれた筆者にとって、どうしても今年中に行きたかった山である。

 だが、周りに魅力的な山が沢山あり、『偽八』と不名誉な呼び方もされている不遇な山の一つだ。それでも、登山中に亡くなられた山…深田久弥氏終焉の地を訪ねたかった思いからだ。


 韮崎駅に集合(7:40)。15:50発のバス30分ほどで、深田公園入口に到着。そこは駐車場になっており、マイカーで来ている人たちが沢山いる。

 準備後、駐車場を出発(8:30)。歩いて5分位の所に氏を偲んで作られた記念公園がある。
 質素な佇まいだが、氏の筆跡による『百の頂に、百の喜びあり』が刻まれた石碑がひと際目立つように建っている。

 ここから両側自然林の明るい登山道を緩やかに登ってゆき、女岩到着(10:40)。
 崩壊の恐れがあるため女岩は現在立ち入り禁止になっており直接見ることはできないが、ここで5分ほど休憩。
 ここから傾斜がきつくなるが登ること30分、尾根に出たところに小さな石碑が建っている。この石碑の場所が終焉の地とのことだが、座って休んでいるときに亡くなったとのこと。…あまり景色も良くない山頂直下で休憩とは、よっぽど体調が悪かったと思いながら掌をあわす。
 石碑の裏側には亡くなられた時刻も刻まれていた。

 このあと山頂に向かうが、15分ほどで茅ヶ岳山頂だ(11:40)。

 当日快晴もあって山頂からの眺めは、富士山を始め南ア、奥秩父、八ヶ岳と360°素晴らしい景色。昼食後も眺望を充分堪能し尽くし、結局は1時間近く贅沢な時を過ごす。

 山頂からは一旦急斜面を100mほど下って、そこから登り返すこと150m。…本コース一番きついところだ。
 到着したのが、無名のピーク。ここから緩やかにアップダウン15分で金ヶ岳に到着(13:25)。振り返ると茅ヶ岳~富士山が一直線に見える以外は木々に囲まれて展望はあまりよくない。

 小休止のち、山頂直下のかなり急な斜面はロープを使いながらの下りを過ぎれば、あと快適な登山道。明野ふれあいの里まで下りてくれば、登山道は終りだ。
 あとは、宇宙線観測所等の施設を横目に見ながら、ひたすら舗装路を下りバス停到着したのが15:30。
 バスに十数分間に合わずタクシーで韮崎駅に向かう(16:30)。

 駅前に居酒屋があったが、16:38発のホリディ快速に乗り込む、車内でささやかな反省会を行いながら帰宅の途につく。お疲れ様でした。


《日本百名山を終えて…》

 55年前、大菩薩嶺が最初の登山…日本百名山は筆者にとって登山人生そのものになった。

 当初、気ままな山行を繰り返していたが、20年後転機が訪れる。…、八ヶ岳(24座目)山頂小屋で同年代登山者との出会いを機にピークハンターとなる。

 だが、80座で頓挫し諦めかけていたが、当倶楽部入会にあたりリベンジ。今夏7年目にして達成する。応援してくれた山仲間に感謝の気持ちで一杯だ。
 今後は身の丈あった登山を楽しみたいと思ってます。


       ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№209から転載

登山中の落し物が多発 奥多摩・雷電山(494m)= 武部 実

平成29年1月17日(火) 

参加メンバー : L武部実、渡辺典子、岩淵美枝子、中野清子、開田守の計5人

コース : 軍畑駅 ~ 榎峠 ~ 雷電山 ~ 辛垣山(457m) ~ 三方山(454m) ~ 青梅丘陵ハイキングコース ~ 梅岩寺 ~ 青梅駅


 ここ数日来の大寒波襲来で心配していたが、朝晩の冷え込みはあるものの、当日は晴れて風もなく、穏やかなハイキング日和であった。

 9:50 軍畑駅を出発。榎峠に向かう道路脇に定期券入りカードの落とし物を発見。まだ一か月以上の有効期限がある。
  さぞかし本人は残念がっていることだろう。駅名から判断するに地元の人でなく、高水三山か雷電山かのハイキングにきた人にまちがいなさそうだ(青梅駅前交番に届ける)。

 ところで登山中の拾得物は意外と多い。帽子、小型の三脚、テルモスそしてデジカメ(交番に届け出)までも。みなさん気を付けましょう!

 10:17榎峠着。ここが登山口だ。
 杉林の中の階段を登っていくこと約35分で雷電山に到着する。

 山頂は北方方面が開かれている、何の変哲もない山だが、山名の由来が面白い。

 むかし、付近一帯が干ばつに見舞われたときに、雨乞いをこの山でおこなったところ、稲光とともに大雨が降ってきたということだそうだ。
 関東での雨乞いは大山が有名だが、ここにもあったのですね。

 11:23 二番目の辛垣山(からかいやま)に到着。山頂からは見通しは無く、戦国時代の山城跡であるが、石灰石の採掘により面影はほとんど無い。
  三方山に行く途中にこのコース唯一の日当たりのいい場所があり昼食を摂るが、我々の来る前にツアーの団体さんもここで昼食にしていた。
  皆さんいい場所をご存じなのですね。


 12:44三方山着。ここも山頂からの見晴らしはないが、少し降りたところがビューポイントだ。
 筑波山、新宿高層ビル群、そしてスカイツリーまで眺めることができた。このコースは東屋が設置してある休憩所が4か所もあり、整備されているのが良くわかる。

