不老山(928m)でサンショウバラ鑑賞 武部実
2022年5月28日(土) 晴れ
参加メンバー:L武部実、佐治ひろみ、市田淳子、針谷孝司、金子直美、古賀雅子
コース:駿河小山駅からバスで明神峠 ~ 湯船山(1041m) ~ サンショウバラの丘 ~ 世附峠 ~ 不老山 ~ 駿河小山駅
今回の山行の主目的は、ちょうど見ごろをむかえたであろうサンショウバラを観賞することである。
出発点の明神峠は、サンショウバラを求めて路線バスで来た人たち以外の登山客も大勢いた。M山岳会のメンバーは貸し切りバスを利用して、30数人が参加とのことだった。
9:30 標高900mの明神峠を出発した。
アップダウンがなく平坦な登山路は、ブナの葉などにおおわれていて下界の暑さが噓のような涼しさであった。
山ツツジが赤い花をそこかしこに咲かせていた。40分ほど歩くと、今回のルートで一番標高が高い湯船山(1041m)に着いた。山頂の周りは樹木で見通しはない。
この辺りのブナの木は巨木が多いのが印象的だ。
明神峠から歩いて2時間位からサンショウバラを見かける。この辺からサンショウバラの丘までが群生地である。
バラは、木という感じはしないが、サンショウバラは木に咲いているのだ。ちょうど見ごろで大小のピンクの花びらを咲かせて、いい香りを漂わせていた。
ゆっくり観賞したり写真撮影したりで、サンショウバラの丘に11:50に着く。先着の登山客もここでみなで昼食を摂る。
箱根方面の眺めも良い格好の休憩場所だ。
12:30出発。5分も歩くと世附峠だ。ここからの登りがこのコースで、一番キツイところ。登山客が増えているのだろう、いままでなかった簡易トイレが設置してあった。
40分かけて登りきったところが、不老山山頂と駿河小山駅へ下る分岐だ。
10分ほどで不老山山頂に着く。たしかここにもサンショウバラの木があったと思ったが、二本とも花は無く葉のみ。
駅に向かう下山ルートは二つあるが、今回は金時公園まわりだ。途中、林道の法面が陥没している箇所があり早期の修理が望まれる。キイチゴを食したりして、順調に駅近くまで来たら、私の足が前に進まなくなった。
初めての経験であり、皆さんにサポートしてもらい、なんとか16:34発の電車に乗ることができた。
二か月前に頭を打った後遺症なのか、はたまた別の要因か、電車に乗って休んだら元通りになったが、年とともにアクシデントは起きるものだ。
ご心配とご迷惑をおかけしたことをここでお詫びします。
山行としては、初期の目的であった、サンショウバラが丁度見ごろで良かったのではないかと思う。ある旅行会社が私たちと同じルートを一週間後に企画し8800円で募集していた。
今回はこれ以上の価値があったと思う。
ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№272から転載