A030-登山家

積雪のように見える淡雪山(706m)=関本誠一

淡雪山 標高706m

日時:2011年4月25日(月)晴れ

メンバー:L 佐治ひろみ、本多やよい、大久保多世子、石村宏昭、関本誠一 (計 5名)

ルート:穴口峠登山口 9:10 ~ 興因寺山 9:30 ~ 10:10 淡雪山 10:25 ~
千代田湖 11:40 ~ 12:00 白山展望台 13:00 (昼食) ~ 湯村温泉 15:00 (合計 5時間50分)


  集合は甲府駅に8時半だった。東京の出発組はかなりつらいが、新宿発7時のスーパーあずさで間に合う時間だ。
 今日行くところは、甲府盆地北縁にある山で、駅からは穴口峠登山口にタクシーで向かう。歩き始めて数分で、穴口峠に到着した。
 今回のコースは、旧来の古湯坊温泉からのルートに対し、約1時間ショートカットしたルートデアル。
 峠から古湯坊、淡雪山への標識を見ながら、急登の登山道に入る。それでも出発してから20分ほどで、本日の最高峰「興因寺山」(854m)に到着する。小休止したのち、尾根沿いを登ること40分で、今日の目的地「淡雪山」に到着した。
(淡雪山山頂にて)
ピークというよりも、花崗岩と白砂が露出した尾根の一部(岩場)で、山名は遠くから見ると雪が積もっているように見えることに由来するそうな。

 その山頂らしきところには、1本の松が生え、花崗岩の白砂に溶け込んでいるようで、まるで絵に描いたような景色。またこの日は天気がよく青空のむこうに雪を頂いた富士山、南アルプスが眺められるし、山の美しさに、ただ言葉をうしなう感じだ。

 写真を撮ったりなど、15分ほど休憩した後、金子(きんす)峠に向かう。
 途中宗教団体の施設らしき横を通り過ぎるが、静かで景色のよいところだけに、立派な建物はかえって違和感を覚え残念である。
 金子峠を横切って、ふたたび山道に入る。倒木、枯れ枝が散乱して、かなり歩きずらい。だが、1時間ほどで、反対側の舗装道路に出て、迂回するように千代田湖に向かう。

湖畔から白山展望台までは、階段状の登山道が続き、道の両側はヤマイワカガミの群落があった。それ以外にイカリソウなど、多くのお花が咲き乱れており、本多さんからいろいろ教えてもらったものの、あまりにも種類が多すぎて、男性陣は途中からギブアップしてしまった。

 白山展望台には12時に到着する。山頂には東屋があり、ここでランチタイム。1時間ほど休憩した後、下山ルートの八王子神社を祭っているピークなどを通り過ぎ、甲府市街を眺めながら湯村温泉に下山。バスで甲府駅へ、立川で途中下車して簡単な反省会のあと帰宅の途につく。
今回は甲府の山に詳しい本多さん推薦の

①淡雪山
②白山を巡る花山行でした。

 またスタート地点の標高が800mで、標高差が少なく一見楽そうにおもえたが、起伏の多い尾根道が結構きつく、且つ山名も登山道も地図に載ってなく、頼りになるのは赤テープのみのルートでかなり気を使いましたがとても楽しい日帰りハイクでした。

ハイキングサークル「すにいかあ倶楽部」会報№211から転載

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