 最終目的地の青梅駅には鉄道公園から行く予定であったが、途中に石碑が多く設置してある場所があり、ここが梅岩寺に降る道であることが判明(地図には載ってない)。

 14:38 梅岩寺着。この寺の有名なのは2本の大きなしだれ桜。関東でも有数の名桜と説明板に書かれているほど立派だ。
 4月中旬に咲くが、このほかにもソメイヨシノやミツバツツジ、そしてカタクリの花も見られるのでぜひ青梅に来てはいかがでしょうか。
 

ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№210から転載 

話題にはこと欠かない、真鶴半島自然観察&ハイク =  市田淳子 

日時:2017年3月18日(土)JR真鶴駅9:00集合


メンバー:L市田淳子 渡辺典子、栃金正一、中野清子、開田守

 コース : JR真鶴 ~ 真鶴港 ~ 貴船神社 ~ 灯明山 ~ 森林浴 ~ 遊歩道 ~ 番場浦遊歩道 ~ 潮騒遊歩道 ~ 三ツ石海岸(昼食) ~ ケープ真鶴 ~ 御林遊歩道 ~ 中川 ~ 一政美術館 ~ 岬入り口 ~ 真鶴港近く(反省会) ~ JR真鶴駅


 真鶴は話題に事欠かない場所だ。

 石材業は漁業と並ぶ産業で、「小松石」は江戸城の石垣にも使われた。所々に見られる歌碑も小松石なのだろうか。
 歴史的にも面白い場所のようだが、今日の主役は海と山。真鶴駅から海を眺めながら下って行くと、真鶴港に着く。

 カモメたちが集まりイソヒヨドリの美しい声が聞こえ、山行とは違う趣だ。海の反対側に貴船神社がある。この日一番の難所と言ってもいい急な階段を登ると、本殿が現れ周囲にはサクラが咲いていた。

 海の神様を祀った神社で、漁の無事と豊漁を祈る。貴船神社をあとにして、港の岸壁に整備されている遊歩道を歩く。釣りをする人、岩場で遊ぶ親子、海をぼーっと眺める人、犬と散歩する人…山と同じように海は人々を魅了する。


 港の橋まで行くと、真鶴半島がだんだん大きくなって来て、いよいよ御林に向かって歩く。アスファルトの車道は車で岬に行く人たちのためだが、できれば土の道が欲しい。

 少し歩くと山道の入口があり、やっと土を踏みながら歩ける。地元の人たちは、海に恵みをくれる森を「御林」と呼んで大切にしてきた。
 その御林は「魚つき保安林」として保護されている。

「木々の枝から海面に落ちる虫を求めて魚が集まる」

「樹木の影を魚が好む」

「森から海に注がれる栄養豊富な地下水に、魚が好むプランクトンが集まる」

 などの諸説があるようだが、どれも本当に思える。

 御林には巨木が多く、5人で手を繋いでやっと木の周囲を囲むことができるようなものがたくさんあった。クスノキ、スダジイ、アカマツ、クロマツといった照葉樹の森で、奥多摩や丹沢の山々と違い鬱蒼としている。
 半島にしっかり根を張って強い潮風を受けながら、何百年もの月日を過ごしてきたのだろう。


 暫く歩くと道は下り坂になる。
 三ツ石海岸が近い。潮騒の音、潮風、明るい太陽の光、海岸の植物、山から海に到着。海抜4mの海岸で昼食にした。上空を時折トビが飛翔するが、トビの食事は自然食にしてもらおう。


 昼食後はケープ真鶴に登り、再び御林を歩いて中川一政美術館へ向かった。
 御林の片隅にひっそりと佇む美術館。97歳で亡くなるまで、描く欲望を捨てなかった中川一政氏の人生と作品を始めて知って圧倒された。

 自然ばかりでなく同時に芸術にも触れることができたことは本当に贅沢なことだ。さらに贅沢なのは、港の近くにある定食屋さんで、地元の魚をお腹いっぱいいただいたことだ。

 アジが有名で、アジのたたき、豆アジのフライ、そして、たたきに使ったアジの頭と骨を揚げてもらった。こうして、山、海、芸術、味覚の四つを楽しんだ贅沢な一日だった。(森林インストラクター)

 ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№210から転載

《日本百名山の達成》 その想いを語る = 関本 誠一

 55年前、大菩薩嶺が最初の登山…日本百名山は筆者にとって登山人生そのものになった。

 当初、気ままな山行を繰り返していたが、20年後転機が訪れる。…、八ヶ岳(24座目)山頂小屋で同年代登山者との出会いを機にピークハンターとなる。


 だが、80座で頓挫し諦めかけていたが、当倶楽部入会にあたりリベンジ。今夏7年目にして達成する。応援してくれた山仲間に感謝の気持ちで一杯だ。


 阿寒と知床連山の中間にそびえる斜里岳は知名度低く目立たないが独立峰なので、近づくにつれ徐々に大きくなるその姿に一種の感動を覚える。

 見晴らしの滝、七重の滝、霊華の滝、竜神の滝と続き、やがて傾斜が緩くなり流れがみえなくなると新道と旧道が合流する上二股だ。

 沢沿いに進む旧道は次から次へと現れる滝を楽しんでいくと、自然に高度を稼いでくれて疲れを感じさせないが、ところどころ滑りやすくとても危険だ。

         【作品から一節】


 今後は身の丈あった登山を楽しみたいと思ってます。


       ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№209から転載