A030-登山家

名もなきキノコの群生地、山梨県・倉見山(1256.2m)=佐治ひろみ

日時…2014年10月7日(火) 

メンバー … L武部実、飯田慎之輔、石村宏昭、大久保多世子、中野清子、佐治ひろみ、関本誠一

コース … 富士急行線・東桂駅 9:30 ~ 山頂12:30 ~ 堂尾山公園 ~ 寿駅15:00


『山行』

 台風で中止になった甲斐駒ケ岳の代案で倉見山に登って来ました。

 東桂駅に9:30に集合する。駅前から南に20分ほど歩くと、長泉院というお寺の墓地に着く。ここが倉見山の登山口になっていて、案内板も出ていた。なんだか変な感じだが、墓地の中からスタートすると、まもなくお堂が出てくる。

 そのまま進むと、道はだんだんと急になり、息も弾んでくる。両側はアカマツの林で、立派な木の根元には松茸が、…あるわけはないが、名前も知らないキノコが大小はえていて、見つけながら登ると面白い。

 鉄塔の所で、おやつ休憩の後、更に急坂を登る。
 道は相変わらず林の中の登り一辺倒だが、たまに木々の切れ間から三ツ峠方面や、下の町並みがきれいだ。

 そのうちに登山道には、トリカブトの花が目立つようになり、下山するまであちこちに咲いていて目を楽しませてくれた。

 それよりも楽しかったのは…、突然大きなナラの木? の根元に何か発見し、一同ざわめきが起こる。それはナメコの形をしたキノコの大株である。あちこちに生えていて、食べられるかは疑問だったが、誰か地元の人に聞くとして、みんなでビニール袋に2つも取ってしまった。

 それを担いで、更に登ったり下ったりすること30分。最後の急坂を登り切ると、頂上に到着する。

        倉見山山頂にて

 目の前に富士山が見えるはずだが、残念ながら今日は雲の中である。
 さっきのキノコを手に持ち記念撮影し、少し先のベンチで、昼食を取ることにした。富士山は見えないけど、6人で秋の果物などつまみながら、楽しいランチタイムだった。

 約30分の休憩後、寿駅に向けて出発する。登りもそうだったが、ここもイノシシが掘り返したのか、登山道はフカフカに耕されて、足には気持ち良い。登りルートに比べると、傾斜も緩やかで、回りも開けた感じだ。

 下りながら、杓子山や富士吉田方面の眺めを味わう。ススキの穂がいかにも秋の山行らしい。
 途中の堂尾山公園の東屋は屋根が壊れていたが、ここまで来ると、もう下界の音もチラホラ聞こえる。
 腰ほどある草をかき分けて下ると、ほどなく車道が見えてきて、14時40分本日の山行も無事に終了する。

 あとは寿駅への車道歩き。道々、地元の人に、先ほどのキノコを見せるが、はっきりとした回答は得られず、大月の観光案内所で紹介された定食屋のおばちゃんに聞く事なる。

 15:13発の電車で大月に戻り、定食屋で≪大≫反省会をして締めくくる。
 
 台風で甲斐駒には行けませんでしたが、武部さんの計らいで一日楽しい山行ができました。秋の味覚のキノコのその後は、中野料理長に聞いてみましょう。

 皆様お疲れ様でした。

     ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№182から転載

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