A030-登山家

入笠山(1955m)=武部実

入笠山 標高1955m
               
平成23年 1月26日(水)曇り

参加メンバー:L 飯田慎之輔、武部実、佐治ひろみ、石村宏昭、大久保多世子

コース:京王八王子駅 8:10 ~ 富士見パノラマスキー場駐車場9:45 ~ ゴンドラ山頂駅10:45 ~ 入笠山山頂11:50 ~ 大阿原湿原13:30 ~ 14:50ゴンドラ山頂駅 ~ 駐車場16:10 ~京王八王子 駅17:45
 
 京王八王子駅に8時に集合し、飯田さんの 車に5人乗って出発する。平日とあってか渋滞もな く、順調に富士見パノラマスキー場駐車場に 9:45に到着できた。

 ここでオーバズボンをはいたり、スパッツを取り付けたりと、雪山への備えをすます。飯田さんは、スキーを担いで滑って下山するからゴンドラの片道券の購入である。他の4人は往復券(1600円)を購入した。

 ゴンドラは10数分で、 標高1050mの麓から1780mの山頂駅まで、 一気に運んでくれる。山頂駅からは、正面ゲレ ンデのかなたに、八ヶ岳連峰が雄大な姿を見せ てくれたが、頂上付近はあいにく雲に隠れて、残念ながら見ることは出来なかった。

 10:45に、アイゼンを装着して出発する。スキー客以外で、山登りするのは我々のパーティのみ。足跡のないパウダースノーの新雪を踏みしめて、歩き始める。
 歩いて20分ほどですると、石村さんのアイゼンの調子悪いと言い、カンジキに履き替える(用意周到です)。カンジキはこの後も、新雪のところで威力をおおいに発揮したのである。道路から30分ぐらい登ると、頂上に11:50に到着した。

 山頂には我々の他には2人のみ。本来ならば、八ヶ岳連峰から富士山、南アルプスから中央、北アルプスまで一望のはずが、残念ながら雲がかかって望むことは出来なかった。

 ただ、眼下には諏訪湖が半分望めるだけであった。風がでて、小雪もちらほら舞って寒く、記念写真を撮って下山を始める。

  下山コースは登りと反対側で、急な雪道は滑り台と同じ要領で、快調に滑って行く。降りて道路に出たところが「首切り登山口」(名前がよくない!)。むかし高遠藩の武士がここを通ったさい清水で、水を飲んでいたときに追いはぎに遭い、斬られたところから首切り清水という名がついたという。

 ここから道路を20分ほど歩いて、大阿原湿原に到着する。ここで昼食だが、小雪まじりの風も吹いてきて、手もかじかむほどの寒さだった。
 しかし、飯田さんがおでんを作ってくれたおかげで、お腹も温まり、ほっと一息つけた。本当においしかった。

 昼食後は、膝までもぐりながら、雪の湿原内を散歩する。ちょっとした冬山気分で、ラッセルする大変さんを実感したりして楽しかった。

 13:50に湿原を出発する。帰りは道路を歩いて戻るコース。ここで威力を発揮したのが、カンジキの石村さん。ヘアピンカーブはショートカットで、新雪のなかを突き抜けていくのである。
 14:50に山頂駅に到着した。飯田さんはスキーで、3Kmのコースを滑走し、4人はゴンドラで下山。レストランでお茶をし、16:10に出発する。帰りも順調で、八王子に17:45着した。
 4人だけは軽く反省会をして帰途につく。飯田さんご苦労様でした。


 ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№139から転載

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